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4月の予定(平成最後の月)
4月スタートです。

今日は新元号の発表がありましたね!




令和(れいわ)


中国ではなく日本の古典から採用されたのは確認される限り、
初めてとの事。

私、個人感想としてはこの採用方法は良いように思います。


以前のブログにて少し触れましたが、


平成が31年で終わります。思い返せば、この年月が
私が働きだした年月と合致します。


今、COMBINE/BAMI galleryにて一緒に仕事をしている
アーティスト諸氏は、下は26歳から上は43歳


平成生まれと、平成がスタートした時にはまだ中学生?
という人たちです。


彼らのアーティストとしてのスタートは、大半が平成後半
になりますね。


しかし、新しい元号下で何年あるかわかりませんが、
おそらく彼らのキャリアは満たされていくということ
になります。つまり、彼らの作家の歴史そのものに
なる新元号です。


彼らが迎える新元号、そしてこれからという
部分においては、何か新しいものが始まる
わくわく感を私は感じています。


そんな平成最後の月


今月4月の予定ですが、


外部企画が2つ、どちらも広島県で開催、


そして、BAMI gallery企画が一つですが、変則会期
にて前期・後期と二部構成にてご紹介する予定です。


外部企画から


明後日より開催いたします、


水のとばり
阿部瑞樹 日本画展





2019.04.03 (wed) - 2019.04.08 (mon)
at 福山天満屋 6階 アートギャラリー
https://www.tenmaya.co.jp/fukuyama/access.html



〒720-8636
広島県福山市元町1-1
TEL:084-927-2111(代表)

午前10時~午後7時
毎週土曜日は午後7時30分閉店
(地下駐車場は夜9時まで)





今、取り組んでいる水滴シリーズの
外部企画での挑戦となります。


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水は、普段は水蒸気として存在していても見えないが、
寒暖の差によって結露としてあらわれて景色をぼかしたり、
雨として降ってその水滴越しの景色は反転して見えたりする。

そこには必ず透明な境界が存在しており、 私はそれを
水というモチーフを通して描くことで表現する。

何もかもが高解像度に見え過ぎてしまう情報社会の中で、
可視と不可視の間を覗いてみてほしい。


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続きまして、


広島市内、初企画となります。

八木佑介 日本画展 午前二時






2019.04.17 (wed) - 2019.04.22 (mon)
at 天満屋八丁堀ビル 7階アートギャラリー
https://www.tenmaya.co.jp/hacchobori/access.html

〒730-8540
広島市中区胡町5-22
TEL:082-246-5111









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午前二時、私は絵に描くための風景を、無人の街に探します。
夜の静けさによって鮮明に現れる街の姿。闇を覆う光の全てを
点描として描き起こします。私達の造り上げた都市に写し出さ
れている私達について、絵にしたいと思っています。


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これまでと変わらない午前二時の人工の光の描写ですが、
これまでとは少し違う傾向下の作品も登場いたします。

こうご期待ください。


最後ですが、BAMI gallery企画・個展です。


2016年以来の太田夏紀のBAMI galleryでの
個展となります。


昨年、制作拠点を福井に移し、今回ある意味
その成果発表としても位置付けられる個展となります。


昨年の夏以降、数度に渡り、今後の制作及び方向性を
検証し打ち合わせしてきました。


これまでの太田夏紀の作品とは違います。


ぜひ多くの方に、ご高覧いただきたいと願っております。


今回は、スケジュール内容記載後に


今回の個展に際しての、彼女の真摯な思いを
転載いたしますので、ぜひその文章も一読ください。


太田夏紀の新しいスタイルの始まりとなる
今展です。どうそ宜しくお願いいたします。


尚、この展覧会は前期展と後期展に会期が
分かれていますのでお気をつけてください。

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太田夏紀 たまご







前期展(4/10-15)
後期展(4/25-29)

2019.04.10 (wed) - 2019.04.15 (mon)
at BAMI gallery

OPEN 12:00~18:00
期間中無休
※最終日午後4時閉廊
この展覧会は前期後期と会期が分かれます。
後期展は4/25-4/29



「話をきくこども」陶芸/23×16×11cm/2019年



「話をきくこども」陶芸/23×16×11cm/2019年



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今回、京都を離れてからはじめて、活動の拠点である
BAMIgalleryで個展を開催させていただきます。


私は去年の3月に京都精華大学大学院を修了し、
より良い制作環境を求めて福井県に移住してから
丸1年が経ちました。


京都には6年間通い続けましたが、慣れ親しんだ人達や
慌ただしい景色に囲まれた中で制作を続けることが
いつのまにか窮屈に感じるようになり、今までとは違う
場所で作品を作る為に引っ越しを決意しました。


縁もゆかりもない福井県でしたが、知り合いからの勧め
で工房にする条件の揃った家を見つけることが出来たため、
卒業後すぐに住み始めて制作を開始しました。


借りたお家は、築100年ほどの、大きな縁側と蔵の
ある一軒家。とても静かで、聞こえる音は鳥や猫の鳴き声、
風で揺れる古い歪んだ窓ガラスの音、たまに聞こえる
子どもの声。







偶然出会った場所ですが、ここは今までに比べて作品を
作るきっかけをより多く感じられる理想的な環境でした。


そんな新しい場所で制作しながら日々心がけていることは、
粘土を触りながら脳みそと指先をできるだけ直結させるよ
うな感覚で、人間の私達にしかできないこと、肌で感じら
れる変化、塊、いきもの、こども、可能性、……などを
意識しながら形作っています。


作品はすべていきものの様な姿をしていますが、ギラギラ
と磨かれた宝石のような生命力を感じるものではなくて、
光を透かしてぼんやりと輝くたまごのようなものを感じら
れる作品を作りたいのです。


表面的な変化を目で追いがちな毎日の中、たまごの内側を
思うような感覚にこそ、いろんなこたえのようなものがあ
るように…







京都から少し離れて制作した一年のかたちを多くの方に
ご覧いただきたく、前期と後期2回に分けて展示させて
いただきますので、もしお時間がございましたら
お立ち寄りくださいませ。

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