May 21,2010
昨日から山本幸夫 solo exhibition『FACE』 がスタート
いたしました。
アシスタント石本のblogにその様子がスケッチされてい
ますが、夕刻、お忙しいにも関わらず松井監督がお越し
下さいました。
実は遡ること一週間前、エトリケンジさんと松井監督と
食事をした際、この展覧の案内へのお礼と是非伺わして
頂きますとのお言葉を頂戴したのでした。
監督は今、東京と京都を行き来しておられ、なかなか
都合がつきにくい忙しい最中、約束通り昨日来ていた
だけたのです。
監督のホームページ(※ダイアリーもあります!)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ クリック!
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/cineymbw/
監督は山本さんの展覧を丁寧にご覧になられ、その後、
私を交えしばしの歓談にお付き合いいただいたのでした。

事務所、応接室など、、、そんな立派なものがない
当ギャラリーの裏側・・・
ストック場兼、、、私の昼寝場所?程度のスペース、、
実に雑然とした汚い場所にての歓談、、、、しかし、、

お互い芸術を作り出すクリエーター同士、それぞれの
世界についての話の交換が実に面白く、世界を舞台に
闘っておられる映画監督と40年に亘り様々な立体造形
の仕事を続けてこられたお二人の持つ独特のオーラが
刺激的で場所の狭苦しさや汚さを軽々と凌駕し、
しばし小汚い場所は、素敵なディープな空間になりました。。

・・・と、、しかし、、いくら言い訳しても、、
すみませんでした,あのような場所で。。。。。。。
面白かったのは、、松井監督が顔の表情という部分に
対して山本さんに質問したときでした・・

顔が今回の展覧のテーマなのですが、当然我々は
顔=表情というところで囚われますが、山本さん
はその表情というものを消し込んだ中の顔、そこ
から見える何かを求めて実験を重ねておられ、、
その本質的な部分にいきなり突き刺さる松井監督
の鋭い質問が、この展覧を凝縮したものに感じら
れたのでした。
仮面の存在。
能の世界・・
仏像の世界・・
実態以外に存在するもの。視覚以外に存在する顔、
固定観念に囚われている部分以外に存在する顔、
様々な顔がある。
表情というものから考えれば、それは他人があって
初めて作られるものであり人間のコミュニケーション
の道具でもある。しかしそこから開放されたときの
人間の顔とは・・・というもう一つの世界の顔、、
松井監督にも不躾ながらお聞きしました。
役者の顔とは、肉眼で目視したとき、カメラで覗いた
とき、スクリーンに映し出されたとき、それぞれ違う
はずで、どこで選択されるのですか?・・と
監督は、、
表情です。と、、、
私は直接面談したときの表情を大切にしますと、、
これはどの表情が良くて悪くてとは我々には到底分
からない世界なのですが、なにか”ピッ”とくるも
のがその瞬間瞬間に現れるらしいのである。。
そこを掬い上げるらしい・・・・・・・
これは監督のイメージの中の世界との整合で、我々
には当然いくら聞いても踏み込むことのできない
世界なのだが、しかし、映画になって、観客となった
とき我々はその世界を初めて理解できるのかもしれない。
その最初の無垢の瞬間を直感で見つけ出す作業は
大変だろうナァ?と素人ながらにも感心した。、、、、
それからもお二人の話は続きましたが、松井監督の
次の予定時刻が迫りましたので、残念ながらにも散会。。。
帰り際、無理を申して記念撮影・・・
こころよく了解いただいた記念ショットがこちらです。。

松井監督、昨日はお忙しい中誠にありがとうございました。
これからますます暑くなりますのでくれぐれもお体ご自愛
ください。
またお時間がありましたらぜひお立ち寄りください、
こころよりお待ち申し上げております。
いたしました。
アシスタント石本のblogにその様子がスケッチされてい
ますが、夕刻、お忙しいにも関わらず松井監督がお越し
下さいました。
実は遡ること一週間前、エトリケンジさんと松井監督と
食事をした際、この展覧の案内へのお礼と是非伺わして
頂きますとのお言葉を頂戴したのでした。
監督は今、東京と京都を行き来しておられ、なかなか
都合がつきにくい忙しい最中、約束通り昨日来ていた
だけたのです。
監督のホームページ(※ダイアリーもあります!)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ クリック!
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/cineymbw/
監督は山本さんの展覧を丁寧にご覧になられ、その後、
私を交えしばしの歓談にお付き合いいただいたのでした。

事務所、応接室など、、、そんな立派なものがない
当ギャラリーの裏側・・・
ストック場兼、、、私の昼寝場所?程度のスペース、、
実に雑然とした汚い場所にての歓談、、、、しかし、、

お互い芸術を作り出すクリエーター同士、それぞれの
世界についての話の交換が実に面白く、世界を舞台に
闘っておられる映画監督と40年に亘り様々な立体造形
の仕事を続けてこられたお二人の持つ独特のオーラが
刺激的で場所の狭苦しさや汚さを軽々と凌駕し、
しばし小汚い場所は、素敵なディープな空間になりました。。

・・・と、、しかし、、いくら言い訳しても、、
すみませんでした,あのような場所で。。。。。。。
面白かったのは、、松井監督が顔の表情という部分に
対して山本さんに質問したときでした・・

顔が今回の展覧のテーマなのですが、当然我々は
顔=表情というところで囚われますが、山本さん
はその表情というものを消し込んだ中の顔、そこ
から見える何かを求めて実験を重ねておられ、、
その本質的な部分にいきなり突き刺さる松井監督
の鋭い質問が、この展覧を凝縮したものに感じら
れたのでした。
仮面の存在。
能の世界・・
仏像の世界・・
実態以外に存在するもの。視覚以外に存在する顔、
固定観念に囚われている部分以外に存在する顔、
様々な顔がある。
表情というものから考えれば、それは他人があって
初めて作られるものであり人間のコミュニケーション
の道具でもある。しかしそこから開放されたときの
人間の顔とは・・・というもう一つの世界の顔、、
松井監督にも不躾ながらお聞きしました。
役者の顔とは、肉眼で目視したとき、カメラで覗いた
とき、スクリーンに映し出されたとき、それぞれ違う
はずで、どこで選択されるのですか?・・と
監督は、、
表情です。と、、、
私は直接面談したときの表情を大切にしますと、、
これはどの表情が良くて悪くてとは我々には到底分
からない世界なのですが、なにか”ピッ”とくるも
のがその瞬間瞬間に現れるらしいのである。。
そこを掬い上げるらしい・・・・・・・
これは監督のイメージの中の世界との整合で、我々
には当然いくら聞いても踏み込むことのできない
世界なのだが、しかし、映画になって、観客となった
とき我々はその世界を初めて理解できるのかもしれない。
その最初の無垢の瞬間を直感で見つけ出す作業は
大変だろうナァ?と素人ながらにも感心した。、、、、
それからもお二人の話は続きましたが、松井監督の
次の予定時刻が迫りましたので、残念ながらにも散会。。。
帰り際、無理を申して記念撮影・・・
こころよく了解いただいた記念ショットがこちらです。。

松井監督、昨日はお忙しい中誠にありがとうございました。
これからますます暑くなりますのでくれぐれもお体ご自愛
ください。
またお時間がありましたらぜひお立ち寄りください、
こころよりお待ち申し上げております。
