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100万長者
先日、田村さんと一緒に直島に行ったとき


話した内容で、、ハッと気づかされる事が
あった。。



田村さんは64歳なのだが



仕事を始められて家を購入されたのが
昭和45年位であったらしい・・



実は私の父が家を購入したのも丁度この
時分で、その当時の購入価格を聞いたのを
覚えていて田村さんに確認したところ、
やはり同じような金額だった。。。


おおよそ300万円から500万円・・


現在の平均的な家屋(マンション含む)の
購入金額は正確な数字は分からないが、
個人的な感覚で言えば2000万円~4000万円
程度かなと思う。



この倍率で考えれば



約6倍~8倍と言うことになり、そのまま
所得の倍率を考えれば1/6~1/8程度となる。



現在所得が300,000であった場合、この当時
の金銭感覚の互換を考えると、50,000円と
いう事になる。



そうなると当たり前のことであるが、月収の
約60倍が家屋購入金額となる。



しかしである、、この時、ハッと気づかされる
事が思い浮かんだ!



私が中学の頃、オーディオブーム?見たいな
ものがあり、皆こぞってステレオというもの
に憧れを抱いていた。各メーカーがそれぞれ
に個性的な機種を用意し競争していたのである。




私もこのブームに触発され、約2年がかりで
親にねだって買ってもらったのだが、それが
確か14歳か15歳の時分で、価格は25万円~
30万円程度だった記憶がある。




ここでハッと気づくのであるが、私が14,15歳
というのは今から28、29年前で、昭和でいうと
昭和55年~56年時分に当たる・・・




そうなると、、、昭和45年当時家屋が300~500万円
だったのに、、その10年後ではオーディオという
ある種家屋から比べれば趣味の”おもちゃ”みたいな
モノが家屋の10分の1近い値段がしたのである・・・




これを今の感覚で比較すれば、2,000万円の10分の1
と言えば200万円である。。。。
果たして子供のおねだりで親が買うだろうか????

因みに

(昭和40年物価)白米10kg:1,125円、
 公務員初任給:21,600円、日雇労賃:972円、
 週刊誌:50円

(昭和55年物価)白米10kg:3,235円、
 公務員初任給:101,600円、日雇労賃:6,550円、
 週刊誌:200円


改めて言うまでもないが、、昭和45年~55年という
この時代の経済成長のもの凄さを感じざるを得ない。



この10年で何が起こったのか、万博が開催され
オイルショックが起こり、そして高度経済成長
が終焉した。。。


ここまではどうも中国は同じような動きとして
見れる、、が、、この後が果たして・・・・・
どうなのか?日本は第四次中東戦争により、オイル
ショックと遭遇し強烈なインフレを発生させたが、
中国は?・・・・この国も本質的には同じような
エネルギー資源確保の問題を抱えているが・・



高度経済成長が終焉の始まりが昭和48年、1973年、
私が小学校一二年の頃だ。



この時分、、




もう今では笑い話にしか成らないが



子供の私たちの間で”長者”=金持ち



は100万長者だった!!!



しかし、今、長者と言えばどうだろうか?



まず、億万長者であろう・・・



それほどの違いがあるのと同時に、、、実は



千万長者は言葉として存在しないのだ・・・




と言うことはこの部分




僅か10年~15年程度の時間の中で




脇目もふらず





すっ飛ばして、、、、




日本は世界の中心へ駆け上がっていった
という事だったのだ・・・・・・




。。。。。。。。。。。。。

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