June 16,2012
田村博文 solo exhibition
浮游する都市遺跡

残すところあと一週間となりました。
沢山の方がお越しくださり誠に感謝
いたしております。
最終日は22日(金)ですので、宜しく
お願いいたします。
さて、、、
今後のBAMI galleryのスケジュールですが、
少し間が開きますが、
7月10日(火)から以下展覧を開催させていただきます。
松本央 solo exhibition
Beast Attack!! 2 ―over drive―

2012.07.10 (tue) - 2012.08.31 (fri)
gallery close 7/14・15・16・22・28・29 8/4・5・11・12・13・
14・15・16・18・19・25・26
open 12:00~18:00
開始告知は7月10日ですが、
田村展終了後の6月25日(月)からプレ公開を
実施いたします。
今回の展覧に関しては
彼、松本央が今回コンセプトシートに纏めている
内容をご覧いただければ分かるのですが、昨年開催
のBeast Attack!の深部をより掘り下げるように考え
られたものです。
コンセプト
↓↓↓
http://combine-art.com/html/office/oc_feature_detail.php?id=26&category=1&page=1
前回以上に松本が考える人間の野獣的本性を打ち出す
企画として予定いたしました、、、が、、、、
展覧に関して二人で色々な打ち合わせをする中で、ある種
の欠陥というのか、脆弱な部分を見出しました。
それは今回の展覧会がというよりも、この先までを考えた
場合の問題であり、、、
実は私のほうでも少し懸念していた事ではありましたが、
松本くんの方でもかなり大きなストレスとして噴出した部
分でもありました。
つまり、奥行きが出ない・・・・
彼が制作上もっとも重要視する部分、自画像という
制約に近い規範が、、ある種の弊害化している??
のでは。。
自画像というテーマ性そのものは彼にとって今後も
保守すべき非常に大事なものである事に異論を
挟むつもりはないのですが、、、しかし、その起点が
つねに意識下にあるが故に少し近視眼的な、もしくは
小さな枠組みをドンドン作り出しているのでは?と感
じたのでした。
Beast Attack!のコンセプトは問題ない、優れていると
私は思うし、自信をもって表出してもらいたい。
しかしそれを絵画として、又個展と言う空間支配で見
せて行く、つまり今後の制作の昇華を想像したばあい、
前回の第一回目と今回への発展部分とは?と考えさせ
られ、同時に、その先は?と考えを走らせたのでした
・・・・
表現の上で自画像というものをどう自分の中で
位置づけ消化するのか?
昨年のBeast Attack!は正直好評でした。
今年も同じ線上で展開するわけで内容的には
興味を持っていただけるとは思います。
しかし、昨年と今年の差というものが、画面上
どこに現れるのか?正直、、、シチュエーション
とアイコンの違い?位にしかならないのでは?
と二人して感じたのでした。
これはこの表面的な差異だけの問題ではなく、、
我々が話しあった結果感じたのは、本質的構造
の奥行きが浅いのでは???という事でした。
Beast Attack!の言わんとする事は分かるが
それを内包する世界観とその構造とは?一体
どういう世界を示唆しているのか?
なぜ、、彼のこの特異とも言うべき場面の
絵が生まれるのか?その必然を根拠とする
部分、そこが少し脆弱かな?と、、、、
つまりこの先の広がりを感じられないのはもちろん
ですが、最終的には同じ事のくり返し、それは
刻々と変化し拡大するコンセプトの具現化領域を
彼の今のアプローチ方法では著しく阻害している
のではないか?と感じたのでした。
そのもっとも弊害となるものは何か?
やはり自画像という今持っている感覚的制約を根本的
に見直す時期と機会に今回来たのではないか?と私は
感じました。
これは自画像という彼独特のスタイルを離脱する事ではなく
もっとおおらかな捉え方というのか?言いかえれば、
これまで彼は客観的観察手法として自らを捉え、そこに様々
なコンセプトを乗せるという手法をとってきましたが、、、
実はまだもう一回り外からの客観性=俯瞰性が必要なのでは
ないかと感じたのでした。
できればかなり高所からの俯瞰性と突き抜け感。
松本が持つ”憤怒”とは・・・・
そこで本来は6月後半からのスタートを予定していましたが
途中から修正をかけ、新たな挑戦を始める事にいたしました。
6月25日からのプレ公開は、上記話し合いの前に制作
されたものです。しかし7月から公開し7月10日に公開
する空間は新たな軸が加わったBeast Attack!になります。
そしてこの新たな挑戦に私は先々の大きな可能性を感じて
いますので、皆様も是非ご期待ください!
浮游する都市遺跡

残すところあと一週間となりました。
沢山の方がお越しくださり誠に感謝
いたしております。
最終日は22日(金)ですので、宜しく
お願いいたします。
さて、、、
今後のBAMI galleryのスケジュールですが、
少し間が開きますが、
7月10日(火)から以下展覧を開催させていただきます。
松本央 solo exhibition
Beast Attack!! 2 ―over drive―

2012.07.10 (tue) - 2012.08.31 (fri)
gallery close 7/14・15・16・22・28・29 8/4・5・11・12・13・
14・15・16・18・19・25・26
open 12:00~18:00
開始告知は7月10日ですが、
田村展終了後の6月25日(月)からプレ公開を
実施いたします。
今回の展覧に関しては
彼、松本央が今回コンセプトシートに纏めている
内容をご覧いただければ分かるのですが、昨年開催
のBeast Attack!の深部をより掘り下げるように考え
られたものです。
コンセプト
↓↓↓
http://combine-art.com/html/office/oc_feature_detail.php?id=26&category=1&page=1
前回以上に松本が考える人間の野獣的本性を打ち出す
企画として予定いたしました、、、が、、、、
展覧に関して二人で色々な打ち合わせをする中で、ある種
の欠陥というのか、脆弱な部分を見出しました。
それは今回の展覧会がというよりも、この先までを考えた
場合の問題であり、、、
実は私のほうでも少し懸念していた事ではありましたが、
松本くんの方でもかなり大きなストレスとして噴出した部
分でもありました。
つまり、奥行きが出ない・・・・
彼が制作上もっとも重要視する部分、自画像という
制約に近い規範が、、ある種の弊害化している??
のでは。。
自画像というテーマ性そのものは彼にとって今後も
保守すべき非常に大事なものである事に異論を
挟むつもりはないのですが、、、しかし、その起点が
つねに意識下にあるが故に少し近視眼的な、もしくは
小さな枠組みをドンドン作り出しているのでは?と感
じたのでした。
Beast Attack!のコンセプトは問題ない、優れていると
私は思うし、自信をもって表出してもらいたい。
しかしそれを絵画として、又個展と言う空間支配で見
せて行く、つまり今後の制作の昇華を想像したばあい、
前回の第一回目と今回への発展部分とは?と考えさせ
られ、同時に、その先は?と考えを走らせたのでした
・・・・
表現の上で自画像というものをどう自分の中で
位置づけ消化するのか?
昨年のBeast Attack!は正直好評でした。
今年も同じ線上で展開するわけで内容的には
興味を持っていただけるとは思います。
しかし、昨年と今年の差というものが、画面上
どこに現れるのか?正直、、、シチュエーション
とアイコンの違い?位にしかならないのでは?
と二人して感じたのでした。
これはこの表面的な差異だけの問題ではなく、、
我々が話しあった結果感じたのは、本質的構造
の奥行きが浅いのでは???という事でした。
Beast Attack!の言わんとする事は分かるが
それを内包する世界観とその構造とは?一体
どういう世界を示唆しているのか?
なぜ、、彼のこの特異とも言うべき場面の
絵が生まれるのか?その必然を根拠とする
部分、そこが少し脆弱かな?と、、、、
つまりこの先の広がりを感じられないのはもちろん
ですが、最終的には同じ事のくり返し、それは
刻々と変化し拡大するコンセプトの具現化領域を
彼の今のアプローチ方法では著しく阻害している
のではないか?と感じたのでした。
そのもっとも弊害となるものは何か?
やはり自画像という今持っている感覚的制約を根本的
に見直す時期と機会に今回来たのではないか?と私は
感じました。
これは自画像という彼独特のスタイルを離脱する事ではなく
もっとおおらかな捉え方というのか?言いかえれば、
これまで彼は客観的観察手法として自らを捉え、そこに様々
なコンセプトを乗せるという手法をとってきましたが、、、
実はまだもう一回り外からの客観性=俯瞰性が必要なのでは
ないかと感じたのでした。
できればかなり高所からの俯瞰性と突き抜け感。
松本が持つ”憤怒”とは・・・・
そこで本来は6月後半からのスタートを予定していましたが
途中から修正をかけ、新たな挑戦を始める事にいたしました。
6月25日からのプレ公開は、上記話し合いの前に制作
されたものです。しかし7月から公開し7月10日に公開
する空間は新たな軸が加わったBeast Attack!になります。
そしてこの新たな挑戦に私は先々の大きな可能性を感じて
いますので、皆様も是非ご期待ください!
