RECENT POSTS
上海Biz 3
上海報告のつづき、、ですが・・・


と始めたいところですが、、



なんと気づくと一週間も開いてしまった。。



この間、、何と言うことなくバタバタと動き周り
多少の体調不良にも悩まされながら、、、



と言うことで、実は、この報告を終わる前に



上海BIZアクションプランの検討会議が既に
行われ、KFLのFさんKさんともおおよその
方向性を確認し如何に先ず春のアートシーズ
ンに突入していくか?などというような機運
が盛り上がっている昨今、、、


私のブログでの”グニュグニュ”とした報告を・・・・


現実が猛スピードで追い越していくような
状態で・・・・・


。。。。。。。。。。。。。。



もうちょっと真剣に取り組まねばと改めて
思ったしだいです・・


と言うことで、、牛のよだれ、アホの生涯


”年寄りの小便”・・・・


何というのか、、年いけば、、中年ごろからか?・・


”コクはあるけど、、切れはない”


と、、少しソレましがた・・


の、ように眠たいくらい感覚が開いてしまいまし
たが、最後の報告を・・・



上海出張、最終日はM50に訪問しました。















実は私数年前一度訪問したことがあるので
今回は2回目になります。


現状は知らないのですが、数年前、この
M50という工場跡地を使用したアートエリア
は上海の現代アートを取り扱う最先端のスポット
という触れ込みで、海外からも多数の来訪者を
招き入れ活況を呈していました。


その評判を耳にした私も、大した目的もなく伺った
のでした。その時の印象とは、作品等のレベルや洗練
された感覚の問題は別にして、息吹というのか勢いに
は目を見張るものがあり、日本でこの手のスポットで
感じるものとは比べモノにならない程圧倒されたのを
覚えています・・・






その時とくらべての変化は、中身は良くわからないが、
建物の外観等、雰囲気そのものは数年前とさほど変わ
ることはありませんでしたが、、、、


しかし、なにか?・・・








問題は中身なのですが、、、、


今回この場所を伺った理由は、先のブログでも
紹介させてもらいました、上海のオークション
ハウスディレクターからの推薦で、ある有能な
女性ギャラリストを訪ねにいったのでした。








日本への留学経験やその他、外国にての経験が
豊富なその方は、実に丁寧に上海のアートマー
ケットの実情を”流暢な日本語”を駆使し我々
に教えてくれたのでした。。












日本人か?と見紛うようなその流暢な言葉は、
ほとんど日本で話をしているのと変わらない
レベルで、実際彼女も日本とのビジネスを
模索・進行させている途上であり、お互い
情報を交換する上ではメリットの高い関係で
あることをいち早く察知できたのでした。







これは大きな収穫ではありました。


その彼女が言うには、、


現在、M50内には約100軒近くギャラリー
が存在するようで、その家賃も聞くと驚くほど
高いものでした。


(場所代が高い、賃料が高い=ロケーションの価値が高い
 それだけでビジネスとしては成立する。。所謂、レンタ
 ルスペースである。)


まぁそれら現象面的なここ数年の変化
なのですが・・


問題は、それよりもなによりも


実際のマーケットは、M50に限らず、全体が
未だ混沌としてる状況があり、整理されていな
いというのが実際の”プレイヤー達が素直に
感じる実情のようでした。。


改革開放、アートバブル、リーマンショック、、
これらを経て、それぞれの時代に特異な動きが
マーケットに顕在化したのであるが、それは
あたかも雨後の竹の子のようであり、それぞれ
がバラバラの事情と背景を元に頭角を現した、、
どちらかと言うと、全体的な欲求からの必然性
ではなく、散発的に個々の欲求に沿って現出し
たというのが実情であった。。。


これを、その都度メディアが体系化された中
でのポジションを把握し報道すると言うこと
行った訳ではなく、ただ流動する状況を垂れ
流しているのが実際でありました。



その実情をキャッチし脆弱な考察を繰り返して
きたのが日本のアート界を中心としたメディア
であり、春秋のフェアに参加してきたギャラリー
たちであったように私は感じました。


故に本質的な全体を俯瞰したようなマーケット
情報は皆無と言ってよい。


情報それぞれに正確不正確はあります、しかし
実情から過去の情報を考察した場合、大まかに
感じるのは枝葉末節的な把握、これが大きい
かな?と感じたのでした。


全体を俯瞰した状況及び全体像の構築が今はない、
というのがこの国の現状で間違いないというのと
同時に、実は今そこに向かっているのかも?とい
うのが私の感じた実情でした。



それぞれの国がそれぞれの歴史的な背景を元に
アート界のヒエラルキーが構築され、それを元に
価値というものが形成されているはずなのですが
中国においては、この急激な発展過程が、実は
様々なものを飛び越えて成立していいき、後付
でその空白となった場所を埋める、そのような
感じがあるのではないか?


例えば良く言われることではあるのですが、
日本の電話というものの成立過程を考えれば



もともと”ガリガリ・・への何番!”などと
いう交換手を通じての通信だったのが、黒い
固定電話へ変化し、そこからプッシュ回線
そしてご存じのような携帯電話という時代
の形成過程を経るのですが、これを下敷きに
中国を考えれば、失礼だが、電話がない時代
からいきなり携帯電話の通信時代へワープした
ようなもので、日本が経た文化的形成過程を
ほとんど飛び越えている・・というのが実情
として分かる。



実はこの事実は一事が万事のように私は感じる
のである。アートの世界も同様であり、ギャラリー
の存在やアートを買うという世界が形成された仮
定の多くが中国ではかなりショートカットされて
いると考えるのが実は自然な現状把握なのではな
いか?と思うのと同時に。、、、、



そういう意味で、、、
シュートカットしてたどり着いている現状とは
欧米の先進的マーケット感覚なのではないか?と
考えて違和感はない。


間違いなく、日本が形成してきた情緒的マーケ
ット感覚で無いことだけは確かではないだろうか??



さて、このような状況を感覚的に掴んだ我々は
如何にすべきなのか?


実は形成過程上の問題を別にすれば、表面的な
アートビジネスのマインドは同水準、sの上の
強みは資金豊富、このような現状で、これから
国内で全体的な動きが起ころうとしている状況
で、わざわざなんのために日本からものを買う
必要があるのか?仮にそういった事に興味を持
つとするならば、それは一体どんな根拠が存在
するのか?


日本ブランド?アニメイズム?ムラカミ、ナラ
クサマ・・・


ここに何とも言えない蜃気楼的な夢想が開くの
だと思う・・・


しかし、それは日本でも一部の世界を代表しうる
銘柄の話であり、我々にはそういったものは皆無
である。


もし仮に、彼らは全体像を知らない、、、
十把一絡げにて日本を把握しているという、、、


経済成長との関係で大雑把な価値観のギャップ
が生まれているなどというような感覚を不用意に
もてば、それは間違いなく火傷の元のようにも
感じた。



そんなに甘くはない・・・
彼らは”もっともっとシビアー”でもある・・


一時、香港あたりでこのような感覚的な蜃気楼が
多発していたようであるが・・・


それもやはり今となっては蜃気楼でしかなかった。。



我々の作家



それは申し訳ない言い方になるが、



無名でしかない。


日本国内でも決して客観的評価が高い訳では
ない・・・


それは誠に厳しい言い方ではあるが



”価値がない”という事にも相応する。



この現状、これが我々の現実なのではないか?



だからただ単純にアートフェアに出かけても
根拠ある商売が成り立たない、、出会い頭や
偶然はあっても・・恒常性もなければ成長も
ない・・・



可能性があると言っても、そんな情緒的な、そして
客観的な判断材料が乏しいものに一々付き合う
人間がいるとは思えない。ましてや、可能性
ということで考えれば、それは中国国内で完結さ
せてもなんら問題ない事柄であり、実際にはその
ほうが、現地の人間にとっては、、、


夢がある!


わざわざ海の向こうの”どこの馬の骨ともわからない”
人間にそんな可能性を見いだす!などという夢絵空事
のようなモノに貴重な時間と資力を提示する奇特な
人間がいるとは思えないのである。。。。


この現状で


どこにビジネスの”ドッキングポイント”があるのか?



私は正直、色んな可能性を秘めた地であることに
異論はない。当然、混沌としている状況にはチャンスが
豊富にあることは間違いないだろう。しかしそれを
果たして外国からやってきてそう簡単に掴めるのだろう
か?と思うのも自然な感情としてもっている。



根本的に、じゃ、、そんな夢を見ずに日本でコツコツ
やればええやないか?となるのも自然だと感じるし、
日本でできないものが、、なんで上海でできるのか?
という批判も正確だと認識する。



わざわざなんで上海なのか?



この基本は日本でやれない(これは諦めてではなく、、、)
ことを上海でやるから行く意味が生まれるのであって
それが一体何なのか?それを考えなければ、



当然、何をしにきた?何のため?という事に
しかならないのと同時に、それが明確さを
保てないのであるならば行く意味がない。


そしてもっとも大事なのは、上海側にそんなものを
持ち込み、果たして受けるとる側が求めるものにな
るのか否か?



需要が生まれなければ本当に行く意味は生まれない。



そのためには、漠然とした突貫では粉砕することは
目に見えている。この数日の出張で感じた感覚で
もうすでに結論はでた。



やはり戦術が要る。そして熟慮がいる。




冷静になれば自らの存在、客観的な姿が浮かび
上がる。その姿とは、、


我々は間違いなく


小たる存在である。
中国上海は大なる存在である。



古今、小が大なる相手を倒す戦術はそれほど
多く無いことは歴史が実証している。。


戦術の選択はさほどない。



ある意味、錐をもむが如く一点に集中し
力の散逸を防ぎ突き抜けることしかない
ように思うのである・・・



その為に



私が思うのは



陽動+挟撃



陽動+挟撃+ゲリラ



陽動+挟撃+ゲリラ+外交



陽動+挟撃+ゲリラ+外交+遊撃的支援
+支援



陽動+挟撃+ゲリラ+外交+遊撃的支援
+支援+政治的介添え



陽動+挟撃+ゲリラ+外交+遊撃的支援
+支援+政治的介添え+外交勝利




このような法則しかないように感じた。



これが如何に具体化していくか、いや
させるかは、また後日報告させてください。。




------------------------




さて、最後になりますが。。




先のアートフェアで



いつも応援して下さっている敬慕の念の尽きない大事な
お客様から言われた一言



”貴方はなにをもって成功と呼ぶの!”



これは、ずっと続く課題というよりも、先ず根本的な考
えをブレなく強固に持ち、それをチャレンジしなくては
いけないという戒めでもありました。







実は



出張中にもメールを頂きました。






”心と心で会話しなさい!”






これを受けたとき、ハッと目が覚めました。


これが今回の報告のもとになった感覚です。



この言葉だけから受けるのは、自分をさらけ出し
腹を割って話して・・・というようなモノを感じ
ないでもないが、、、



しかし、ここで冷静に考えれば、、、




本当に”心と心で会話”するには、同じレベルに
達していなければ真の心の会話は成立しない?の
じゃないの?と感じたのでした。



我々はビジネスで向き合う訳である、そのとき
どちらか一方になにかの依頼心や依存度が偏重して
いて本当に心の会話などになるのであろうか?



それはボランティア的慈善精神でしかなく、お互い
のメリットを正確に話し合うにつけては、やはり
お互いが認めあう存在にならなくては話にならない。



逆もある、、騙されるということである。。



そう考えれば、とても今の現状ではお互い相互の
メリット創出などというレベルではない。


しかし、足りない自分というものは十分にこの
言葉、本当の意味の”心と心”から理解できた、
どうすべきか?も把握できる。



まずは心と心の会話に必要な自分、とCOMBINEを
追求しなくてはいけない。



それは今後の上海BIZの骨格となる



重大事であることに気づかされました。。。。




------------------------



おまけ!


COMBINE+KFL M50視察風景・・・




▲TOP
上海Biz 2
つづきですが




上海のオークションハウスのディレクターから
アートマーケットの現況を聞いたところまで
お話させていただきましたが、この後、ディレクター
より上海内の我々が得たい情報を持っているのではないか?
と想像できるギャラリーを紹介していただき訪問する
こととなりました。




最初に訪問したのは



複合的な商業施設が入った建物で、その4階に入居している
ギャラリーでした。












上海アートフェアにも出展していたギャラリーで、陳列して
いる作品群も見覚えがあるものでした。















しばらくギャラリー内を見ていると、オーナーが外出から
戻られて我々との話の場を設けてくれました。


こちらとしては全くどこから聞けばいいのかと悩むところ
でしたが、親切にもオーナー側から自分たちの現状を説明し
てくれました。


このギャラリーは立体が中心で、海外の作家を取り扱う
ギャラリーとして上海のアートマーケットにおいてポジシ
ョニングしているようでした。










我々との関係性においてはどこが接点なのか?と単純に
考えれば、外国人作家を取り扱っているという点が明快
なポイントで、それにそって我々は色々と質問をしたの
でした。


ポートフォリオは広く扱いますとの回答、それをファイルし
様々な案件のプレゼンテーションに使う可能性を示唆して
くれたのですが、確かに我々にとってそれは何の問題もなく
始められる事であり、早速にもとなるのですが・・・・



私は、ここで少し引っかかる部分が自分の中にあるのに
気づきました。


誤解があってはいけないので最初に申し上げたいが
このギャラリーが問題があり引っかかったというのではない。
おそらくこれからも直接間接的に様々なギャラリーの事情を
調べなくてはならないが、それは、、、


何のためなのか?


何がベストなのか?という事の基軸を明確にしておかな
ければ話を様々聞いたところで、肝心な”判断”というもの
ができない。



その為に今一度整理しておくべきことがるのを感じたの
でした。。




私は日本しかギャラリーの事情は把握していない。
それもごく狭小な部分に限定するのかもしれないですが、


ギャラリーには相対的に商売の性格がある。。。


ある筈である・・ごくごく当たり前のことなのだが



上海の地にいるとフッとその土地の状況に飲み込まれ
がちになるのですが、冷静になれば・・・


ギャラリーと一口にいっても、その商売の方法は様々
な形態をとる。これは上海であろうが日本であろうが
同様の筈である。


同じような施設を運営していても、中身は千差万別である。
何を是とし非とするのか・・・
これは国が違うことによって全てに差異があるとは少し考
えにくい。


そうなれば、さほどその形態が特殊なものでない限り
日本を下敷きにして考えても問題はないのではないか?


もっと分かりやすく言えば、まずは日本の類例を
下敷きにし差異を計った方が理解しやすいのでは??
と考えたのでした。。



最終的にはどこも同じであり、お客様という個人か
法人という対象に作品、この場合商品と呼ぶほうが
正確かもしれないが、納品し回収すること、このこと
以外にビジネスの形は存在しないのだが、そこまでの
経路の種類を識別したほうがギャラリーの性格を把握
するためには意味があるかなぁ。。。。と、、、、



もっと言えば、ビジネスを開始しある部分、上海の
ギャラリーという機能を活用する、そのような取引
を行うというような目標を考えた場合、その性格的
な一致不一致は伸張拡大という目標には大きな問題
となる筈である。




その時、一番大事なものというのか、根幹になるのは



作品という”モノ”を中心に扱っている所なのか
作家という”ヒト”を中心に扱っている所なのか



モノは有限
ヒトは無限



この違いは正確に把握すべきだなと感じたのでした。




どちらが良い悪いという問題ではない。商売の方法論
及び考えの方の違いでしかない。



しかし我々の根幹は”ヒト”である。



アーティストという”ヒト”であり、そのヒトの可能性を
商売に転嫁することである。このベクトルは大事にしたい
ところである。


モノが先行すれば確実に収益面は即時目に見えた形で現れ
その為の行動も分かりやすい。モノを持って売り込めば
良いのである。しかし美術品の購買動機というものを考
えればモノがきっかけであることは間違いないが、モノと
はヒトが作るものであり、究極はそのヒトの魅力によると
ころが一番大きいはずである。コレクターと呼ばれるヒト
の本質はモノをたくさん所有しているヒトということでは
ない筈である。



利殖を中心と考えるヒトを例にしても



利殖に耐えうる要素が絶対に必要であることは間違いない。
それがmade in japan・・・・ただそれだけではない筈で
ある。



では、、このヒトは誰が作り出すのか?



当然アーティスト自身が自己形成するのであるが
これを商品化するのは誰か?という事の問題である。



奈良美智みたいなモノ、村上隆みたいなモノ、、、なのか
奈良美智みたいなヒト、村上隆みたいなヒト、、、なのか


いずれにしても”パチモン”くさい例えにしかなって
いないが、私には大きな違いがあるように思える・・



これは私の個人的な考え方でしかないのですが、中国にて
果たして日本人というメンタリティーを商売にできるのか?
という部分で考えれば、、、、



国が違うという文化差異をモノに反映することによって
それを商売のポイントにした方がお互い分かりやすく
勝負も早いのではないか?と考えた方が現実的には
納得感と成果を上げやすように感じる。



しかし、それで有為性を保って恒常的なビジネスが
できるのだろうか??



COMBINEでないといけない理由がそれで見出せるの
だろうか?



別に他のmade in japanでも良いように感じるのは
私だけだろうか??



基本は中国のヒトは中国の作家を重宝する。これは当
たり前だと思う。しかし、、が、故に



私は端から中国を100%のターゲットとしては見てい
ない。日本ということを意識している部分、これは全体
の100から言えば0コンマ・・・・%という組成しか
ないかもしれないが、、、



しかし、実はその部分のその又0コンマ・・%のCOMBINE
のシェアー、、これこそがもっとも大事だと考えている。



私はこの0コンマ・・・%は隘路かもしれないが、確実
に存在すると確信している。



端から大なる相手に合わそうとする必要性はないし、
安売りする理由もない。



COMBINEの作家は間違いなく優れている!



これは上海アートフェアで実感した私の感覚であり、
上海に来た最大の拠り所でもある。






つづく。。

▲TOP
上海Biz 1
上海bizの報告のつづきですが


実は先のblogの契約書調印の風景は


最終日の風景でした。


と言うことで・・・
先ずは結論からご報告させてもらったのですが


実際には最終日までに、様々な人、様々な施設等
をKFLとCOMBINEで視察しました。


その間、其のつど、KFLとCOMBINEは打ち合わせ
を行い、考え方のギャップ、先入観として持っている
お互いの溝の部分を埋めていくようにいたしました。


アートそのもの、アートマーケット、物流、、、
それぞれに横たわるそれぞれの国の特殊事情、
と、慣習や因習、、なによりも成熟から滑り落ちる
手前の我が国と高度な経済成長の途上である中国の
”富の還流形体”と”富の蓄積”及びビジネスイ
ンフラ等々、、、、



これらについて、、



観念として各々が色々と考えをもっている、、、



当然このプロジェクトはクルーそれぞれが得手な分野
を持っておりそれが結集しているわけで、目的は同じ
なのであるが、その方法論と経路には多種に渡る選択
肢がでてくるし・・アイデアも豊富である・・・



それをどのように集約し、何が一番効力を発揮する
突破口となるか、この部分のコミュニケーション、
これが今後を大きく左右することは皆一様に感ずると
ころでもあった。



私が先ず第一に提案したのは



情報収集であった。


当たり前と言えば当たり前なのだが


実は以前から実に気になることがあった。。


今や日本のビジネスに関わるメディアで中国を取り上げない
日はない。。その濁流のように流れ込む情報によるところが
大なのだが、確かに日本の雑誌、インターネット、等にて
中国のアートマーケットについて漏れ伝わる情報は多少知
っていたが、、、



本当はどうなのか?




実は以前の上海アートフェアで私が体感したものとは
日本で知り得る情報とはかなり乖離があった、、、










もっと平明に言えば



今まで自分が得た情報なんて



上澄みを労力なく攫い上げたものでしかないんじゃ
ないか??


オークションでどう・・・アートフェアでどう・・・
と表に出ている結果からの当てずっぽうな考察?



そんな雰囲気を私は昨年の上海で如実に感じた・・・


現実は、、


上海!というだけで売れるわけはない。。
ましてや芸術的に高い評価など・・・





当たり前である。



日本で大した実績もないものが場所が変わった
からといって即時結果が出るはずはない。。
こんなことは普通考えれば誰でも判断つく。


出会いがしらのようなビギナーズラックは別の
話であり取り上げる必要もない・・・



しかし売れている、、恒常的に、、


そういった結果としての情報
が厳然と残っている。。



また、、富の膨大な蓄積があることも又事実である。。



メディアはもっぱら、この売れている、富の蓄積という
後者を紹介するが、実際はそう簡単に売れるものではない

・・・

なのに何故か、、ユートピアのような雰囲気が漠然と
蔓延している。。



この部分、これをまず整理し整地しなくては、とても
アクションプランへと移せないというのが私個人の
考えかたであった。



ここで誤解があってはいけないので申しておきたいが
日本を”おざなり”にして、勇躍上海へなどという気持は
毛頭ない。



上海も日本も地続きであるというのが私の基本的考え方
である。今後も変わらず日本においてもCOMBINEのテーマ
である”今までになかったアートマネジメントの
新しいカタチ”を模索する。そして同次元にて上海にて
も同じ行動をとる、これが上海bizの基本コンセプトである。




付け加えて強調するならば


即物的な感性で



”モノ”を売るためにしているのではない
究極の目的はアーティスト自身及びそのアーティスト
が累々と紡ぎ出す人生を投影し社会を映し出した作品を
売るのであり、、



だからこそ、、KFLとのパートナーシップなのである。



その為には、何かに追随するということをするつもり
はない。KFLとCOMBINEが目指すもの、それは日本と
同じ、”今までになかったアートマネジメントの新しい
カタチ”である。



それを具体的にカタチにする
その手始めは・・・



やはり情報収集が密に必要である。



キーポイントは



我々独自感性による情報収集だ!!



という事で



先ずお会いしたのが




上海のオークションハウスのディレクターでした







※この赤いコートの若い女性がディレクターで
 男性二人は先般紹介させてもらったLAO氏と
 義理の息子さんで物流会社の社長です。

 本当に中国でバリバリ仕事をしている人は
 30代40代前半が中心!特に女性のパワーは
 すごい!!




昼前



上海”ヒルトン”で待ち合わせ!!







と、、、聞くと実に格好いいが、、、分かりやすい
ランドマークなので・・・


ヒルトンを選択しただけで、、、




打ち合わせは




ヒルトンの向かいのレストランでのランチを
交えたものでした。。







なかなか風情のある街並。

可愛いこじんまりとしたレストランで
料理もおいしかったです。。







※中央の女性がオークションハウスディレクターです。
 可愛い女性で学生か?と見紛うほどでした・・






※各所に電話をかけて色々と情報収集のための
 調整を図っていただきました・・





しかし!!!





ここで手始めの情報収集としては実に濃密なものを
いただけたのでした。。。










※しきりにメモを取るLAO氏はじめKFLとCOMBINEクルー
 達です・・・







つづく

▲TOP
never mind
22日の深夜、無事上海より



帰国いたしました。



出発前のブログで書きました通り



上海の現地法人とプロジェクトチーム
を立ち上げ、上海にてのアートマネジメント
活動を開始する、そのための今回の渡航でした。



プロジェクトチーム名は



KFL です。

(Keep Future Life)



KFLのクルーは
エージェントF氏K氏
現地法人代表LAO氏(ラオ)
LAO氏のお嬢様のご主人(現在物流会社の社長)
新規採用女性スタッフ


以上の5名です。


実は、COMBINEのアートフェアへの出展は、
このチームをベースに出て行きました。



事前にエージェントF氏K氏により
様々な契約内容・活動内容等の調整を
図っていただき、今回無事契約するこ
とができました。











KFL Co.,Ltd.の母体現地法人が入居するビルです。
上海市の西部に位置します。





これがオフィスへ向かうエレベーターです。





KFL Co.,Ltdが活動するオフィスの正面玄関です。






オフィス内部は実に清掃が行き届き綺麗です。





KFL の活動用”ストックルーム”まで
すでに用意されていました。BAMIgalleyのバックヤード
よりも格段に広く、天井も高い!オーバー100号も問題
なし。







高層ビルでオフィスからの眺めは実に壮大です!!










これが契約書調印の風景です。


写真正面の男性


彼が現地法人代表であり
今回のプロジェクトチームの”ボス”


LAO(ラオ)氏です。



中国の市場改革開放前の時代から英語を駆使し国営の
貿易会社で活躍してきたツワモノで、たたき上げの
ビジネスマン。。



昨今の経済発展で跳梁跋扈しているようなイカガワシイ
輩とは違い、節義を重んじ、礼節をなによりも重んじる
中国人。そして、、、


ビジネスとは”アート”だという哲学を堅持する
中国の、、、



頑固”親父”です。。



いつもニコニコ、ビジネスでは厳しい視線



そんな



LAOさんの口癖は



never mind


ネバーマイン!



心配するな!!!




です。。




あっ!




忘れていました!!




KFL の新規採用スタッフ


彭博


ポン・ヒロちゃんです。





今後COMBINEのホームページ、スタッフのブログにも
たびたび登場すると思いますので、、



お見知りおきくださいませ。




つづく。。

▲TOP
明日から上海




いよいよ明日から3日間の


上海出張である。。



エージェントのFさんからスケジュール
が先週メールで来たが



なかなか充実した内容で



結構3日間とも忙しく成りそうである。



今回は以前にも少し触れたかもしれないが



昨年の上海アートフェア出展で



様々な可能性を得たモノを如何に具体的に
活かしていくかといことがテーマであり



この数ヶ月間、エージェントのFさんが現地を
数回行き来し得た情報と各関係先への調整を
図っていただいた事の具体化になる。



帰国後にはもう少し具体的な内容をご報告
できると思いますが、少しだけお話すると



現地法人と私ども、その間を取り持つFさん
Kさんとにおいて上海の市場で活動するための
新たなプロジェクトチームを立ち上げる、その
具体的な打合せになります。



それぞれのノウハウを持ち寄り”COMBINE”するこ
とにより新たな切り口と活動の展開を企画したい
と考えております。



本来、もっと具体的になってからの報告の方が
良いのかもしれませんが、、、



このブログに記載すること



是すなわち



私自身へのノルマと課したく思いました。







・・・・・・・・・・・・・・


と言うことで



先週末から資料やら企画書やら
を纏めていたのであるが・・・・





今日最後の企画書を纏めていて









上書き保存するのを忘れて




全て消去してしまう・・・という




PC残酷物語に遭遇してしまった・・・






なんだかなぁ・・・





なんか、、私はこういう事が多い・・




ふぅ~。。。。

▲TOP