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4展終了のお知らせと”新グループ展”証展”“起展”の発足のお知らせ




COMBINE/BAMI galleryでは、上記表題の展覧会を起案し
発足することにいたしました。

これまでCOMBINE/BAMI gallery2階アトリエ使用者4名
による研鑽・研究を主旨とする定期的グループ展“4展”
を開催してきましたが、先般の第10回をもってこの
グループの枠組みを発展的に解消し、現在、
COMBINE/BAMI galleryの仕事に参画してくれている
4展以外の作家を加え、新たな研鑽研究の定期的
グループ展を発足することにいたしました。


上記表題から理解いただけると思いますが、二つのグループ
を構築いたします。


平面作家のグループ“証展”立体作家のグループ“起展”と
区分けし、それぞれ定期的に一つのテーマを基に、それぞれ
の表現を駆使し発表を行う事を主眼といたします。


そのテーマとは、今時点の最高傑作にて展覧に臨むという
事です。そこにはこれまでとは明らかに違うテクニックで
あったり、内容、文脈等々、とにかく新機軸を打ち出す。


逆に言えばご覧頂く方からは、このグループ展に出品
するCOMBINE/BAMI galleryのアーティストの今の最高
が見れるという展覧会になります。


この二つのグループ展の主意は、それぞれの表現の可能性
を客観的に与えられたテーマより、各々の解釈により主体
的表現活動に活かすという事を考えています。


証展は、釜匠、八木佑介、宮本大地、阿部瑞樹、松本央
以上5名で構成されます。

起展は、小橋順明、佐野暁、公庄直樹、太田夏紀、岡部賢亮
以上5名にて構成されます。






音読みとしては“しょうてん”焦点・笑点・衝天、、等々
意味は違えど音が同じから重ねる感覚もあり、訓読みと
しては“あかしてん”=あかしという事になります。


どちらかと言えば、このあかしから来ています。証明や証拠、
症状、などが一般的なイメージの漢字ですが、仏教において
は正法を修得して真理を悟ること。悟りを得ること。


「灯(あかし)」と同語源》であり、ある事柄が確かである
よりどころを明らかにすることと意味します。又、キリスト教
においては、神様から頂いた恵みを人に伝えることを
「証(あかし)をする」と言い、似た表現に、「分かち合う」
という言葉があります。これは少人数で深く話し合うような
場合に使われ、大勢の人の前で、発表する場合は「分かち合い」
ではなく「証」または立証というのが一般的らしいです。


これらの意味からイメージし、芸術家としてこの時代のこの
時期、そしてこの島原で偶然にも出会ったもの同士、様々な
事を考え苦しみ、しかしながら活き活きと生きた証となす
為のネーミングとしてこの“証”という一字を考えました。






この字を選んだのは、私の好きな言葉“草莽崛起”
(そうもうくっき)から来ています。

この言葉は幕末の思想家・吉田松陰から高杉晋作に
引き継がれた革命思想です。志を持った在野の人々
が一斉に立ち上がり、大きな物事を成し遂げようと
することを意味しています。つまり草むらのような
過酷な場所から立ち上がるという意ですね。

“起”という言葉は、おきる。たつ。立ちあがる。
おこす。はじめる。おこる。おこり。はじまり。

かがんでいる”己“が起き上がる様を現すこの言葉に、
現状からの今後に対しての想いを込めました。



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今、構想している年間会期スケジュールは平面3回、立体2回。
どちらも12月末から1月初めはCOMBINE/BAMI gallery島原移転
の周年展として同時開催(VS企画)を構想。



つまり、“証展”“起展”ともに第一回展は本年12月末から
1月になりますので、こうご期待ください。




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