April 7,2012
今回の個展に出している”回転寿司”。

この絵が手元に来たとき”にんまり”した。
【命を喰む】という通底したテーマ、
この全体を集約しているのがメイン作品の
”ぶた弁当”

であるとしたら、、、、
この回転寿司はコンテンポラリーとしての
テーマを支える重要な”プロット”だと私
は考えている。
両方とも単純な皮肉ということではなく、
きちんとしたメタファーをふまえている
のであるが、【共感と反感】という両面
を定義する、釜くん独特のセンスだ!と
感じた。
そしてこの反感を生む土着性が良い!
鯨という存在がもつ暗喩は我が国とその
他においての差は凄く意味がある。
答えはない、というよりも解決しない
だろう。
”業”、、、
だからこそ絵描きが定義する面白さが
ある。ぶた弁当と回転寿司この二つの
絵を眺めていただくと今回の展覧の面
白さが増します!
Breeding Giraffe、

今回の個展作品の最後の方に届いたものだが、
これを見たとき、映画における、、、、
”モンタージュ理論”
をこの展覧会において想起した。
つまりぶた弁当と回転寿司、これらは”命を喰む”
というテーマとカルチャーの違いという韻を踏ん
でいると説明させていただいたが、
このBreeding Giraffe自体は食からは少し距離
をおいている。
しかし、このおもちゃのようなキリンの作品は
上記二つの作品における人間という存在の傲慢
さをうっすらと伝えているような気がしたので
ある。
映画におけるモンタージュ、
*****
「笑っている男の顔」という映像があったとする。
そこに存在するのは「笑っている男の顔」というだ
けの情報である。ところが、「揺り籠ですやすや
眠っている赤ん坊」の映像のあとにこの「笑って
いる男の顔」を映すと、男が慈愛に満ちた笑みを
浮べて赤ん坊を見つめているように見える。」
****・・・
つまり、よく神の領域とかと呼ぶような
遺伝子の組み換えや交雑など、、、
あぁこれは効くな!
とこの作品のもつ意味に期待した。
実際展覧会を見ていただくと、この絵がモン
タージュの役割をしているのを感じていただ
けると思う!
ハンバーガー。

これまでの彼、釜匠の作品からすると
劇的な変化が生まれた作品だ。
棚、引き出しというスタイル、画面から
溢れんばかりのモチーフの数、しかし、、
この作品の視覚情報は、これまでの作品
からするとあまりにも少ない。
一つのモチーフに集約し今回のテーマ性
をアイコン化しているが、、、、
実は、もう一つ大きな情報を含ませている。
少し離れて何が画いてあるか視認ギリギリ
から眺めていただくとこの作品がもつ大き
な世界観、彼のコンセプトが読める面白さ
がある。
ぜひ会場で確認してください。


この絵が手元に来たとき”にんまり”した。
【命を喰む】という通底したテーマ、
この全体を集約しているのがメイン作品の
”ぶた弁当”

であるとしたら、、、、
この回転寿司はコンテンポラリーとしての
テーマを支える重要な”プロット”だと私
は考えている。
両方とも単純な皮肉ということではなく、
きちんとしたメタファーをふまえている
のであるが、【共感と反感】という両面
を定義する、釜くん独特のセンスだ!と
感じた。
そしてこの反感を生む土着性が良い!
鯨という存在がもつ暗喩は我が国とその
他においての差は凄く意味がある。
答えはない、というよりも解決しない
だろう。
”業”、、、
だからこそ絵描きが定義する面白さが
ある。ぶた弁当と回転寿司この二つの
絵を眺めていただくと今回の展覧の面
白さが増します!
Breeding Giraffe、

今回の個展作品の最後の方に届いたものだが、
これを見たとき、映画における、、、、
”モンタージュ理論”
をこの展覧会において想起した。
つまりぶた弁当と回転寿司、これらは”命を喰む”
というテーマとカルチャーの違いという韻を踏ん
でいると説明させていただいたが、
このBreeding Giraffe自体は食からは少し距離
をおいている。
しかし、このおもちゃのようなキリンの作品は
上記二つの作品における人間という存在の傲慢
さをうっすらと伝えているような気がしたので
ある。
映画におけるモンタージュ、
*****
「笑っている男の顔」という映像があったとする。
そこに存在するのは「笑っている男の顔」というだ
けの情報である。ところが、「揺り籠ですやすや
眠っている赤ん坊」の映像のあとにこの「笑って
いる男の顔」を映すと、男が慈愛に満ちた笑みを
浮べて赤ん坊を見つめているように見える。」
****・・・
つまり、よく神の領域とかと呼ぶような
遺伝子の組み換えや交雑など、、、
あぁこれは効くな!
とこの作品のもつ意味に期待した。
実際展覧会を見ていただくと、この絵がモン
タージュの役割をしているのを感じていただ
けると思う!
ハンバーガー。

これまでの彼、釜匠の作品からすると
劇的な変化が生まれた作品だ。
棚、引き出しというスタイル、画面から
溢れんばかりのモチーフの数、しかし、、
この作品の視覚情報は、これまでの作品
からするとあまりにも少ない。
一つのモチーフに集約し今回のテーマ性
をアイコン化しているが、、、、
実は、もう一つ大きな情報を含ませている。
少し離れて何が画いてあるか視認ギリギリ
から眺めていただくとこの作品がもつ大き
な世界観、彼のコンセプトが読める面白さ
がある。
ぜひ会場で確認してください。

