May 1,2010

いきなの画像、、、
10年前の山本さんだ・・
マネキン開発の最前線で活躍していた頃に
新聞の取材を受けられた時のものだが、若い。。
山本幸夫 2000年10月3日朝日新聞夕刊【究める 達人への道】
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

山本さんとの出会いは2年前、、3年前、、
田村さんの紹介であった。
その時分、ある作家の立体プロジェクトが立ち上がり
その造形・原型を制作してくれる方を探していた時に、
田村さんから腕利きの造形作家がいると聞き、頼み込
んで紹介してもらったのが出会いのきっかけだった。。
結局、そのプロジェクトは空中分解して無くなったのだが
不思議と
山本さんとの関係はそこからスタートした。
今から考えれば、当初私は田村さんからある意味
”職人”さんを紹介してもらったというような認識
の元、アトリエに伺ったのだが、、数時間喋って、
その不見識を大きく修正せざる負えなくなった・・
職人の仕事も当然だが、、その仕事や創作に向き合う
考え方や姿勢の奥行きが、、私の想像を遥かに超えて
いたのであった・・
その後、、プロジェクトは空中分解し、そこで本来
山本さんとのつながりが疎遠になってもおかしくなかった
のであるが、、、
なんというのか、、特別用件もないのにチョクチョク
アトリエに伺っていた・・
理由は
アトリエの中にある様々な仕掛中の仕事を見るのや
、山本さんと様々な芸術論を語るのが面白かったのだ。。
実はこれは今も続いていて、、私の周りにいる興味のある
作家は、、、
山本さんの迷惑も顧みず、すぐにアトリエに連れて行き
紹介している。。
それほど山本さんのアトリエと山本さんの仕事は
エキサイティングで面白いのである・・
だから当然
COMBINEを始める際
アーティストとしての参加を要請しにいき
了解してもらったのである。。。
山本さんには
自身が創作しそれを発表することに対して、、
一つの考え方があり、それを実践するという
コンセプトの元、COMBINEには参加してもらって
いる。
今回、、その一つの節目として初期参加のアーティスト
の”トリ”として登場してもらうのである。。。
ある意味
ここまで私は”待った”のである。
待つ、、濃縮する時間が必要だったのである。
その意味は今回の個展のステートメントに上手
く凝縮されている。
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私が美術高校に入学し、初めての彫塑の課題はベー
トーベンのデスマスクの模刻だった。そのデスマス
クを何も考えることなく似せようと模刻していたの
を覚えている。
それから40年近く。マネキンの造型師としての職
に就き、顔造りとは切り離せない環境にあった。そん
なせいもあって顔には特別な想いを抱いている。
ここ数年前から私は何かを考えたり作りたいと思っ
た時、出発点として人の顔を描いたり粘土で作った
りすることにしている。
その制作過程の中、色々な物の見方や発見がある。
その形の中に光の流れを見つけ影を追うといった
作業を繰り返す。
“喜”“怒”“哀”“楽”それ以外の感情。複雑
な感情が表れては消えていく。そして“無”。
たくさん顔を造ってきた今。
デスマスクには深い意味があると感じる。それは
決して死を表現しているのではなく、あらゆる物
から解き放たれた姿なのではないか。
むしろ穏やかな眠りの姿のように見える。その人が
持っている本来の素顔なのではないだろうか。自分
や他人を意識せず感情や表情を抜き取った本来の素
顔を造ってみたい。
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特に、、、、
ここ数年前から私は何かを考えたり作りたいと思った時、
出発点として人の顔を描いたり粘土で作ったりすること
にしている。
その制作過程の中、色々な物の見方や発見がある。
色々な物の見方や発見!
これを今回はお見せできます!
先日、最終的なスケジュールの確認等で最後にアトリエに
訪問したのだが、、、




面白いものが、、、

沢山出番を待っていました!!!
こうご期待ください!!
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山本幸夫 solo exhibition
『FACE』
2010.05.20 (thu) - 2010.06.18 (fri)
gallery close 5/23・29・30 6/5・6・12・13
open 11:00~18:00
BAMI gallery
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