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9月の予定
かなりブログの更新が滞ってしまった・・・・

毎回、、このような始まり方で、、、

反省しなければならい。。。。。

さて来月からの予定ですが、以前から少しずつ告知は
させてもらってますが、いよいよスタートになる展覧会
が目白押しです。

12月まで8~9企画程度を予定しています。

まずは、9月の予定を時系列順に報告させていただきます!



************

2013年9月4日(水)スタート
※会期終了10月1日(火)

遠藤良太郎 solo exhibition 「境界の狭間でオドル」




高松天満屋5階アートギャラリー
TEL087-812-7549(直)担当 青野
〒760-8516
香川県高松市常磐町1-3-1


昨年同時期に開催させていただいた第二回目の展覧です。
現在、猛暑の中、、、制作中の遠藤君!









【ステートメント】

人間及び人間の作り出したあらゆるモノや概念は、
常に境界の狭間を行き来する。

物体と生物、表と裏、愛情と憎悪、そして生と死。
それら全ては対極にあるもののようで決してそう
ではない。

私はそうした曖昧さの中に躍動する何かがあるよう
に思う。

私はそれを感じたいのです。


【お問い合わせ】

高松天満屋5階アートギャラリー
TEL087-812-7549(直)担当 青野
〒760-8516
香川県高松市常磐町1-3-1

COMBINE office
〒600-8033
京都府京都市下京区寺町通仏光寺下る
恵美須之町521番地 4F
TEL.075-585-8660 FAX.075-585-6510
office@combine-art.com
http://www.combine-art.com/


***************


つづいては!!


Powan Powan deuxième
公庄直樹 佐野曉 二人展

ポワンポワン!!

9月11日(水)~17日(火)
高松天満屋5階美術画廊に於いて







漆を使ってへんてこキャラクターを生み出す佐野曉と
かわいい動物を木で彫る公庄直樹の二人展。

似ているようで少し違う。そんな二人のキャラクターた
ちの共演。

木と漆が織りなすかわいくてポワンポワンな世界に、
ぜひお越し下さいませ。








両名とも京都芸大工芸科漆工卒。どちらも漆専攻で、
現在も非常勤講師として京都芸大にて指導をしています。

公庄直樹は漆そのものではなく木彫のフォルム重視の仕事
を選び、誰でもが親しめる木彫=芸術と言う事ではなく幅
広い人が楽しめる作品作りを目指しています。

佐野暁は乾漆によるコンテンポラリー表現に進み、従来の
伝統的な漆の技術を持って新しい表現との融合を日々模索
しております。

伝統的な産品ではない漆の可能性=未来=コンテンポラリー
アートを模索する二人の若い作家の展覧会です


【お問い合わせ】

高松天満屋5階アートギャラリー
TEL087-812-7549(直)担当 青野
〒760-8516
香川県高松市常磐町1-3-1

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〒600-8033
京都府京都市下京区寺町通仏光寺下る
恵美須之町521番地 4F
TEL.075-585-8660 FAX.075-585-6510
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http://www.combine-art.com/


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つづいては、BAMI galleryでの展覧です!


現在タイトル・メイン画像・ステートメント等が
決まっておりませんが、、、

八木佑介くんのBAMI galleryでの初個展です。

そしてこの展覧会は年末12月に高松天満屋5階
美術画廊にて行う百貨店での初個展のプレエキジビション
でもあります。

会期は9月24日(火)~10月21日(月)を予定しております。








八木佑介 Portfolio


YAGI Yusuke Portfolio by COMBINE




【お問い合わせ】

COMBINE office
〒600-8033
京都府京都市下京区寺町通仏光寺下る
恵美須之町521番地 4F
TEL.075-585-8660 FAX.075-585-6510
office@combine-art.com
http://www.combine-art.com/



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以上3企画が9月の催事予定です。


現在上記企画の4作家共に


会期ギリギリまでのスケジュールで制作に
励んでおります!!!


ぜひ、彼らの力作をご高覧いただきますよう
切にお願い申し上げます。



▲TOP
侠 呑象楼(どんぞうろう)にて
先月のある週末と先週の土曜日、ある仕事の関係で
香川県のある場所に行っていました。


今回は高松ではなく琴平、金毘羅宮の近くです。


仕事現場集合だったので車で向かったのですが、
目的地につくほんの、そう、ほんのごく手前で、、

ある石碑が眼に飛び込んできた!



呑象楼・どんぞうろう!

えっ!ここなのか、、、、

あの日柳燕石の・・・・・・





幕末期、数多の英雄がいるが、ほんの僅かな史実
としてしか登場しない、しかし、歴史の中では決
して欠かす事のできない豪傑、英雄、、、歴史の
スター以上のすごい侠が我が国の歴史には数多存
在する。


なかでも日柳燕石は別格中の別格、侠の中の侠と
言って間違いないだろう。


幕末長州藩を追われた高杉晋作を身命を賭して匿い、
自ら身代わりとなって捕縛され4年獄舎に繋がれた
のち、その過酷な境遇が災いし死んだ侠客。


高杉が書簡で語る彼、日柳燕石


「当所にて日柳燕石と申す奇人に出会い、議論符合し、
益得ること少なからず候・・・、何れにしても、日柳
氏一身を抛うち潜伏させると申す位につき、決して御
懸念無用に存じ奉り候」、


「日柳氏は博徒の頭、子分千人ばかりもこれ有り、
学問詩賦も腐儒迂生の及ぶ所にこれ無く、実に関西の
一大侠客に御座候」






吉田松陰、高杉晋作師弟に繋がる幕末随一の侠客。




吉田松陰が燕石の詩を好み、松下村塾では燕石の詩が吟
じられていたそうであある。





司馬遼太郎「世に棲む日々」の中にも登場するのですが、
その中で、吉田松陰の猛を継ぐひとりである高杉晋作を
匿うにあたり幕末随一の侠客としての心意気を語らせて
います!


「常ならば何も為すことなく僻地の仁侠一匹として死ぬ
だけだったが、、、

あの小僧(晋作)のおかげで俺も猛をひとつ発することが
叶った」



・・・・・



この呑象楼は移築されたものらしいが、しかし、心の
高ぶりは抑えられないものがあった。


以前、この燕石という名前、不思議に思い調べたこと
がある。単純に燕石と検索すると大半以下のような説
明がでてくる。



《燕山から出る、玉(ぎょく)に似るが玉でない石の意》
まがいもの。また、価値のないものを珍重し、誇ること。

小才の者が慢心するたとえ。


なるほど、この意味から日柳燕石が自嘲及び自重として
付けたというので合点がいく・・・


しかし、もう一つ燕石には意味がある。


つばめいし、、、


ツバメの巣の中にはヒナの盲を治す不思議な石や安産
の象徴になる子安貝が入っている」というものだ。


南方熊楠、珠玉の論考にも燕石考というのがあるらしい
が、浅学寡聞の私では到底ここで紹介できないが、あえ
て言うと「燕石」の伝承は洋の東西を問わず類似するも
のが存在する。


我が国においては竹取物語の中にその内容が出てくるら
しい。


南方熊楠はその東西に存在する近似した伝承に対して
文化伝播論を展開している。


人間の想像力のパターン性の追求というのだろうか?


つまり基底となる部分の同一感覚。


私は日柳燕石という人を思う時、どうも後半に記した
理由が湧きあがるのである。


彼が命をかけて堅持した義侠心。世上の判断、世論、
そんな事とは違う、自らの信念の中から見つけ出す正義、
そこには獄舎に繋がれようが、貫き通した中に存在した


「燕石」、、、


人間にとってもっとも美しいものを感じるのである。


▲TOP
Powan Powan ポワンポワンと釜匠個展と八木佑介個展 @百貨店
またまた、ブログが滞った・・・・・

毎日Facebookで個人的なものも仕事の事も吐き出す
せいか、、どうもブログが後回しになってしまう・・

さて5月も気づくと終わりに近づいてきましたが、

先のエントリーで少し触れましたが、

外部での企画が順に決まりはじめましたので、
報告いたします。

詳細がこれからというものも多いですが、開催日と場所
が決定しているものから記載いたします。

先ずは、、

9月11日(水)~17日(火)

高松天満屋5階美術画廊に於いて


Powan Powan deuxième
公庄直樹 佐野曉 二人展





ポワンポワン・ドゥジェム


と読みます。。。ポワンポワンの2番目という
意味です。。。。

・・・・正直、、なぜポワンポワンなのですか?
と聞かれても困りますので、、、スルーしてください。

ポワンポワンとは感覚で、オノマトペです・・・

つまり、、そういうものなのです・・・・



ポワンポワンは公庄直樹くんと佐野曉くんが
始めた二人展で、大阪のギャラリーで第一回目
を開催、今回はその2回目という位置づけで臨み
ます。

名古屋で好評を博し、現在長野県山ノ内町町立志賀高原
ロマン美術館で行われているグループ展に出品している
巨大ピンクくじら”ポセイどん”



やその他新作を一堂に展示いたします。

又、公庄くんも京都芸大卒の新鋭で、主に木彫にて動物を
制作していおります。画像にあるように、、、、

難しいことは抜きにして!

二人の個性が響きあい、見ている人が弾けるように

笑う、そんな楽しい

そして愉快な展覧会を目指しています!!!!








是非ご期待ください。

【お問い合わせ】
高松天満屋5階アートギャラリー
TEL087-812-7549(直)担当 青野
〒760-8516
香川県高松市常磐町1-3-1


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次は、

10月23日(水)~29日(火)

釜匠の第二回目となる東京大丸での個展です。

昨年の第一回目とまったく同じ日程です。

まだ個展タイトル・ステートメントは固まって
おりませんが、昨年とはかなり違う内容を期待
してください!!





現在、、、、

釜匠は、、、


必死のパッチで・・・鋭意制作中です。

これまでも歩幅の大きな進化を遂げてきた彼ですが
今回はこれまでの何倍もの変化が楽しめると確信して
おります!

是非お見逃しのないよう、よろしくお願いいたします。

尚、この展覧会は来年5月に予定しております

松坂屋名古屋店での第二回目個展と連動しております。

松坂屋名古屋店に関しては現在スケジュールのみ決定
していおりますのでご報告させていただきます。

平成26年5月7日(水)~13日(火)



【お問い合わせ】

COMBINE office
上山潤
〒600-8033
京都府京都市下京区寺町通仏光寺下る
恵美須之町521番地 4F
TEL.075-585-8660 FAX.075-585-6510
office@combine-art.com


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さて、、、次ですが、、、


現在、京都造形芸術大学院一年生


そう、現役大学生を百貨店での個展として
取り上げます。


八木佑介 個展

高松天満屋5階美術画廊

12月25(水)~12月30日(月)
※年末のため変則会期





今、COMBINEに関わってくれている最年少者ですが、
相当な新鋭です!

豊橋トリエンナーレ星野眞吾賞展入選・審査員推奨
佐藤美術館 平成24年度第22期奨学生

本年学部卒業制作において学長賞と
佐川美術館栗和田榮一賞をダブル受賞。


先日、高松天満屋に視察に行ってもらい、色々と
打ち合わせをしてもらいました。

当然こういった形での個展というのは初めてであり
今後会期までのスケジュールにおいて相当過酷な
制作事情が生まれる筈です。

そういう事を鑑み、まず自身の目で環境と空気を
確認してもらい、その後、決行するか否かを彼と
話あいました。

彼の決意は固く

決行することといたしました。







一貫して人が誰もいない深夜2時の風景を描き続ける若者。
その研ぎ澄まされた感受性は、今、混沌とする我々の社会
の欺瞞を静かに告発する。


彼の純粋な心が表出した作品たちは、過去二回の
高松天満屋アートギャラリーでの展開で複数のお客様
の心に通じました。

今回はその事をバネに、より以上、正直、かなりの
背伸びになりますが、あえて挑戦してもらおうと考えて
います。


【お問い合わせ】
高松天満屋5階アートギャラリー
TEL087-812-7549(直)担当 青野
〒760-8516
香川県高松市常磐町1-3-1


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ある日の彼のブログより


この前、一週間前くらいだったかの朝日新聞でと
ある写真を見た。


その写真は福島の原発から近い、避難区域内のな
んでもない街の風景だった。そこでは真っ昼間な
のに人の気配すらない。


まるで空っぽの器になったかのような、あまりに
も普遍的なその街にはなんとも異様な凄さがあった。



その写真は、原発の膨大なエネルギーと引き換えに
起こしてしまった事故により、すべての機能を残し
たまま、人間社会から切り離された街がそこに存在
していることを伝える。


そして僕が撮るたくさんの深夜の写真は、その空っぽ
の器となった誰もいない都市の中でただただ消費され
続けているエネルギーを写している。



福島の無人の街の写真と、深夜に現れる無人の街のそ
の重大な関係性について、僕が新聞上で不意に見つけ
た写真から気付きかけたことを、抽象的なままである
が他の人に伝えたい。


この二つの間にある何かについて言葉に出来る程、
まだ整理が出来ていない。だがそこにあるものはもの
すごく大切なものだと思う 。


もやもやとした物をもやもやとしたまま書いてしまっ
たが、はっきりとした形となればまた書きたいと思う。



*************



以上3企画を紹介させていただきましたが、


全てこれからです。もちろん業務的な細々したことは
もちろんですが、作家達も現在鋭意制作中です。


その全てが”挑戦””チャレンジ”です。


まだ見ぬ作品


まだ見ぬお客様


それら未知なるもの事に対して


私と彼らの挑戦です。


そして、、


なによりも


未知なる自分自身の可能性に対して挑戦です!


発展途上で未熟さが否めないとは思いますが、、


是非、皆様からご指導ご鞭撻を承りたいと
切に願っております。


よろしくお願いいたします。


▲TOP
4月の報告
気がつくとブログを一ヶ月サボっていた・・・・


なので、、、この一ヶ月の事を纏めて報告したい
と思います。。。


まず4月初めは、前のブログに最後にご紹介させて
いただいた、


佐野暁くんの松坂屋名古屋店での、、

【さの あきら うるし展】ですが、




おかげさまで無事終了することができました。







活動拠点が京都であり中々知人がこれない環境だったにも
関わらず、京都芸大の恩師(教授)はじめ沢山の方にお越
しいただき大変感謝しております。


大変遅くなりましたが、誠にありがとうございました。


さて結果ですが、なかなか名古屋にては馴染みの薄い

”漆”

まずそのハードルの高さに苛まれましたが、しかし後半







Netを通じて、もしくは事前のDMにて惹き付けられての
お客様がお越しくださり、計画には届きませんでしたが、
デビューとしては先ず先ずの結果だったと思います。


又、佐野くん自身が百貨店という商業施設において初めて
の発表という事もあり、慣れない事も多かったと思いますが
その分、彼の今後にとって大いなる勉強になった事は間違い
ないと感じております。


その辺りの彼の真摯な感想は、彼のブログにて是非一読くだ
さい。

http://urupikapika.syncl.jp/?p=diary&di=967982

※余談ですが・・・・・連泊出張のため、、出来るだけ安い
ホテルと探し、辿り着いたのが、、、名古屋の錦、しかも
3丁目・・・・


”名古屋錦三=通称・きんさん”




と聞けば、名古屋一の繁華街、、、松坂屋からの帰り道の
誘惑の多さ、、、、、


彼とは毎晩”反省会”の連続でした・・・・・


さて!


彼、佐野くんですが、、、

現在美術館の展示に参加しております。



********

「Kawaii+大賞展」
会期:2013年4月27日(土)~7月7日(日)
場所:山ノ内町町立志賀高原ロマン美術館
〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏1465番地(上林温泉)
TEL 0269-33-8855
FAX 0269-33-8825
URL http://www.s-roman.sakura.ne.jp/
Kawaii+大賞展 URL http://www.kawaiiplus.jp/

開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 木曜日
入館料 大人500円(450円) ・ 小中学生300円(250円)
※( )内は20名以上の団体料金


【招待作家】
渡辺おさむ、大槻香奈、三尾あすか、三尾あづち、安岡亜蘭、
山本あき

【受賞作家】
金澤麻由子 〔グランプリ / ニュートロン賞〕 山口裕子
〔伊藤羽仁衣賞〕
佐藤岐夜美 〔広本伸幸賞〕 細田麻理奈 〔山口裕美賞〕
加藤正臣 〔渡辺おさむ賞〕 佐野暁 〔新生堂賞〕
杉田悠介 〔ターナー賞〕 キュンチョメ 〔バロックス賞〕


********


お近く、もしくは近隣にお出かけのご予定方は是非覗いて
やってください。よろしくお願いいたします。





さて、名古屋出張から帰った週末は


鎌倉に出張いたしました!


鎌倉?なぜ?となりますが、、


一昨年来より僅かですがお手伝いさせていただいてる


観○光KANHIKARI Art Expoが

http://kanhikari.com








本年より京都展に続き、鎌倉にても開催され、その展示に
伺うという目的と、


この鎌倉展開催に尽力されながら開催を見ることなく
昨年6月4日に他界された、瓜南直子さんのお墓にお参り
をするために伺いました。




※画像は瓜南直子さんの墓前で手を合わせる青野女史です


瓜南さんとはtwitter、Facebookを通じ知り合い、その後
直接お会いしお酒を酌み交わす仲となり、この鎌倉展への
情熱を聞いていた私としては、展覧に彼女が居ない事は
本当に悔しい限りなのですが、彼女の志を参画するアーテ
ィストの方々が真摯にそして情熱を傾けられ見事に引継い
だこの展覧会にはどうしても伺わねばならなかったのです。


この観○光KANHIKARI Art Expoに関しては、、
ホームページ及びFacebookに登録されている方は是非ページ
をご覧ください。丁寧に様々な情報が掲示されています。
また、様々な作家の方々の生の姿が色々なスナップで紹介
されています。そして志半ばで亡くなられた瓜南さんの事も
随所に紹介されていますので、是非こちらもご覧ください。
因みに瓜南さんのFacebook及びブログも現在まだweb上に存在
しますので、こちらからも彼女の人となりはご覧いただけます。


観○光KANHIKARI Art Expoを拝見し
その晩、歴史ある鎌倉・浄智寺にて行われたレセプションに
も参加させていただきました。






その後、鎌倉市内に戻り

鎌倉の芸術家が集う”ひぐらし文庫”さんへ




伴清一郎先生、渡部満先生、渡部満先生のアシスタントの方
そして青野女史、私、お客として待っていてくれた
”ひぐらし文庫”オーナーの中原さんと愉快に飲ませていた
だきました。





そして、


鎌倉から戻った次の週末は


高松へ


昨年開催し好評であった、八木佑介くんの新作展


八木祐介solo exhibition[午前2時]をスタートさせました!

(会期5/28まで)






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【お問い合わせ】

高松天満屋5階アートギャラリー
TEL087-812-7549(直)担当 青野

〒760-8516
香川県高松市常磐町1-3-1

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本年学部を卒業し春から京都造形芸術大学の院生になった
八木くん、今春の学部卒業展では学長賞並びに佐川美術館
栗和田榮一賞をダブル受賞いたしました。

その才能を期待され佐藤美術館の奨学生でもある彼の新作
中心の展覧で、大作から小作品約10点の展開です

是非ご覧頂きたいと思います。


また、松坂屋名古屋展から高松天満屋へ

佐野くんの小作品を移動し、特集を現在開催しております。





こちらもあわせてご覧いただければ幸いです。

お問い合わせに関してはは上記と同じです。


高松天満屋での現在の開催企画は以上ですが

少し面白い宿題をお客様よりいただきました
ので報告させていただきます。

昨年制作の釜くんの連作

赤鼻・子守唄・内緒話 サムホールの3連作ですが

当初別々にて額装しておりましたが、お客様より
3点纏めてお求めいただきました。

が、、、条件がありました。

連作として立体的に見え、尚且つ壁にも連作として
飾れるようにすべし!!


早速検討し以下画像のように仕立て直しました。


ドキドキしながらお客様にご提示させていたいたのですが

ありがたいことに大変喜んでいただき

ホッと胸を撫で下ろしました・・・・・

しかし、考えればいい宿題をいただいたと感謝して
おります。

釜くんの絵を心底楽しもうと思って頂いている、その
気持ちがなによりも嬉しかったです。












**************


そして最後になりましたが、

高松から戻り翌週30日より

BAMIgalleryでは、

松本央 solo exhibition
極楽 Exterminated Pain

を開催させていただいています。



2013.04.30 (tue) - 2013.06.21 (fri)
gallery close 5/11.12.18.19.26.6/2.8.9.16

open 12:00~18:00


【展覧会ステートメント】

テクノロジーによってもたらされた外付けの記憶装置
と機能を拡張された新しい身体。 際限なく繰り返され
る拡張と増設。 氾濫する情報が生の肉体の感覚を忘却
させる。

そこには一切の「苦」は無くただ「楽」のみがある。


松本央の新作展であると同時に、これまで自画像をベース
に表現してきた彼が始めて取り組んだ自画像以外の力作
です。






是非ご覧いただき、この新しい取り組みに対しての
ご意見ご感想を頂戴できればと考えております。



*************


以上が大まかな4月の活動状況でしたが、

ここから先も百貨店での展開、及びBAMI galleryでの
企画あわせて進捗させていきます。出来る限り、その
経過は当ブログで報告させていただきたいと考えてお
ります。

因みに現在決定しています、外部企画ですが、

9月初旬、高松天満屋美術画廊にて

佐野暁・公庄直樹 二人展を予定しております。

公庄くんは佐野くんと同様、京都芸大出身で現在は
木彫作品の制作に励んでいる新鋭です。

又、10月末には、第2回目となる釜くんの東京大丸
での個展を開催いたします。
この展覧会は翌春に第2回目の松坂屋名古屋店での
個展へ繋がる連動企画となります。


その他現在調整中のものもありますが、先述の通り
決定次第報告させていただきたいと思います。


尚、デイリー的な報告は現在

Facebookにても掲載しておりますので、登録されている
方は是非そちらのほうもご覧ください。COMBINEにて
活動してくれている作家諸氏もそれぞれのFacebookにて
積極的に最新情報や日常の風景をUPしていますので、当
ホームページ及び作家ブログと合わせてご覧ください!!






▲TOP
佐野 曉  出撃! 松坂屋名古屋
いよいよ!漆博士・佐野君の出撃だ!





漆博士とは揶揄しているのではない、、、


かれは正真正銘の漆博士、そう、あの末は
博士か大臣かの博士だ。正確には京都市立
芸術大学大学院後期博士課程 漆工研究領
域修了 博士(美術)となるらしいのだが、、






そんな彼?というか彼の作品に出合ったの
は確か今から3年前の京展だった。


なんとなく観たくなって、当時のアシスタント
と二人市美に観に行った。


当然、日本画・油画と新たな才能をと思って見
ていたのだが特段惹かれるモノもなく、あまり
期待していなかった工芸という領域に差し掛か
った時、、、、


ひと際目を引く作品が目に飛び込んできた。


大半は大きな作品なのだが、その作品は小さく
こちちらを睨んでいる?ように感じた・・・


近づいて見ると、可愛いクマのフォルム、、


しかしその表面には画鋲が・・・トゲトゲ
しく、しかし妙な可愛さ、しかも、どこか
で見た様な、、




なんだこれ?


漆??肝心の漆部分の大半を画鋲で埋め尽
くしている、、とは、、なんとも挑戦的な!



なんとなく、ただなんとなくだが彼のしたい
言いたい事が薄らと感じ取れた。


一発で気になりアシスタントに指示し連絡を
取ったのだが、、


返信は無かった。。。


縁がないのか?と落胆したのだが、、、


数カ月後、、やはり気になったので何度か
改めてメールした!此の時は返信があった。


どうも最初のメールはスパムになっていた
ようだったのだが、、なんとか繋がった、、


急ぎ会いたい旨を伝えてギャラリーに来て
もらい色々な話をした。


彼のホームページで博士号取得という情報
は掴んでいたので、その先入観で対面した
のだが、つまり、、理論、論理、理屈、屁
理屈・・・etc、、つまるところ”頭でっかち”
そんな事だが、、、向き合った彼はそんな
色は微塵もない、ナイスガイだった。



この仕事をしていてつくづく感じるのは人だ。


作品ももちろん大事だが、人がその半分を
占める。これは従順という基準、つまりこ
ちらにとって都合が良いという意味ではな
い。芯というのか、こだわり、どういう拘
りを抱え込んでいるのか?という事だ。


佐野君へは、そういう意味で”漆”という
ものへの只ならぬこだわりを感じたのだが、
それは従来の古典的な漆だけではなく、新
しい漆の世界への強い意欲、その拘りを感
じた。





普通冷静に考えれ博士号取得には時間も金
もかかる。取れたとしても30歳近くにな
る。そこまでしてその先それを支える盤石
なマーケットがあれば別だが、正直そんな
ものはない、大体、厳格なアカデミズムが
ないこの国では、、、ただの勲章にしかな
らない。。。。。


しかし彼の中では突き詰める必要があったのである。


その時、彼は博士論文を置いていってくれた。
相当数のページ数のある論文であったが、一気
に読み切った。


漆の持つ”アウラ”=(霊性)や漆という素材
そのもの、材料としてのレポート、そしてそこ
から彼が今後なにを作品としていくのか?その
意義等、かなり論理的に纏められていたのだが、
私の目をくぎつけにしたのは、、、、、



日本は先天的なキャラクター文化圏だという項目だ、
その中でも象徴的に解説していたのは、ピーポ君な
のだが、ピーポ君とは、警察のマスコットだ、、、、





へぇーと普通は聞き流すのだが、


よくよく考えれば彼が解説する通り、公権力側が
自らをキャラクター化するという、冷静に考えれ
ばなんか捻じれた感覚、しかし其処を起点として
考えると、案外我々の周りには他の文化圏とは違
うキャラクター性が溢れている。


京都などは建物へも、何かの概念的な集団性にも
”さん”づけして呼ぶ。


これは尊称としての意味合いもあるが、実際には
何かの人格的なものを付与している。つまりこれ
も広義にはキャラクター的醸成に感じるのである。



武将の兜の前立てなどもその象徴的なもので、
自らの内面を表現している。それ以外にも様々
な仮託がなされている。ムラカミなどとは違う
アプローチだなと感じた。







そうか、そういう所から日本を見つめるという
のもあるか。。。。



あー、、、そうかと感じた。



この部分からKAWAIIも含めてコンセプト化し漆という
素材及び技術との融合を考えているのか・・・と、、、、


画鋲のくまさんに込められた意味と、、、


こちらを射る様に見つめていたのは、、、



佐野君の視線だったのだとこの時気付かされた。


***********



さのあきら うるし展






【場所】
〒460-8430 名古屋市中区栄三丁目16番1号

松坂屋名古屋店 南館6階美術画廊

【会期】
2013年4月3日(水)-9日(火)
10時~19時30分 最終日は16時閉廊

【アクセス】
電車でお越しの場合
地下鉄名城線矢場町駅 地下通路直結(5・6番出口)
/ 地下鉄栄駅 16番出口より南へ徒歩5分

お車でお越しの場合
名古屋高速 白川出口、東新町出口、東別院からお越しいただくと便利です

http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/access/

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