May 19,2010
ちょっと間が開いてしまいましたが
上海出張報告の最終です。
二日まで順調にスケジュールをこなし、いよいよ3日目
この日の最大?というか今回の訪問で一番の大物、
上海美術館 副館長 張 晴/ Zhang Qing 氏との
面談です。

午前10時の訪問約束で時間通りに美術館に到着した
のですが、、KFLのbonnieちゃんがなにやら携帯
電話でやり取り、、、なんとなく上手く行って無い
様子・・・



しばらく黙ってbonnieちゃんの携帯が終わるのを待
っていると
案の定、、不在との連絡。。。
とにかく美術館側の人間が現れるのを待っていると、
若い女性が我々を出迎えてくれて、ある部屋へ案内
してくれました。
名刺を見ると秘書とのこと、事情を通訳を通じて伺
うと、副館長は急遽緊急招集(万博?ビエンナーレ
関連?)の会議に出席のため我々との面談が行えな
いとの回答であった。
しかし、日本から来て”あ、そうですか・・”とい
うのもどうかと思い、無理を承知でなんとか会える
ように取り次いでもらえないか?とお願いしていた
矢先、取りあえず連絡を付けてみるということにな
ったが、本日ではなく明日にアポしてみますとのこ
と、スケジュール的に無理がなければ明日、再度来
てくださいということになった。
いずれにしても他のスケジュールをキャンセルして
も会っておきたい人物であったし、実際翌日はたい
した予定もないので時間の調整は効く。
是非そのようにしてくださいと
秘書の方にお願いした。
そこで、今日は取りあえず折角来たので、美術館の
中を案内しますと言うことになった。
皆で美術館を見て回っていると、建物は古いのであ
るが威厳があり重厚、、確かに少し使いにくい感は
否めないが、それでも全体の雰囲気はさすがに上海
一番の公的美術館だけのものはありました。
ほとんどの部屋が展示換え中であったが、一室フラ
ンスの美術品を展示している部屋があり、すばらし
い内容のモノが展示してあり、じっくり拝見してい
ると、、
bonnieちゃんが私を呼ぶ
『実は、張 晴/ Zhang Qing さんが会議を今抜け出し
てくれたようですので、先ほどの部屋に急ぎ戻って
ください』
との事であった。。
急ぎ部屋に戻り、しばらくすると張 晴/ Zhang
Qing 氏が現れた。
時間がないことは十分理解していたので、単刀直入
に聞きたいことを矢継ぎ早に聞いた。それぞれに丁
寧に答えてもらったが、やはり公的な機関であり、
中国・上海の芸術をある意味司る代表でもある為、
全てに渡ってざっくばらんと言うわけにはいかない。
なによりも、公的な資金の上に成り立っている訳で
あり、その責任があるという事もおっしゃっておら
れた。当然のことだと我々も理解しているところで
はあるが、しかし、そうそう会える人物でもないの
で、しつこく色々質問させてもらった。結果的には
満足のいく面談になったと思う。今すぐ何か具体的
なものが生まれるなどと言うことはないが、それで
もこのような機会に恵まれ僅かながらに縁が生まれ
た事には素直に感謝した。
今後再度我々自身の詳しいポートフォリオを提出
することを約束し美術館を後にした。
その後、昨年の上海アートフェア以降大変お世話に
なっているKFL、LAO氏のご友人やその他ご協力
いただいている方々を食事をし、これまでの報告や
様々な今後に繋がる情報を頂き3日目の出張は終了
いたしました。
翌日最終日
この日は午後6時の飛行機で帰国であったため、
午後3時にはホテルに戻らなくてはいけないため、
市内を午後2時くらいまで行動し、そこからホテル
に戻るというスケジュールにしました。
これまでの3日間のうち2日間はF氏がホテルまで
迎えに来てくれての行動で、3日目の上海美術館は
ホテルから自身でタクシーにて美術館までいきそ
こで皆と合流したのであるが、この最終日は、F氏
から一度地下鉄で目的地までということになった
ので、朝からテクテク南京東駅まで歩き目的地まで
行くことになった。
快晴の上海の街を歩いているととても気分が晴れ
やかで、何故かワクワクと気持ちも高揚し、何と
も言えない充実感が身体を突き抜けた。


街の喧噪が騒がしいというよりも、活気に見溢れ
ていて、生きていく強さ、パワーのようなものを
歩きながら充電しているよな感覚があった。


上海の地下鉄は2回目であったが、実に綺麗で、
日本となんら変わることなはない。

地下鉄網の地図を見ると、ほぼ上海市全域をカバー
しており、よくよく考えれば日本、特に東京や大阪
という都市の例を取っても、実はこの地下鉄という
アクセス手段を選んだ方が時間の配分や金額等、か
なり便利かなとも感じた。

上海市内は交通カードというものがかなり普及して
おり、タクシーも地下鉄も同様に使用することがで
き、地下鉄の駅の改札口で簡単にチャージしてもら
えるので初めての人でも実に便利。
しかしこのカードがないと、、、、、、
すこし厄介で、、地下鉄の切符を自販機で買うの
はちょっと面倒な感じであった・・・
F氏は地下鉄の達人で、新規開通した地下鉄は必ず
乗るということのようでかなり詳しい。そのF氏か
ら地下鉄の方が格段に地理と地名を覚えますよとい
うアドバイスがあった。確かにタクシーは便利な利
器ではあるが、乗ってから車窓を眺めていてもなか
なか東西南北も地名も通りの名前も覚えられない。
しかし足を使って地下鉄に乗り地図を眺め最寄りの
駅を探すと言うことは、否応なく地理を覚える。
今回初めて一人で乗って改めてその重要さを感じた。
これから先も来ることを前提に考えるならば、やは
りもっと上海の地図も地名も頭に入れ、そこからそ
れぞれの区画特有の個性やその背景にある歴史を感
じなければ、いつまでも観光的な空気からは脱却で
きない。
そういう意味では今回地下鉄を勧めていただいた
F氏には改めて感謝でした。。。
さてこの日は午前中
とあるギャラリーを訪問し、その後現在ホットスポ
ットである


田子坊という区画へ、ここで今回お世話になった
F氏とも別れ、そのご一人フラフラ見学し予定の
時間になった頃を見計らいホテルへと戻った。




その後特に問題なく帰国したのですが、振り返って、
今回の訪問は実に有意義であったと感じました。
実際にはこれから色々な宿題を迅速に処理して行か
なくてはいけないのであるが、それにしても、ほん
の少しでも前進できた事には大いに満足しておりま
す。
これから秋のアートフェアまで、様々なことをやら
なくてはなりません、また、具体的な結果も出して
いかなくてはいけません。しかし、だからといって
実力以上を求めて焦るということなく、一つ一つ着
実に前に進めていきたいと考えています。
今回も改めて感じたのですが、中国、日本と
COMBINEに関わって頂ける方が徐々に増え、
その方々のお力添えがあってこそ少しずつ前に進め
ています。
そういった方々をお気持ちを裏切ることのないよ
うこれから全力で取り組まねばと心底決意した次
第です。
上海出張報告の最終です。
二日まで順調にスケジュールをこなし、いよいよ3日目
この日の最大?というか今回の訪問で一番の大物、
上海美術館 副館長 張 晴/ Zhang Qing 氏との
面談です。

午前10時の訪問約束で時間通りに美術館に到着した
のですが、、KFLのbonnieちゃんがなにやら携帯
電話でやり取り、、、なんとなく上手く行って無い
様子・・・



しばらく黙ってbonnieちゃんの携帯が終わるのを待
っていると
案の定、、不在との連絡。。。
とにかく美術館側の人間が現れるのを待っていると、
若い女性が我々を出迎えてくれて、ある部屋へ案内
してくれました。
名刺を見ると秘書とのこと、事情を通訳を通じて伺
うと、副館長は急遽緊急招集(万博?ビエンナーレ
関連?)の会議に出席のため我々との面談が行えな
いとの回答であった。
しかし、日本から来て”あ、そうですか・・”とい
うのもどうかと思い、無理を承知でなんとか会える
ように取り次いでもらえないか?とお願いしていた
矢先、取りあえず連絡を付けてみるということにな
ったが、本日ではなく明日にアポしてみますとのこ
と、スケジュール的に無理がなければ明日、再度来
てくださいということになった。
いずれにしても他のスケジュールをキャンセルして
も会っておきたい人物であったし、実際翌日はたい
した予定もないので時間の調整は効く。
是非そのようにしてくださいと
秘書の方にお願いした。
そこで、今日は取りあえず折角来たので、美術館の
中を案内しますと言うことになった。
皆で美術館を見て回っていると、建物は古いのであ
るが威厳があり重厚、、確かに少し使いにくい感は
否めないが、それでも全体の雰囲気はさすがに上海
一番の公的美術館だけのものはありました。
ほとんどの部屋が展示換え中であったが、一室フラ
ンスの美術品を展示している部屋があり、すばらし
い内容のモノが展示してあり、じっくり拝見してい
ると、、
bonnieちゃんが私を呼ぶ
『実は、張 晴/ Zhang Qing さんが会議を今抜け出し
てくれたようですので、先ほどの部屋に急ぎ戻って
ください』
との事であった。。
急ぎ部屋に戻り、しばらくすると張 晴/ Zhang
Qing 氏が現れた。
時間がないことは十分理解していたので、単刀直入
に聞きたいことを矢継ぎ早に聞いた。それぞれに丁
寧に答えてもらったが、やはり公的な機関であり、
中国・上海の芸術をある意味司る代表でもある為、
全てに渡ってざっくばらんと言うわけにはいかない。
なによりも、公的な資金の上に成り立っている訳で
あり、その責任があるという事もおっしゃっておら
れた。当然のことだと我々も理解しているところで
はあるが、しかし、そうそう会える人物でもないの
で、しつこく色々質問させてもらった。結果的には
満足のいく面談になったと思う。今すぐ何か具体的
なものが生まれるなどと言うことはないが、それで
もこのような機会に恵まれ僅かながらに縁が生まれ
た事には素直に感謝した。
今後再度我々自身の詳しいポートフォリオを提出
することを約束し美術館を後にした。
その後、昨年の上海アートフェア以降大変お世話に
なっているKFL、LAO氏のご友人やその他ご協力
いただいている方々を食事をし、これまでの報告や
様々な今後に繋がる情報を頂き3日目の出張は終了
いたしました。
翌日最終日
この日は午後6時の飛行機で帰国であったため、
午後3時にはホテルに戻らなくてはいけないため、
市内を午後2時くらいまで行動し、そこからホテル
に戻るというスケジュールにしました。
これまでの3日間のうち2日間はF氏がホテルまで
迎えに来てくれての行動で、3日目の上海美術館は
ホテルから自身でタクシーにて美術館までいきそ
こで皆と合流したのであるが、この最終日は、F氏
から一度地下鉄で目的地までということになった
ので、朝からテクテク南京東駅まで歩き目的地まで
行くことになった。
快晴の上海の街を歩いているととても気分が晴れ
やかで、何故かワクワクと気持ちも高揚し、何と
も言えない充実感が身体を突き抜けた。


街の喧噪が騒がしいというよりも、活気に見溢れ
ていて、生きていく強さ、パワーのようなものを
歩きながら充電しているよな感覚があった。


上海の地下鉄は2回目であったが、実に綺麗で、
日本となんら変わることなはない。

地下鉄網の地図を見ると、ほぼ上海市全域をカバー
しており、よくよく考えれば日本、特に東京や大阪
という都市の例を取っても、実はこの地下鉄という
アクセス手段を選んだ方が時間の配分や金額等、か
なり便利かなとも感じた。

上海市内は交通カードというものがかなり普及して
おり、タクシーも地下鉄も同様に使用することがで
き、地下鉄の駅の改札口で簡単にチャージしてもら
えるので初めての人でも実に便利。
しかしこのカードがないと、、、、、、
すこし厄介で、、地下鉄の切符を自販機で買うの
はちょっと面倒な感じであった・・・
F氏は地下鉄の達人で、新規開通した地下鉄は必ず
乗るということのようでかなり詳しい。そのF氏か
ら地下鉄の方が格段に地理と地名を覚えますよとい
うアドバイスがあった。確かにタクシーは便利な利
器ではあるが、乗ってから車窓を眺めていてもなか
なか東西南北も地名も通りの名前も覚えられない。
しかし足を使って地下鉄に乗り地図を眺め最寄りの
駅を探すと言うことは、否応なく地理を覚える。
今回初めて一人で乗って改めてその重要さを感じた。
これから先も来ることを前提に考えるならば、やは
りもっと上海の地図も地名も頭に入れ、そこからそ
れぞれの区画特有の個性やその背景にある歴史を感
じなければ、いつまでも観光的な空気からは脱却で
きない。
そういう意味では今回地下鉄を勧めていただいた
F氏には改めて感謝でした。。。
さてこの日は午前中
とあるギャラリーを訪問し、その後現在ホットスポ
ットである


田子坊という区画へ、ここで今回お世話になった
F氏とも別れ、そのご一人フラフラ見学し予定の
時間になった頃を見計らいホテルへと戻った。




その後特に問題なく帰国したのですが、振り返って、
今回の訪問は実に有意義であったと感じました。
実際にはこれから色々な宿題を迅速に処理して行か
なくてはいけないのであるが、それにしても、ほん
の少しでも前進できた事には大いに満足しておりま
す。
これから秋のアートフェアまで、様々なことをやら
なくてはなりません、また、具体的な結果も出して
いかなくてはいけません。しかし、だからといって
実力以上を求めて焦るということなく、一つ一つ着
実に前に進めていきたいと考えています。
今回も改めて感じたのですが、中国、日本と
COMBINEに関わって頂ける方が徐々に増え、
その方々のお力添えがあってこそ少しずつ前に進め
ています。
そういった方々をお気持ちを裏切ることのないよ
うこれから全力で取り組まねばと心底決意した次
第です。
