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上海出張報告 2
今回まず最初に訪問したのは


上海市対外文化交流協会という公的な
組織で、vice secretary generalという
立場のyan li minさんと通訳をしてくれた
zhou jian guoという二人の方と面談いた
しました。





なぜ、このような所?という疑問があるやも
しれませんが、以前からの上海報告でも再々
申してきましたが、私の基本的な考えは、
当然ビジネスでその成果を上げる事が一番な
わけなのですが、そのための具体的な手段と
して普通はアートフェアやその他の直線的な
売買方法が咄嗟に浮かぶのが自然です、、、


しかし私の中ではそれは瞬間的な売買であって
恒常性はあるのか?と同時に、名もない日本の
作家の作品をそんなに簡単に売買できるか?

こちらの都合よく?

という疑問が支配しており、ではどうすれば、
と考えた結果、やはり郷に入っては郷に従え!
ではないが、相手の状況を先ずつかみ、本当の
意味での流通とはどのような形があるのかを
考えないといけないと思い、できるだけ今回は
まず公的な機関やその周辺との面談を計画した
わけです。


そこで名のとおり正しく対外との交流を公的に
司る組織に行き、単刀直入に色々な事を質問
させていただきました。


ここで一つ断っておかなくてはいけないのですが、、
このような機会、以降のスケジュールも含め面談
するそれぞれの組織の人たちとの接触がスムーズに
行えたのも単に、KFLの下準備があってこそで、


いきなり正面玄関から、、、


ごめんやす!と


入っても当然門前払いなわけで、そういう意味では
この数ヶ月,KFLが地ならしをかなり丁寧な形で
してくれた賜物であることは間違いありません。


KFL Shanghaiに関してはこちらをクリック

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 


http://combine-art.com/html/blog/ueyama/post/blog.php?post_id=993





話を戻しますが


交流協会とは名の通り交流を旨とした組織であり、
それは様々な分野で現在行われていいます。アートも
最近はひじょうに活発であり、伺った時も、現在
スペインの公的機関とのコラボレーションを開催
している最中でした。


交流協会の方々は、我々の質問に対し一つ一つ
丁寧に答えてくださり、将来的な展望としての
交流の方法についても様々レクチャーしてください
ました。


今すぐ、形になるものはありませんが、でも、いつか
こういった機関との間で上海のアートと我々が考える
アートが融合し、お互いに認め合うような関係ができ
ればすばらしいだろうなぁ、などと考えつつ、まず自
分にできることからトライしてみようと思った次第です。


お二人かたには再度伺うことを約束し、交流協会
を後にいたしました。


その後昼食を食べに”禾澤苑”という所に入りましたが
奥を見ると、、、水槽に”ワニ”が横たわっていました・・









残念ながらワニは食べませんでしたが、出された料理は
おいしかったです。是非上海へ起こしの際には皆様伺って
ください。実にカジュアルで入りやすいお店で、しかも
安いです。。。





昼食後、予定にはなかったのですが、
民生現代美術館へ。月曜日のため閉館、しかし敷地
内を皆で散策し、その規模の大きさや、斬新な建物
などを見学し関心いたしました。













その後、予定のMOCA 上海当代芸術館へ伺いました。









ここでは副館長のjoe zhou氏とお会いし、様々なことを
質問させていただきました。先述の交流協会とは違い
ここでは実際の上海のアート事情や日本との関係、今後の
上海のアート界の方向性やその他色々をお伺いし大変勉強
になりました。








忙しい中時間を割いてくれたのですが、我々の質問に丁寧
に・・・しかも時には冗談を交えお答えいただき、かなり
長時間だったと思うのですが、副館長の人柄のせいか終始
和やかな雰囲気でお話をさせていただくことができました。







我々の具体的な今後のスケジュールは当面は上海アートフ
ェアであり、そのときに再会することと、その間に今回お
伝えしきれていない又お見せできていない資料や情報をお
送りすることを約束し上海当代芸術館を後にしました。




そして上海アートフェア事務局に伺い、








今年も参加する事に関しての確認と今回はクレジット、



(COMBINE / KFL SHANGHAI)



が、少し違うという内容を伝えカタログ等の校正に注意し
ていただく旨を伝えました。そして今年の状況を話してい
ると、本年の応募は日本から昨年と違い我々以外にも数件あ
り、現在審査??しているとの事であった。昨年は我々の
みだったのであるが・・・なにがそうさせているのか?
それとも失礼だが見栄?かな?などとも思いながら、昨年と
状況が変化しているんだなぁと感じました。確かに万博や
それに伴う好況ということもあるし・・・


その後、上海のオークションハウスディレクターzha女史
とミーティングする予定であったのですが、女史が多忙で
約束時間の変更連絡が入り、予定を変えてKFL shanghai
officeへ行きミーティングすることにいたしました。


このミーティングは実に有意義なものになりました。
これまでのアクションに対して、その内容や検討材料を
再度皆で確認し、今後の方向性と具体的活動内容を確認し
合い、当座短期的な課題であるアートフェアについての
対応も具体的に話あう事ができました。


多少私の考えと違う、現実的な中国の事情もここで判明
し、その修正に関しても皆でディスカッションできました。


こういうミーティングは非常に大事だなぁと痛感したのと
同時に、一人ではないチームで動くわけで、お互いの認識
を統一することの意義は計り知れないくらい大きなものに
感じました。


そんなミーティングにおいて


我々の共通認識は、、古い、、オールドスタイルかもしれ
ないが


足を使おう!相手と会おう!という事で一致しました。とも
すれば、便利な時代、情報はe-mailやFAX、TELで事足りてし
まう。しかし、なにもベースのない新参者の我々は、相手が
嫌がろうが、全て訪問しちょっとでもプラスになる情報や
勉強材料を得ていこうと確認し合いました。


その後やっとzha女史と再会、夕食をともにし、上海のオー
クション事情や香港の状況などを詳しく教えてもらいました。
やはり先般から様々なオークションの活況が話題の中心であ
り、とくに香港サザビーズの好況はかなりのニュースでした。


しかし?


という事も逆に見えました。全てがそうではない・・PASSと
いう現実もチラホラ・・なんとなくではあるが、、日本銘柄
の特に今まで優勢を誇っていたような部分に見受けられたか
な・・と、、、、私個人では感じました。


さてその後、このzha女史の招待で


この時期開催されていたART SHANGHAIのオープニングプレ
ビューに伺い、zha女史より相当数の方々を紹介してただ
きました。










この時期のART SHANGHAIは秋のアートフェアよりも規模は
少し小さいのですが、秋に参加していたギャラリーたちが
同様に参加しており、内容も充実したものでした。日本か
らも4社ほど参加していたようですが、残念ながら我々が
伺った時(終了間際)には誰もおられず話す機会はありま
せんでした。



しかしそれよりも何よりも・・・活況を呈してたのが
オドロキで、、実際売れていたのかどうかは分かりません
が、かなりの人数のお客様と業界の人間がひしめき合って
いたのは事実でした。














この秋に同様の状況があるのかないのか?それは分かりませ
んが見た会場の雰囲気に心強いものを感じたのは間違いあり
ません。

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