May 21,2012
いよいよ明日22日(火)より
田村博文 田村博文 solo exhibition
【浮游する都市遺跡】を開始いたします!

田村さんの個展は約1年ぶり
BAMI galleryでは3回目となります。
◆第一回目は
田村 博文 solo exhibition
STONE その不思議なる地球遺産
2009.12.03 (thu) - 2010.01.22 (fri)


◆第二回目は
田村博文 solo exhibition
STONE+SABI 原風景からの切り貼り
2011.04.27 (wed) - 2011.05.31 (tue)


今回は5月1日から設営を開始していただき
その間の状況もご覧いただくというこれまで
とは違う実験的な試みを行いました。


段階を踏んで準備していき、制作状況にあわせて
作品を配列していくという時系列で楽しんでいた
だくことを念頭に試みました。

また、今後もおそらく展覧内容によっては
こういったスタイルを考えています。

*********
さて作品内容ですが、、
第一回目の個展では完全インスタレーション
第二回目はホワイトキューブの空間を活用した
インスタレーション的構成の中で一点一点の
作品を見せる、またそれまで木で石を作るという
シンプルな制作スタイルから前進し、浮遊する
石というコンセプトの元、その石が錆びるという、
---------------------
樹が所有した時間。 そして今、樹から磨き出した
石に施したメタリックなフィルターとそれから発
生するSABIと時間を共有する。
--------------------
自然界の流れをねじる、つまり自然の素材をトランスレート
することからもう一つ人為的に操作する、、そのことにより
本来与えられた生命の時間という事から一旦乖離した、、、
物体=作品を抽象的に凝縮するようなコンセプトで望みました。
そして今回第3回目ですが、、、
これまでの自然界の生命時間という対峙から
新たに人間という自然素材の要素を取り込み
ました。

---------------------
生きているホモサピエンス。
増殖しつづける建造物。
果てしないホモサピエンスの欲望。
どこまで増殖をくり返し増え続けるのか。
欲望を静止する事ができないホモサピエンスよ。
止める時は、その文化の崩壊する時か
そして風化して行く。
風化する事で過去の過ち忘れ去り
又くり返す。
都市遺跡はその証しである。(田村博文)
--------------------
木→石→金属皮膜=金属という人為的自然素材
→人(ホモサピエンス)=地球上の多層的生命時間軸

ここに今回のコンセプトを据えた次第です。

我々は多重な歴史という階層の上に鎮座していますが
実はその階層ごとに人は生活し様々な文明・文化を昇華
してきました。今世界各地にその階層を確認できる遺跡
が残されています。
ほとんどが階層ごとに消滅するはずのものが、ごくごく
一部今に取り残され往時の一旦を感じることが出来ます。
それらの遺構を目にするとき、階層と考えていた時間軸
は平坦となり、我々人間という存在がシンプルに浮かび
上がる、つまり歴史という鋭い串が突き刺さる・・・・・
--------------------
ペルーのチャンチャン遺跡は上空から
見れば電子回路。
中国の莫高窟はどこまでも続く断崖の呼吸口 。
今痕跡もない九龍城は天空に通じる生命体であろう。
創るのも壊すのもホモサピエンス
生きてきた痕跡を残し、その痕跡に
感激するホモサピエンス。(田村博文)
--------------------
我々が生活している身の回りには
実は、、何億、何十億もの人間=生命が”浮游”している
のだと思います。

田村博文 田村博文 solo exhibition
【浮游する都市遺跡】を開始いたします!

田村さんの個展は約1年ぶり
BAMI galleryでは3回目となります。
◆第一回目は
田村 博文 solo exhibition
STONE その不思議なる地球遺産
2009.12.03 (thu) - 2010.01.22 (fri)


◆第二回目は
田村博文 solo exhibition
STONE+SABI 原風景からの切り貼り
2011.04.27 (wed) - 2011.05.31 (tue)


今回は5月1日から設営を開始していただき
その間の状況もご覧いただくというこれまで
とは違う実験的な試みを行いました。


段階を踏んで準備していき、制作状況にあわせて
作品を配列していくという時系列で楽しんでいた
だくことを念頭に試みました。

また、今後もおそらく展覧内容によっては
こういったスタイルを考えています。

*********
さて作品内容ですが、、
第一回目の個展では完全インスタレーション
第二回目はホワイトキューブの空間を活用した
インスタレーション的構成の中で一点一点の
作品を見せる、またそれまで木で石を作るという
シンプルな制作スタイルから前進し、浮遊する
石というコンセプトの元、その石が錆びるという、
---------------------
樹が所有した時間。 そして今、樹から磨き出した
石に施したメタリックなフィルターとそれから発
生するSABIと時間を共有する。
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自然界の流れをねじる、つまり自然の素材をトランスレート
することからもう一つ人為的に操作する、、そのことにより
本来与えられた生命の時間という事から一旦乖離した、、、
物体=作品を抽象的に凝縮するようなコンセプトで望みました。
そして今回第3回目ですが、、、
これまでの自然界の生命時間という対峙から
新たに人間という自然素材の要素を取り込み
ました。

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生きているホモサピエンス。
増殖しつづける建造物。
果てしないホモサピエンスの欲望。
どこまで増殖をくり返し増え続けるのか。
欲望を静止する事ができないホモサピエンスよ。
止める時は、その文化の崩壊する時か
そして風化して行く。
風化する事で過去の過ち忘れ去り
又くり返す。
都市遺跡はその証しである。(田村博文)
--------------------
木→石→金属皮膜=金属という人為的自然素材
→人(ホモサピエンス)=地球上の多層的生命時間軸

ここに今回のコンセプトを据えた次第です。

我々は多重な歴史という階層の上に鎮座していますが
実はその階層ごとに人は生活し様々な文明・文化を昇華
してきました。今世界各地にその階層を確認できる遺跡
が残されています。
ほとんどが階層ごとに消滅するはずのものが、ごくごく
一部今に取り残され往時の一旦を感じることが出来ます。
それらの遺構を目にするとき、階層と考えていた時間軸
は平坦となり、我々人間という存在がシンプルに浮かび
上がる、つまり歴史という鋭い串が突き刺さる・・・・・
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ペルーのチャンチャン遺跡は上空から
見れば電子回路。
中国の莫高窟はどこまでも続く断崖の呼吸口 。
今痕跡もない九龍城は天空に通じる生命体であろう。
創るのも壊すのもホモサピエンス
生きてきた痕跡を残し、その痕跡に
感激するホモサピエンス。(田村博文)
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我々が生活している身の回りには
実は、、何億、何十億もの人間=生命が”浮游”している
のだと思います。

