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松本央Beast Attacks!! 2 ―over drive―に関して
田村博文 solo exhibition
浮游する都市遺跡





残すところあと一週間となりました。
沢山の方がお越しくださり誠に感謝
いたしております。

最終日は22日(金)ですので、宜しく
お願いいたします。


さて、、、


今後のBAMI galleryのスケジュールですが、

少し間が開きますが、

7月10日(火)から以下展覧を開催させていただきます。
松本央 solo exhibition
Beast Attack!! 2 ―over drive―





2012.07.10 (tue) - 2012.08.31 (fri)
gallery close 7/14・15・16・22・28・29 8/4・5・11・12・13・
14・15・16・18・19・25・26

open 12:00~18:00



開始告知は7月10日ですが、

田村展終了後の6月25日(月)からプレ公開を
実施いたします。


今回の展覧に関しては


彼、松本央が今回コンセプトシートに纏めている
内容をご覧いただければ分かるのですが、昨年開催
のBeast Attack!の深部をより掘り下げるように考え
られたものです。

コンセプト

↓↓↓

http://combine-art.com/html/office/oc_feature_detail.php?id=26&category=1&page=1


前回以上に松本が考える人間の野獣的本性を打ち出す
企画として予定いたしました、、、が、、、、


展覧に関して二人で色々な打ち合わせをする中で、ある種
の欠陥というのか、脆弱な部分を見出しました。


それは今回の展覧会がというよりも、この先までを考えた
場合の問題であり、、、


実は私のほうでも少し懸念していた事ではありましたが、
松本くんの方でもかなり大きなストレスとして噴出した部
分でもありました。


つまり、奥行きが出ない・・・・



彼が制作上もっとも重要視する部分、自画像という
制約に近い規範が、、ある種の弊害化している??
のでは。。


自画像というテーマ性そのものは彼にとって今後も
保守すべき非常に大事なものである事に異論を
挟むつもりはないのですが、、、しかし、その起点が
つねに意識下にあるが故に少し近視眼的な、もしくは
小さな枠組みをドンドン作り出しているのでは?と感
じたのでした。


Beast Attack!のコンセプトは問題ない、優れていると
私は思うし、自信をもって表出してもらいたい。


しかしそれを絵画として、又個展と言う空間支配で見
せて行く、つまり今後の制作の昇華を想像したばあい、
前回の第一回目と今回への発展部分とは?と考えさせ
られ、同時に、その先は?と考えを走らせたのでした
・・・・

表現の上で自画像というものをどう自分の中で
位置づけ消化するのか?


昨年のBeast Attack!は正直好評でした。


今年も同じ線上で展開するわけで内容的には
興味を持っていただけるとは思います。


しかし、昨年と今年の差というものが、画面上
どこに現れるのか?正直、、、シチュエーション
とアイコンの違い?位にしかならないのでは?
と二人して感じたのでした。


これはこの表面的な差異だけの問題ではなく、、
我々が話しあった結果感じたのは、本質的構造
の奥行きが浅いのでは???という事でした。

Beast Attack!の言わんとする事は分かるが
それを内包する世界観とその構造とは?一体
どういう世界を示唆しているのか?

なぜ、、彼のこの特異とも言うべき場面の
絵が生まれるのか?その必然を根拠とする
部分、そこが少し脆弱かな?と、、、、



つまりこの先の広がりを感じられないのはもちろん
ですが、最終的には同じ事のくり返し、それは
刻々と変化し拡大するコンセプトの具現化領域を
彼の今のアプローチ方法では著しく阻害している
のではないか?と感じたのでした。


そのもっとも弊害となるものは何か?

やはり自画像という今持っている感覚的制約を根本的
に見直す時期と機会に今回来たのではないか?と私は
感じました。

これは自画像という彼独特のスタイルを離脱する事ではなく
もっとおおらかな捉え方というのか?言いかえれば、

これまで彼は客観的観察手法として自らを捉え、そこに様々
なコンセプトを乗せるという手法をとってきましたが、、、
実はまだもう一回り外からの客観性=俯瞰性が必要なのでは
ないかと感じたのでした。



できればかなり高所からの俯瞰性と突き抜け感。


松本が持つ”憤怒”とは・・・・



そこで本来は6月後半からのスタートを予定していましたが
途中から修正をかけ、新たな挑戦を始める事にいたしました。


6月25日からのプレ公開は、上記話し合いの前に制作
されたものです。しかし7月から公開し7月10日に公開
する空間は新たな軸が加わったBeast Attack!になります。



そしてこの新たな挑戦に私は先々の大きな可能性を感じて
いますので、皆様も是非ご期待ください!

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釜匠 個展 @大丸東京店 2012.10/24-10/30
釜匠の個展を様々な方のご協力・ご助力にて
本年東京で開催させていただく事にまりまし
た事をここにご報告申し上げます。





◆開催場所 大丸東京店 
〒100-6701 東京都千代田区丸の内1-9-1

◆日時 2012年10月24日(水)―10月30日(火)
    営業時間:10時~20時


◆釜匠洋画展【ナカマハズレ】


◆ステートメント


 「ナカマハズレ」


ふとした時に感じる疎外感。

“ナカマハズレ”

それは、子供の頃に経験したような小さな規模の
ものではなく、自分がとても大きな枠組みから
はずれてしまっているような感覚。


それは‘個’としてのものではなく、


‘種’として感じる感覚。


私は親しみではなく畏れを持って彼らを描きます。
彼らを私達“人”の傍まで呼んでくることが私の
望みであり、役目だと感じているからです。


それは相容れなくなってしまった彼らとの距離を
思い知る行為でもあります。


どうか“人”の代表となって彼らと会話してみ
てください。


きっと“ヒト”としての自分に気付くはずです。



********************


個展詳細及び制作状況は、今後このブログは
もちろんの事、、、、、

作家及び私、上山のtwitter・FacebooKにおい
てもお伝えさせていただきたいと考えており
ますので宜しくお願いいたします。


*******************



所感

私は釜匠と4年近く付き合っている、、、、、

これまで個展4回(百貨店2回・BAMIgallery2回)
グループ展・アートフェア(上海)と必ず彼を登板
させてきた、、が、、、、、

今回のステートメントを読んだ時”ドキッ”とした。

ここまで明確な文言を彼が選んだのは初めてではないか?
と感じたのである。。。。。


ある種の、それは彼が一貫して問うている軸、
その事への今の時点での彼の決意を感じたの
でした。



釜匠【ナカマハズレ】


ご期待ください!!







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明日22日よりスタート!田村博文 浮游する都市遺跡
いよいよ明日22日(火)より


田村博文 田村博文 solo exhibition

【浮游する都市遺跡】を開始いたします!






田村さんの個展は約1年ぶり

BAMI galleryでは3回目となります。


◆第一回目は

田村 博文 solo exhibition
STONE その不思議なる地球遺産
2009.12.03 (thu) - 2010.01.22 (fri)





◆第二回目は

田村博文 solo exhibition
STONE+SABI 原風景からの切り貼り
2011.04.27 (wed) - 2011.05.31 (tue)






今回は5月1日から設営を開始していただき
その間の状況もご覧いただくというこれまで
とは違う実験的な試みを行いました。






段階を踏んで準備していき、制作状況にあわせて
作品を配列していくという時系列で楽しんでいた
だくことを念頭に試みました。




また、今後もおそらく展覧内容によっては
こういったスタイルを考えています。




*********


さて作品内容ですが、、

第一回目の個展では完全インスタレーション

第二回目はホワイトキューブの空間を活用した
インスタレーション的構成の中で一点一点の
作品を見せる、またそれまで木で石を作るという
シンプルな制作スタイルから前進し、浮遊する
石というコンセプトの元、その石が錆びるという、

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樹が所有した時間。 そして今、樹から磨き出した
石に施したメタリックなフィルターとそれから発
生するSABIと時間を共有する。

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自然界の流れをねじる、つまり自然の素材をトランスレート
することからもう一つ人為的に操作する、、そのことにより
本来与えられた生命の時間という事から一旦乖離した、、、
物体=作品を抽象的に凝縮するようなコンセプトで望みました。


そして今回第3回目ですが、、、


これまでの自然界の生命時間という対峙から
新たに人間という自然素材の要素を取り込み
ました。





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生きているホモサピエンス。
増殖しつづける建造物。
果てしないホモサピエンスの欲望。
どこまで増殖をくり返し増え続けるのか。
欲望を静止する事ができないホモサピエンスよ。
止める時は、その文化の崩壊する時か
そして風化して行く。
風化する事で過去の過ち忘れ去り
又くり返す。
都市遺跡はその証しである。(田村博文)


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木→石→金属皮膜=金属という人為的自然素材


→人(ホモサピエンス)=地球上の多層的生命時間軸





ここに今回のコンセプトを据えた次第です。





我々は多重な歴史という階層の上に鎮座していますが
実はその階層ごとに人は生活し様々な文明・文化を昇華
してきました。今世界各地にその階層を確認できる遺跡
が残されています。


ほとんどが階層ごとに消滅するはずのものが、ごくごく
一部今に取り残され往時の一旦を感じることが出来ます。

それらの遺構を目にするとき、階層と考えていた時間軸
は平坦となり、我々人間という存在がシンプルに浮かび
上がる、つまり歴史という鋭い串が突き刺さる・・・・・


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ペルーのチャンチャン遺跡は上空から
見れば電子回路。

中国の莫高窟はどこまでも続く断崖の呼吸口 。
今痕跡もない九龍城は天空に通じる生命体であろう。

創るのも壊すのもホモサピエンス
生きてきた痕跡を残し、その痕跡に
感激するホモサピエンス。(田村博文)


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我々が生活している身の回りには


実は、、何億、何十億もの人間=生命が”浮游”している
のだと思います。








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Rion Doll-凛音の球体関節人形-@高松天満屋5階アートギャラリー
5月9日(水)より


高松天満屋5階アートギャラリーで


球体関節人形【Rion Doll-凛音】


をスタートさせました。



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〒760-8516 香川県高松市常磐町1-3-1
高松天満屋5階アートギャラリー
担当:青野 087-812-7549


********



8日は展示設営日、初めて作品を間近で
見ることになりました。


実物は何度か見たのですが、手元でしっかり
見るのは実は、今回が初めてでした。


faebookやtwitterにて事前に写真で紹介させて
いただき、自分なりに作品の持つイメージを
固着させてきた筈だったのですが、、、、、、、


実際に間近で見た瞬間、別物だ!と感じました。


これほど図像と現物が違うのか?と、、、、、

また、これまでウィンドウのガラス越しで
見てきたというのも、イメージのギャップを
生んでいたようです・・・・・


絵画やその他様々な作品図像と実物が違う、、
どちらが良いという事を別にしてギャップが
生まれる事は経験上、、


重々承知しいたつもりでしたが、、、、


それ以上の感覚が支配したのは正直新鮮でした。


可笑しな、稚拙な説明かもしれないですが、、、


アニミズム・・・・らしきものが、、、知覚の
隙間から洩れるような・・・


大きいのか小さいのか、、良く分からない感覚が
生まれ、凝視し続けるとホンの僅かですが、、、
トランス状態が内側から出てくる感じを受けました。


一体、約半年の時間をかけ丹念に仕上げられた
作品達です。


ぜひ、、実物をご覧いただきたいと思います。



■作品に関してのお問い合わせは


〒760-8516 香川県高松市常磐町1-3-1
高松天満屋5階アートギャラリー
担当:青野 087-812-7549

もしくはCOMBINE

office@combine-art.com まで!




月だけが見つめている H85㎝











紫音 H130㎝



Luca H78㎝












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田村博文 浮游する都市遺跡&rion doll 球体関節人形@高松天満屋
本日5月1日(火)より

田村博文 solo exhibition
浮游する都市遺跡

設営を開始いたしました。





ホームページ内ギャラリースケジュール
にて少しご紹介させていただいております
が、、、、、、、、、


http://combine-art.com/html/gallery/ga_schedule.php#34






今回は設営中もご覧頂けるようにと
考えております。








通常は完成して見ていただくと言うのが
普通なのですが、私としてはそれ以前の
変化していく段階も実は空間としての作品
上は非常に面白いと判断いたしました。






ご案内の会期スタートは5月22日(火)です
が、途中段階も遠慮無くご覧ください。





尚、ゴールデンウィーク、閉廊日等少し
不規則ですので、お手数ですが詳細に
関しては、、、


TEL.075-585-8660
office@combine-art.com 

までお問い合わせください。



**************************


5月9日(水)からは

高松天満屋5階アートギャラリーにて



開始いたします。





詳細は

〒760-8516
香川県高松市常磐町1-3-1
高松天満屋5階アートギャラリー担当:青野
087-812-7549

もしくはCOMBINE
office@combine-art.com ディレクター上山まで!

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