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邂逅
昨日は”珍しい”お客様が見えた。。



以前、、ちょうど一年くらい前にこのブログで



商用で倉敷に行き、大原美術館の事を書いたが


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http://combine-art.com/html/blog/ueyama/post/blog.php?post_id=167




実はその時、時間が余ったので別の場所にも



足を運んでいた。



大原美術館からほんの少し美観地区の中心に行った
所で、地元高校生の美術展が開催されていた。


こういう言い方をすると大変失礼なのだが、あまり
期待せず、ただ時間があったので見せてもらう事と
したのである。


確か3階建ての建物で、その建物全体を使って展覧
していたのだが、大半が工芸的な作品群であった。


中に入って、最初の先入観を修正しなくては・・と
感じた。。


正直レベルが高かったのも驚いたのであるが、展覧
自体もキチンとしており、先生がコーナーコーナー
で立番されており、案外ちゃんとした(失礼・・)
緊張感を保っていた。。



へぇー?と感心し持って3階まで、、、



最上階に向かう階段の途中で



エッ??



と驚くような絵に出会った!!




確か50号の縦だったと思うが




明らかに他を圧倒するパワー、迫力、どれをとって
も、、そこらあたりの作家なんか足元にも及ばない
ものだった。。



しばらく眺めていたのだが、どうしてもこの子の
事を聞きたくなって、近くにいた先生に尋ねた。



残念ながら本人は会場にいなかったのであるが
先生が丁寧に説明してくれた。。、



しかし如何せん



美術を商売にしていると名刺を差し出したと
しても・・・



客観的に見れば、私などはどうしてもイカガワシイ
輩にしか判別されないので、先生もかわいい教え子に
得体の知れない”おっさん”を紹介してもよいものか
どうか?すこし苦慮されている様子だったので・・




先生に改めてメール
致しますという事を伝えてその場を後にした。。



正直、作家としてどうのこうのなどと考えての
行動ではなかった、、ただ単純にこの子とは
どういう子なのか?なぜこのような素晴らしい絵を
描けるのか?



それが知りたかったのである・・



その後先生を介して一二回メールのやり取りをして
分かったのだが、、、



ひじょうに厳しい高校で、全寮制。携帯もPCも一切
使えない環境で、外部とは休暇期間しか連絡が付かない
ようであった。



もともとは四国の高松が実家という事だったので
次の夏休みには、COMBINE特派員の青野さんに会って
みて!という事を伝えた。



律儀にも会いに行ってくれたようで、、



次の長期休暇は京都のギャラリーに行って見て
と青野さんが案内してくれたのであったが、、、



それっきり




実はすっかり忘れていた。。。




その子が!!!




昨日突如




ギャラリーにお母様と一緒に現れたのだ。。



当然最初まったく気付かなかったのであるが


お母様が



実は、、、、と切り出した瞬間に



★☆!!!!




あーーーーーーーーーーーーーー!



と、、、



京都博物館で現在開催されている



等伯展を見た帰りに寄ってくれたのだが





嬉しかった。。




忘れず約束を守ってくれたのであった。





それから僅かな時間だったが


お母様と本人と私の3人で話をした。



今年3年生になった彼女




進路は?と聞くと




私の目をちゃんと見て、、

絵の方へ進むとしっかりとした決意を語ってくれた。





是非とも頑張ってもらいたい。




そして、、


何時か一緒になにか出来れば良いね!と声をかけると




「ハイッ!」と




元気のよい返事が返ってきた。。

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