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あべのハルカスでの2日間
現在ありがたいことにあべのハルカス近鉄本店さんのタワー館11階の美術品売り場に僕の作品を置いて頂いています。






あべのハルカスは僕の実家から電車で10分もかからない場所にあり、建設される当初から近くで見ていたビルです。


そうゆう地元の思い入れもあり先週の土日の2日間、店頭にて立たせてもらうべく大阪まで行って参りました。


まだまだ駆け出しの身なため実際に展示をして頂いてる現場に立たせてもらう経験も少なく、今回の2日間は僕にとって勉強させてもらう事がたくさんあった2日間でした。

その時に感じたことをせっかくなのでブログでまとめようと思います。



今回店頭に立たせてもらったことで、直接僕の作品を見てくださってるお客様の反応を見ることが出来たのは本当にありがたく、
自分が作品の説明をすることでより近くで見てくださったり、掛け軸を販売している場所での展示ゆえに僕の作品を目的とせずにいらした方にも興味をもって頂く事ができたりと、たくさんの現場での生の動きを見ることが出来ました。


そうしたお客様との触れ合いの中で作家の思う自分の作品の良いと思っている部分と見て下さる方の良いと思う部分の差を改めて感じる事ができました。


例えば色の問題があり、こちらの感覚としての色の選択は画面の中だけでのバランスを考えていましたが、見て下さる方の多くは実際に家の壁に飾った時の事を一番に考えて見ている事を感じ色の扱い方にはさらに気を付けて考えていかなければならないなということ、

あと作品の筆跡など僕個人としてはさらに技術を上げ、綺麗で丁寧な仕事をしていきたいと思っていましたが、多くの見て下さった方の言葉の中にまだ洗練されていない生の筆跡、人の手から1つ1つ作られているんだと表している今の少し荒さの残る画面が魅力的だと言って下さる言葉が多く、

僕の中でもこれからの制作の中で考えていかなければならない問題だと感じました。



そして今回で1番強く感じたのが、現場で働いている方の暖かさとありがたさです。
この方たちのおかげで作家とお客様とが繋がっていけるんだなと。
自分1人で頑張っていい作品を描いたからといって決して上手くいくわけではなく、たくさんの周りの方の支えと協力があって作家として前に進んでいけるのだと強く感じる事ができました。



これまでオーナーの上山さんや作家の先輩方からたくさん話して頂き知識としては頭に入っていた事が実感として感じる事ができ、
短い時間でしたがいい出会いにも恵まれ、これからの制作の糧になった2日間でした。



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