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田村博文 solo exhibition 浮游する都市遺跡





「浮游する都市遺跡」




生きているホモサピエンス。

増殖しつづける建造物。

果てしないホモサピエンスの欲望。

どこまで増殖をくり返し増え続けるのか。

欲望を静止する事ができないホモサピエンスよ。

止める時は、その文化の崩壊する時か

そして風化して行く。

風化する事で過去の過ち忘れ去り

又くり返す。

都市遺跡はその証しである。

ペルーのチャンチャン遺跡は上空から

見れば電子回路。

中国の莫高窟はどこまでも続く断崖の呼吸口 。

今痕跡もない九龍城は天空に通じる生命体であろう。

創るのも壊すのもホモサピエンス

生きてきた痕跡を残し、その痕跡に

感激するホモサピエンス。

この都市遺跡を現代に浮游させて

みると、この先の近未来まで思考も

浮游していけるのではないか。

人が居住できる空間でもない

しかし階段があり、その階段を昇ると

どこか目的地へ行ける訳でもない。

点在する大小の入り口、不揃いな

大小の窓、不要な突起物。

この不思議な「浮游する都市遺跡」

を、ぜひご覧になって異次元の

世界を散歩してください。(田村博文)









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会期に関しては5月22日(火)スタート予定ですが、
その前の設営段階(4月末~5月2日、5月14日からの週)
からご覧いただく予定をしております。順に変貌する
空間も合わせてお楽しみください。作業状況に関して
はお手数ですが事前にメールもしくは電話にてお問い
合わせください。

TEL.075-585-8660
office@combine-art.com

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