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COMBINE / BAMI gallery 5月のスケジュール!
4月も終了です。


さて、


5月の予定ですが、時系列にて紹介いたします。


一部、すでに4月後半からスタートしている企画
もあります。


先ずは現在BAMI galleryにて開催中


■BAMI gallery 2階スタジオ作家実験展

4展 Shiten Round7
テーマ『2022年と2067年』 
2017.04.26 (wed) - 2017.05.05 (fri)
OPEN 12:00~18:00
期間中無休








第七回目となる今展はそれぞれの“仮説”を元に表現を
試します。

2022年は現時点から5年後、2067年は現時点から
50年後 となります。5年後は4展参加作家それぞれが
30歳~37歳となります。では 50年後は80歳前後
です。

5年先をどう仮説するのか?これはある程度現在の地続き
で想像の 範囲かもしれませんが、ただ激変する時代の流れ、
自らの変化だけ では作品に投下はできないでしょう。
ましてや50年後となると生きているのか死んでいるの
かすら分か りません。

全体を取り巻く状況の仮説から何かを導き出す、それは
社会状況と の接合点がなければこの問いは成立しません。
つまり各自の世の中 に対しての仮説が必要です。
この仮説というのはコンテンポラリー アートの領域では
実はかなり重要なファクターでもあります。 過去の文脈
からの劇的な今の変化を重要視しがちですが、未だ見ぬ
先の要素をどう捉えるのか?それがアーティスト・
現代美術の哲学思想としては最も重要であると考えます。

今回のテーマの仮設をどう構築するか?またどの側面から
構築する のか?今を生きている人が誰も分からない事.
4名の若き作家は2022年と2067年をどう表現をするのか?

<出品作家> 釜匠(32歳) 八木佑介(26歳)
遠藤良太郎(30歳) 宮本大地(26歳)


この企画はゴールデンウィーク中も無休で開催
しております!!ぜひお立ち寄りください。


続きまして、この企画もすでにスタート
しております。


阿部君の関東での個展


阿部瑞樹 日本画展 「生機物」
2017.04.26 (wed) - 2017.05.02 (tue)
at 伊勢丹浦和店7階=美術画廊
http://isetan.mistore.jp/store/urawa/access/index.html

最終日5時終了
作家在廊4月29日(土・祝)~5月1日(月)
各日11時~5時




明日(4/29)になりますが


14:00からシルクスクリーンを用いた作品の
デモンストレーションを行う予定です!


ご興味のある方はぜひお越しください!


尚、阿部君に関しては、
5月31日(水)より同テーマ”生機物”にて
岡山天満屋さんにても個展を開催させていただきます。

詳細は後日当ブログ及びSNSにて紹介いたします。




続きまして


■あべのハルカス近鉄本店にて


【手のひランド】

会期:2017年5月17日(水)→5月30日(火)
会場:あべのハルカス近鉄本店
   タワー館11階 美術工芸品売場



遠藤良太郎 釜匠 太田夏紀 岡部賢亮 公庄直樹 佐野暁
以上6名の手のひらサイズ?の可愛い作品たちの特集です。


本会期中の2週間は土日中心に、各作家が売場にて接客する
予定です。





尚、本会期は5月17日(水)からですが
今週の26日(水)からプレビューを開始しています。
一部作品が現在店頭にてご覧いただけます。




最後ですが、


BAMI gallery企画です。


『スイゾク』
佐野曉 漆展

2017.05.17 (wed) - 2017.05.28 (sun)
at BAMI gallery

OPEN 12:00~18:00
期間中無休



佐野君の久方ぶりのBAMI galleryでの個展です。

前回は約5年半前でした・・・・

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佐野 曉 URUSHI exhibition
Hello ♡ Kumasan
2011.11.01 (tue) - 2011.11.30 (wed)

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今回は、、ステートメントにあるように
個展タイトルを『スイゾク』と銘打って

数ある工芸素材の中でも液体という特徴
を持つ漆の艶めにて”水生生物=『スイゾク』を
想起させるような魅力的なみずみずしさに挑戦
しております。

京都水族館近くに居を構える当ギャラリー空間を
一つの水族館、水槽に見立て、”スイゾク”の
魅力を漆で表現。


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八木佑介 【N→S】 15日(土)よりスタート!
今週土曜日15日より

八木佑介 N→S

スタートいたします。





2017.04.15 (sat) - 2017.04.24 (mon)
OPEN 12:00~18:00
期間中無休



外部企画及びコンペ等のスケジュールにてBAMI galleryに
おいての”新作描きおろし”個展は久方ぶりとなります。

2013年個展「午前二時三十七分」以来であり約4年ぶりです。
今回は八木君の企画起案にて内容を構成しています。

かなりまえからの構想であり、制作に関しても昨年末から
開始しています。


この企画の源泉、骨格は上記にある2013年の個展から
始まっています。

2013年始めだったか?その前の年だったか記憶が
曖昧なのですが、、、ある日、、BAMI galleryで
個展をしたい!と・・・・・


”いいよ”という返事をするのと同時に


どんな?と聞き返した記憶があります。
その時、たじろぐことなく、明確な企画骨子を
話してくれたのは正直驚きました。


ただ単に個展をしたい、、つまり描きためた絵を
単純に並べるのではなく、ある一定の考えの元で
作品を仕上げ展覧するという・・・・





ザッと内容を聴くと


実に面白かった。


そして2013年の9月、そう今から約4年前に開催いた
しました。



展覧会は、、、ほとんど照明を使わず、、下からの
ほんの僅かな明かりのみ、、、作品展示はシンメトリー
ではなく、作品内容の位置の緯度経度を意識した、
ランダムな展示・・・何よりも驚かされたは、、
3壁面使えるギャラリースペースの1面のみ使用という


およそ通常の絵画展からは・・・・・
かけ離れたものでした・・・・・・



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個展タイトルは「午前二時三十七分」





この作品群では時間を固定したまま空間のみを拡張しています。
一見、ランダムに飾られている絵は、全長約17メートルの
BAMIギャラリーの壁面に対してそれぞれの風景の緯度経度
に則した場所に配置されています。





深夜、無人となった街のどこにでもある風景を照らす光。
私はそれを探すために街を散策しています。





この作品の配置は私の行動記録であり、さらには私の足跡が
及んでいない地球上の全ての場所に、この「どこにでもある
風景」が在り得ることを想像できます。


つまり絵の飾られていないギャラリーの壁面こそがこの作品
の余白であり、そこには午前二時三十七分の誰もいなくなっ
た街に存在するおびただしい量の光が詰め込まれています。


*********


展覧会ステートメント


道路をオレンジ色に照らす光は見える限りどこまで
も続いている。


彼方の光の群れは地平線に沿い点々と広がっている。


この午前二時三十七分を照らす光はどれだけあるの
だろうか。


私の今いるこの場所で、そして私達の知る由も無い
この国のあらゆる 場所で、さらに十二時間後には
地球の裏側で、とてつもなく膨大な光 が闇を侵し、
人々の寝静まった無人の街の姿をただただ浮かび上
がら せている。



私はただ一人この誰もいなくなった風景の中に立っ
ている。


人間が築 き上げた巨大な都市は、午前二時三十七分
の冷たい静けさの中、一斉 に自らが抱え込む重大な
矛盾を煌々と照らし上げる。


(2013/8/26/2:37 北緯34゜87.21′,東経135゜74.45′にて )


*********


これが当時の個展概要でした、


それから数年を経て


個展経験を積み


今回新たな個展企画を練り上げ


そして全て


新作描き下ろしにて臨みます。



八木佑介 N→S
2017.04.15 (sat) - 2017.04.24 (mon)
OPEN 12:00~18:00
期間中無休


作家八木佑介が当方の京都市下京区二人司町の
BAMI galleryを午前2時18分に出発し、久世郡
久御山町栄4丁目の自宅に午前3時49分到着す
るまでの帰路、約14kmの間で等間隔に5箇所
の地点を決め、そこに出発点と終点を合わせた
7箇所の場所で観たそれぞれの光景を描き、
ギャラリー展示空間内に深夜の都市を転移さ
せるダイアグラム・ドキュメントを試みます。



N→S
八木佑介


午前2時18分、京都市下京区二人司町のBAMI gallery
を出発し、午前3時49分、久世郡久御山町栄4丁目の
自宅に到着するまでの帰路、約14kmの間で等間隔に
5箇所の地点を決め、そこに出発点と終点を合わせた
7箇所の光景を描く。そして再びそれらの光景を私の
辿った順に等間隔でBAMI gallery内に配置する。





細長いギャラリー空間の入り口から奥へと進む鑑賞者
の歩みと、私の職場から自宅までの移動が重なる。
展示空間内に深夜の都市を転移させることを試みる。





点から点への空間移動、例えば職場や学校までの往復、
リビングから寝室への往復、私達は日々それぞれの役割を
持った場所から場所へと移動をする。私がそれぞれの地点
で観た街角の建造物にも役割があり、それらを大小の舗道
が繋いでいる。それは緻密な蟻の巣のようでもあり、生物
の内部構造のようでもある。





都市は膨大な人口を抱えながら、社会性の中で統制され、
血管を通る赤血球のように都市を網羅する舗道により各所
へと人は運輸され、老朽物は代謝されながら、都市は肥大
萎縮を繰り返す。人間が日々行う空間移動に沿い、促すよ
うに都市は形成されていく。







深夜、無人となったはずの街は均等に並ぶ街灯に照らし出
されていた。人工の光によって観る都市の光景は、人間の
確立された居住域のあり方であり、世界中のいずれの都市
の中でも適合する形を持つ。人間は何処へ向かっているの
か、都市の断面図を点と点を繋ぐ線によりギャラリー内で
空間として構築し、辿る。

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公庄直樹 「囁くものたち」毎日新聞
現在開催中の

公庄直樹 「囁くものたち」

好評です。

会期前より毎日新聞さんが取材に来てください
ました。

”展覧会情報”というよりは

”公庄さんの人となりを紹介したい”

という旨の申し出でした。









なかなか良い記事になりました。





昨年の個展より取り組み始めた


一木削り


今回はよりその技量・内容ともに精度を増して
臨んでおります。ほんの僅かな生物のフォルムの
ディフォルメが公庄くんらしさを醸しだしています。

そして木そのものの風合い、モチーフ
である生物の存在感、そして何よりタイトルに
込めた”ささやき”が聴こえてきます!











公庄直樹 「囁くものたち」は


4月9日(日)まで開催です。


ぜひお見逃しのないよう!







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