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COMBINE戦隊
ずっと以前


ネットのニュースを見ていて


一人大笑いしたものがあった。




異星人が存在する兆候をとらえた「未知との遭遇」の際、
日本ではどこが情報を統括すべきか-。




これはお笑いのニュースではなく、真剣な天文学者たちの
研究会のテーマなのである。



簡単に言えば



宇宙人を見つけたら“どこに言えばええねん?”ということだ。



確かにと思える。一体どこに言うたらええのやろ?



よくテレビなどで、撮影したビデオや、見たときのことを語る
外人の農夫などが出ているのあるが、実際、よく考えると宇宙
人などというものは、我々一般人からすると本当にどこに通報
したらいいのか良く分からない。



警察?消防所、自衛隊、大学?テレビ局?なんかどうもしっくり
こない。


世の中にUFOをみたらすぐに通報ください!などと言うキャッチ
コピーも存在しないし・・



偶然、晩に一人テクテク歩いていたときに、見てしまった場合、、、



俺はどうしたらいいのだろう?と



突き詰めれば案外悩むところである。もともといるかいないか良く
分からない存在であり、見たといっても嘘をいっていると思われる
確率が50%以上もあるのである。こんなものを見てしまったら、
嘘つきと正直者の狭間にはさまれてしまうだけで、見ない方が、、、



いやぁ,見なかったことに…となってしまうのだろうか??


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



これもかなり以前のニュースだが
なかなか壮大だ・・



「知的な地球外生命体は、電波やレーザー光を発している」と仮定し、
その“宇宙からのメッセージ”をキャッチして異星人の存在を証明し
ようと、世界中の研究機関がしのぎを削っている。世界の研究者の間
では「発見者が国家当局に通報し、宇宙からの信号と断定された場合
は国連などに通報後、発表される」とされるが、日本では、どこが情
報収集を担当するかなど、態勢は未整備の状態。



うーん確かに。しかし世界中が宇宙人を探していて、最後はやっぱり
国連かぁ!


国連って地球上の紛争も扱うし、対宇宙人のことも扱うのか??



ひょっとすると、地球防衛軍なるものがすでに存在するかも…・


そうなるとやっぱりわが国では防衛省かなぁ?



まぁ税金も、、、


防衛省の予算が軍備だけに使われるくらいなら、UFO探しに使った
ほうが平和かな?



戦いもしない戦闘機や戦車、災害救助にも役立たないものを、、
“コレクション”するぐらいなら、UFO探しに邁進しているほうが、
みていて“おもろい”し、共産党も社民党も少し楽になるんちゃうか
なぁ?



あれは軍隊ではありません、宇宙人を探すということが主目的な部隊
ですと、少し政治における国際常識の接点が生まれそうな予感がある。。



犯罪者探しのポスターのよこに、UFOを発見したら!というポスター
を是非、貼ってもらいたいものだ。。。。。


この研究会の参加メンバーの一人が、


「私たちは地球外生命体をキャッチできていないが、地球人は気付かれ
ている可能性がある。地球外生命体が私たちをどう見ているか、地球外
生命体探しは、人間を見つめ直す“自分探し”だ」


などとコメントしているのも、なんか合ってるような・・違うような、
妙な感覚の言葉だった。。。



なんで宇宙人を探すのが自分探しになるのか?



しかも地球人は気づかれている可能性などと…・



うーん?宇宙人はこっそり我々をみているのか?


まさに某缶コーヒーメーカーのCMさながらではないか…



なんかよぉわからん??



そう言えば、子供が小さい時分、休日の朝よくこれらの未確認物体?と
戦うドラマ?番組を見させられた。なんとか戦隊と呼ばれるものだ!



このなんとか戦隊という、一般には戦隊物と呼ばれるシリーズ、我々が
小さい頃から始まったような気がする。あのゴレンジャーなるものが大
体の始まりだったんじゃないかなぁ?



調べてないから詳しくしらないけど…



それまでは、ウルトラマンを始めとするヒーローものは普段何かの隊員
なのだが、実際に戦うときは一人だった。そう一人で孤独を背負い、一人
孤独に戦うものが多かったのだが、あるときから、グループ構成になって
いった。



そう、単純に言えば、悪に対して、力を合わせて戦うと言ったような
コンセプトだ。いつからなんだろう?か、いずれにしても、我々世代はす
くなからず、この手の戦隊物で正義を学び友情を学んだのは間違いない!



今、よくよく考えるとこの戦隊物、



これって初期からそうなのだが、シリーズが進むにつれ、世相にものすご
く反応していたんじゃないかと思う。まあ、製作サイドが意識していたの
か、偶然社会の雰囲気のなかで出てきた形なのかは分からないが…



しかし、確かに現実社会でも一人のカリスマの存在自体が懐疑的になり、
もし出現したとしても世の中を引っ張りきれない?という想像が皆に現れ
始めたた時代、皆で戦うほうが?とか、その方が実際の社会構造と比較的
合致していて、総中流意識の芽生え?などという世相や社会状況を解説し
だした時代の始まりだったんじゃないだろか??…


なんか高度経済成長前とその後の雰囲気に似てなくもない…



そう、この戦隊物のもう一つの今までのヒーローと違う劇的な変化は、
女性が男性と同じ働きをする隊員としてメンバーに入っていることだ。
それまでのウルトラマンなどにもいたが、あきらかに、只の隊員でしか
なく、大事な戦闘で役立つなどと言うものではなかった。どちらかとい
うと、隊員が落ち込んだりしたときにメンタルの部分で登場していたよ
うな記憶がある。



しかし、戦隊物が始まってから登場する女性は、男性メンバーと同様に
変身し、同じように悪と戦うのである。なんかこれって女性の社会進出、
しかもバリバリ働くキャリヤウーマンとまったく合致するではないか?…



いずれにしても、戦隊物はいまでも続いている。私など子供が小さい時分、
まぁよくこの手のショーに連れて行かされたものだ。



遊園地はもちろん、近くの大型スーパーなどでも週末アトラクションが行
われていた。あるときなど、これら戦隊の風船やなにかのノベルティーを、
先着50名様プレゼントという広告が入り、有無を言わさず日曜日の朝開
店前から並ばされた。見ると、回りは同じようなお父さんばっかりで、
オープンと同時に、いい大人の男が、戦隊物アトラクションの場所まで集団
で走り、先を争って風船をもらっている”日本男児”の姿は、とてもではな
いが、、、、、



第二次世界大戦で死んでいった英霊たちには見せられないものだったのを
記憶している。。。。




またあるときなど、遊園地のアトラクションを見終わって、会場の裏に行くと、
キャラクターの衣装を着ているバイトがパーテーションの裏で隠れながら喫煙
していた。喫煙するということは、顔のマスクをはずしているのであるが、
このとき止めとけばいいのに、私の悪い癖で悪戯心がムクムクと湧きあがり


「おーい!!」


と子供を呼び



「ほら、見てみ、●●レンジャーがタバコ吸うてはるで!」



と見せた。。



マスクを外した、ただの若者が、ぷかぷかとタバコを吸っている姿を目の
当たりにした子供は、かなりショックを受けたみたいで、泣き喚いていた。



……………



子供の夢を思いっきり破壊してしまった父親。。サンタはパパやと言うのと
客観的には同じことなのだが…どうにも。。。。




この、どの時代の子供も魅了する戦隊物、実は私個人としてはあるシリーズ
が大のお気に入りだった。このときだけは、朝早く起きて子供と一緒に見
ていた。



それは電磁戦隊メガレンジャーだ。



この戦隊物は基本的な構成がいままでと違った。まずはメンバーが全て高校生
であり、昔のようにどこかの喫茶店などがアジトというのではなく、普通の高
校生活を送る若者たちという立場をとっており、青春ドラマっぽい感じが底流
にながれていた。そして悪と戦うなどという大層な大儀や、そこからくる重苦
しい責任感があまりなく、どちらかと言うとクラブ活動的な雰囲気であったこ
とと、もう一つ大きな違いは、女性メンバーが2人、男性が3人という構成だ
ったことである。



今まで一人だった女性のポジションが二人に分かれたことにより、それまでの
一本調子だった女性メンバーのキャラクター構成に少し奥行きがでて、お姉さ
ん調と妹調というキャラからくる話の展開の広がりが実に面白かった。



それに加え、確か世の中がウィンドウズで沸き返り始めた時分と合致してい
たのか?



戦うシステムがそれら世の中のインターネットやPCという要素をフンダンに
取り入れ、サイバーチックな感じも当時見ていて面白く、長年使われた



“へん~しん!トォ!”というアナログチックなものから、



“インストール”などと言う文言が活用され実に現実社会のITと合致して
いおり、私にはむりなく楽しめる内容になっていたのである。



そういう意味で、戦隊物はよく考えられている。それなりに世相を反映し、
その時代その時代の要素を巧みに取り入れている。だからどの時代でも子供
たちに受ける?のだろうか?



いや、ここで少し考えることがある。例えば仮面ライダーにしてもウルトラマン
にしても時代時代の要素を取り入れることは不可能ではない。しかし残念ながら、
これらのシリーズは時代によっては、多少断絶、終了する。ここに何らかの大
きな違いがないだろうか?


私は実は


この差はある種の求められているモノの違いがあると睨んでいる。
一人のスーパーヒーローはいつの時代も求められている存在ではあるが、
どこか夢絵空事という現実的な感覚と乖離し覚めたモノが必ず現れる。


しかし、この戦隊物自体の悪と戦う構成員達にはそこまで覚めた感覚が
働かないのではないだろうか?


当然、どちらも作りものではある、、が戦隊物にはなにか一人のスーパー
ヒーローものとは違う、、独特の感情の重なり方が生まれる・・・



所謂人間が社会でどこにいっても構成する人間関係がこれら戦隊物の底辺
にはしっかりと礎としてあり、ある意味の現実的な側面が常に内包されて
いるからのような気がしてならない。



だから世相を取り込むことにより、一人のスーパーヒーローものでは表現し
きれない部分の整合が、これら戦隊物では比較的無理なく流れるような気が
するのだ。



よく考えると、この戦隊物のスタートはゴレンジャーだったと思うが、その
後にも続く定番のメンバーのキャラクター構成に注目したい。これが非常に
良く出来ており普遍的な要素を十分に取り入れているのだ。



まず5人という単位。これが大事である。民主主義の定義から言っても、
5人でないと決はとれない。当たり前のようだが、4人では分裂してしまう
し、仮に3人だとどうも弱弱しい戦隊になってしまいかねない。これがまず
一点。



そしてメンバーのキャラだが、ゴレンジャーを基本に考えると、
リーダーは赤、そしてサブは青、若手構成員は緑、女性隊員はピンク
(当時は桃色だったが、これはどうも世のピンク産業とかぶりかねないから
避けたと思うのだが…)



そしてムードメーカーのベテランぽいのが黄色だ。



ここでまず色の持つ性格を十分に表現している。



次にその意味だが、



赤は情熱的にメンバーを引っ張るというリーダーのもっとも必要とされる特性
を象徴し、かならずそれにふさわしいキャラクターを配置している。



次にサブである青、これには少し冷静さもしくは冷たさをもたせている。
情熱的に突っ走るリーダーをニヒルに諌める役回りだ。



実力的には赤と差はないのだが、人望や大らかな感性で少し劣るというポジショ
ニングを持たせている。しかし、案外ちびっこはこの青、サブ的なニヒルな役柄
が好きだったりする。ここにも大きなポイントが存在する。



まぁ新撰組で言えば“土方歳三”のような存在だろう!



次に緑、なんとなく若葉、経験不足の雰囲気がある。



そう赤青よりも明らかに経験が不足しているのだが、時として経験値では考え
出せない自由な発想や行動力を期待できそうな雰囲気をキャラクターとしても
たされる。もしくは、全体の構成員にはない、局面における特殊な能力を持っ
ていたりというキャラの場合もある。常に虚無感を漂わせたり悩んだり、
それが案外チームの本質的な弱い部分、リーダーやサブが気づかないものだった
りするのである。



そして黄色。ゴレンジャーではカレーが好きなどと言うキャラクターだったと
思うが、全般的に暖色の中でも温度の高いこの色は朗らかであったり、大らか、
許容範囲が広いイメージがあり、このイメージからキャラクター的にはムード
メーカーを任せている。



そして大体が太っているのである。



これが役に立つのかたたないのか、よぉ~分からない存在で、釣りバカ日誌で
言う、浜ちゃんなのだ!!!



最後にピンク。ピンクが女性を象徴するかどうかは分からないが、通念的には
そうなのかもしれない。比較的聡明なキャラクターを配して、全体の潤滑油的
な存在であり、そして大事なのは、5名という構成で二つに分かれた場合、
その中間に位置できるということである。




そしてお互いを協調させるような役回りが課せられ、メンバーに起きる不協和音
を抑える役目を果たす、これはチームにとっては非常に大事なことで、理屈でい
がみ合っていても和解にはならないものを、それぞれとは少し違う立場の意見を
その間に入れることにより緩和する効果が生れる。場合によっては和解しない場
合、自らが犠牲になり敵に突っ込み、それぞれの目を覚まさすという過激な手段
も選択する。




これはなぜ効果があるかと言うと、やはり肉体的能力において一番弱いものが、
本来一番任されるはずの知性の部分を放り出して肉体的な事で皆に知らしめるか
らこそ、それまで理屈でいがみ合っていた男どもに対し、無為な喧嘩で問題は解
決しない!という内容を訴える力が絶大に働くような気がすのである。



以上、書き連ねて見て、感じないだろうか???



これって、会社なんかの最小単位の組織に似てないか?と…・



そう!そうなのである。



会社で言う、課とかという単位は実はこれに近い戦闘単位ではないだろうか?



確かに得意先相手にチームで奮闘し、大きな売上を獲得したときなど、



悪者をやっつけた1!



とまでは言わないが、それまでの艱難辛苦を考えると近い感覚が湧き上がるよう
な気がするのである。



この戦隊物・レンジャーの普遍的本質は日本の会社のチームに非常に酷似してい
るのである。



あるとき私は



この大事なことに気づいたのだ!




そうかぁ!と閃き



俺たちも戦隊にならなくては!と大発見に喜んだのも束の間・・




自分の周りを見渡すと



なんとなく



黄レンジャーが多いことに・・愕然とした。



そしてよくよく考えると



リーダーである私が




一番黄色い




黄レンジャーだった。。。。

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憧れの”ようつべ”
今日は午前中に


KFLのF氏より、先般の上海Bizアクションプラン
検討会議のコンセプトを精緻かつコンパクトに
纏めた企画書がメールで届いた。



流石だ、要点が綺麗にまとまっていて流れが
簡潔に把握できる仕組みになっている・・



そしてその具体的行動指示書も的確に整理
されていた。



なにより、13日から始まる中国の春節前に
これらを整理し上海へ送り出すというスケジ
ューリングは見習わねばならない。


これらを基に現地がどのように動き、情報を
集めてくるか実に楽しみである。期待したい。



という事で、以前現地スタッフとオフィスで
打ち合わせしたとき、、、


ポンちゃんに先ずは我々COMBINEのホームページ
を見て構造を覚えてね!と依頼したのである。。
多少日本語が分かるポンちゃん、時間をかければ
少しづつでも理解してくれるかなぁ?と思いつつ
も・・・・一つ大きな問題が・・・・



我々COMBINEのホームページ、特にBlogは動画を
多用している。これは初期からそうなのだが、、



私は出来るだけ見ていただいている方とライブ感
で同期していただければなぁ~?などと考え、、、
下手くそな編集ながら強引に毎回個展となると
メイキングをせっせと作って来た。。。



これは、言葉の通じない国のポンちゃんでも見て
貰えばその雰囲気は幾分か通じる!と思ったのだが・・




実は中国で・・・


ようつべは現在まったく見れない。。。






先日訪問した際もオフィスでチェックしたが



NET環境は特に問題もなくストレスもない・・




しかし、、ようつべは全く見れなかった。。。







かなり以前からそうだとは聞いていたが・・・
まさか世界的な動画共有サイトが、、、



中国共産党 VS google+USAの戦闘中・・・



致し方ないのであるが・・・・・・・・・



これまで記録してきたものがまったく見れない・・
というのは少し。。。



しかしなんとかしなければと、、、



今日は代替サイトによってアップロードしたものを
KFLのFさんを通じて確認してもらった。。


まだ返事はないが、なんとか見れる環境を早く整備
したい。出来れば一番両国(日本&中国)にとって
互換の高いもので相互流通を図りたいと思う。。



やはり動画の威力はスゴイはずであり、逆の動画報告
も臨場感と正確さが生まれていいかも?などと考えて
いる。。

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直島で再起動
さて、直島行きですが



爽やかに晴れていたのですが





寒風が・・・猛烈に寒かったぁ!





先のブログで、少し確認したいことが・・
などと書きましたが、さほどの事では
ありません。。。



少し説明しにくいのですが




私自身の

再起動!






所謂コンピューターなどがフリーズや
不具合、新たなソフトなどをインストール
した際に行う行為と同様の意味です。







私の場合、直島に行くということの大きな
意味はそこにあります。


これで都合3回目になるのですが、最初に
行ったのが昨年の一月、丁度COMBINEをスタート
させた直後でした。


おおよそのイメージを持って船出したての頃です。
このときまで様々なことを考え、BAMIgalleryを
スタートさせ同時期にwebページも開設させました。


しかし、本当にそれは机上論を恐る恐るスタート
させたという程度でしかなく、ある意味具体的な
戦術が有るわけではなく、今から思うと少し観念
的な理想が前のめりになっていたかな?という
ような時期でもありました。



そんな時分に直島のあるスタッフの方と知り合い
になり、誘われるまま伺ったのですが、目から
鱗がボロボロ・・・というような事態、、、、、





それと、今もこのCOMBINEの骨格となる考え方
に触発されるという出会いになりました。





まさか、こんな瀬戸内海の小さな島にこれほど
のものが・・・・



それまで、金沢の21世紀美術館も茨城の水戸芸
の今となっては伝説的なexhibitionであるグラフ
ィティ展も東京のmotも森美術館もその他色々足
を運んでいたのですが、、、それぞれ大変素晴ら
しいのではありますが・・・しかし、この島を見
てからは、、、、、



これからのアートの在り方という点で、ここほど
先進的な考え方を実践している所はないと確信
いたしました。



それは箱の中で消化し昇華させ歴史を刻むという
これまでの考え方から一歩も二歩も進んだ、その
ままアートが息づく環境・・・



特に”家プロジェクト”の考え方と実践方法には
驚愕いたしました・・・







決して展示やその他環境や状況は平易な理解を得
られるものではないのですが、、、





しかしそのある種の難解さを軽々と飛び越えて、、
体感できる表現方法と作品が本当の意味で生きる
というこれまでなかったカタチ、、、、


この考え方とこれを運営し本当に作品に生命
を吹き込み続ける、スタッフの方々の情熱、、








この点が・・・



当然、福武財団の資力があって成し得ている
部分は誰が見ても判断できるものです。


しかし、問題は大きいからできて小さいから
出来ないということではないような気がした
のです。


取り組みの根幹となる考え方とその本質の
問題じゃないか?


これが、、、


私にとって、COMBINEの概念に少し修正を加え
なくてはいけないことを大いに気づかせてくれ
たのでした。


それは・・なにか??




分かりやすくあってはいけない、感じやすく
なくては!









商売として考えた場合、、分かりやすい方が
良いというのは誰が考えても常識ではある。
ロジックは平明で平滑な方が多くに受け入れ
られやすい・・・



しかし、それは本当に新しいものか?


新しい選択を提示できているのか?


なによりも根本的にそれは・・・


我々が追求するものか?




、、、という大事な部分で、今も実はCOMBINEの
根本的な骨格となっています。



アートの最大の醍醐味は


感じるという事だと信じています。



頭の理解などさほどの問題ではない、無い知識は
得て終いであるけども、感じるか否か、それは、
人間個々だけに許された精神の自由と解放であり
アートが見る人と対峙し戦うポイントの全てとい
っても過言ではない。。


そういう意味では理解されないことも一杯ある
筈で、それは広義においては理解できないという
体感でもあり、なにをおいても感じるという人間
の根源的感性にどのように訴えるか、これが何より
も大事じゃないか?と改めて考えた、それこそが



直島でした。



今回、ジェームスタレルの家プロジェクトにいた
スタッフの方と少し話をしたのですが、、、、、



世界各国から客はくるらしく、、年々増えている
らしい・・・


ゴールデンウィークには1500人も押しかけ
たらしい。ジェームスタレルのインスタレーション
は15分感覚でMAX16名しか入れないらしい。



という事は、一時間にMAX72人、家プロジェクト
が大体7時間程度しか開いてないので500人
位が最大のキャパとなる。。。



そうすると1500人来ても1000人は見れ
ないという事だ・・・・



こんな辺鄙な小さな島で・・・



スタッフの方がその状況を申し訳なく説明してくれ
たのですが、その方が言った一言にグッと来ました。



本当は皆さまにじっくり



味わって欲しいのですが・・・




アートを味わう!



スゴイの一言に尽きる。。



味わうというのは

本当にそうだと思う。



舌、胃袋を満たす表現でもあるこの言葉が


これほどまで心の満腹感に的確に突き刺さる
言葉だとは思わなかった・・




ひょっとして



本当に成功するとは・・・・・・
こういう所からくる感性なのかも・・・と、、




だから、これからも行くし、何度でも行きたい。。



特に、COMBINEが2年目を迎えた今、そして上海
という挑戦事項が目の前に立ちはだかった今だか
らこそ、再起動のため行くべきであると・・・
思ったのでした。。。





。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



私は、



今回もキッチリ



再起動することができました。。



又行きます!



そして



COMBINEの作家でまだ行っていない人たちを是非
つれて行きたいとも思っています!!!





。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。





追記



昼食は港の前の名物たこ焼き屋の”ふうちゃん”





たこ焼き

イカ天

タコ天






温かさと美味さは
寒風で冷え切った体には何よりの御馳走でした。。



因みに


店内には



宮島達男さんや大竹伸朗さんの”ふうちゃん”への
色紙が飾ってあります。。。








世界的なアーティストも来たんですね。。(笑。。)









恒例のYOUTUBE報告です・・



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高嶺 格:スーパーキャパシターズに衝撃を受ける。
田村さんのSTONE・高松の展開に際して



事前に田村さんには細かい注文を出し



高松まで同行してもらい設営もお願いしたのですが、



実は今回の同行は、その展開設営だけが目的ではなく
もう一つ田村さんとの計画?がありました。



以前より”直島”に一緒に行きましょう!と約束して
おり、今回ようやく実現させることができたのでした。



直島行き!



それは今後の田村さんの制作活動には必ず大きな刺激に
なると確信するところであり、ひいては私どもの今後の
展開にも大きなメリットがある事であり、是非とも一緒に
行こうとかなり以前から話し合っていたのでした。。



私も、一年ぶりで、少し確認したい事もあり。。。。。



と、、言うわけで今回は”直島行き”レポートのような
始まりなのですが、、



それは次回・・・



今回は、直島行きの前日に田村さんとご一緒した



香川県丸亀市の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)
へ行ったレポートです。






実はこの美術館も田村さんには見ていただきたかったの
です。








私は、このブログで再々香川県の特殊性を書いてきたと
思うのですが・・・(そうでもないかな??)



ひょんな事で行き出して丸9年、今年は10年目になる
のですが、初期、この四国北東部の、、このエリアは何故
これほど現代美術というのか先進的なアートに敏感なのか?
不思議でしょうがなく、それは今も続く感覚で明確な答え
といえるものはないのですが、確実なる一つがあるとする
ならば、この猪熊弦一郎というアーティストがこの地域の
出身で、斬新なアートの先達であったこととの関係が深い
事だけは確信しうる事実かなと思う。








他人に言わせると、何故君は高松ばかり行くの?となるが
私としては、今のこの仕事、もし仮にこの世界、特に先進
的な芸術を模索する世界に身を置いていて、なぜ行かない
の?と逆に聞き返したくなる、、のである。


という事でその話はまた後日じっくりするとして、、
先ず今回の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)訪問に
さいして一つ伝えたいのは、、


じっくり良く考えていただきたいのですが、昨今様々な
事業仕訳等の行政の無駄をスリム化する世相にあって決し
て人口が多い街でもなければ、到底都会に比べ資金力が
あるとは思えない、一地方都市、それも小さな街が、市営
でこのような難解な現代美術館を硬派にも運営し続けてい
るというのは驚愕と同時に称賛に値することを認識してい
ただきたい。東京名古屋大阪広島福岡であればさほど不思
議はない、まぁ少し譲って金沢・茨城・・・


※京都などはダラシナイ代表選手だ・・




しかし、、、、



丸亀市でこの内容!これは改めてスゴイと言わざるを得ない。
市営ということは議会で決をとり税金で運営している訳で、
市民納得の上という事であり・・







現代美術=訳の分からん?などという感性では無いのだ!







この一事を考えてもこのエリアの特異な感性に興味を持ち
続けるのはまったく不思議はないだろう。。



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田村さんともこの事を様々話をし大いに盛り上がりました。



さて美術館ですが、さすが田村さんはもともとインテリア
や商業施設のデザイナーだけあり、我々とは見方が違い、
先ず美術館の建築から細かく見ておられました。。



こういう方と一緒に行くというのは、こういった部分で
私としても実に刺激的であり、今まで知らなかったこと
を実地で教えてもらい大いに勉強になるのでした・・



肝心の展覧ですが、残念ながらほぼ常設展に近く、猪熊
作品の色をテーマとした展覧でしたが、それはそれなりに
面白く時間をかけて二人展観いたしました・・・・・



が、、、、、、、、



実は残念どころか!!!!!



すごいモノに出会いました・・・



まったく知らなかったのですが、、
美術館の正面玄関に猪熊展以外にもう一つ??



Focus3 高嶺 格:スーパーキャパシターズ







なんじゃ?こりゃ?



と、あまり期待せず覗いたのですが・・・



電撃が身体を突き抜けました。。。。



ここで美術館のステートメントを転載いたしますが


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以下、Focus3 高嶺 格:スーパーキャパシターズ
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館ステートメント。


現代に鋭い視線を向けるアーティストの珠玉の作品に焦点を
絞って紹介する個展シリーズ“Focus”の第3弾です。
今回は、社会の抱える様々な矛盾や軋轢を、自分自身の問題
としてとらえ、正面から向き合って考えることから作品を生
み出し続けているアーティスト、高嶺格(たかみねただす/
1968年鹿児島県生まれ)の作品「スーパーキャパシターズ」
をご紹介します。


「スーパーキャパシタ」とは、市販されている蓄電装置の名前
です。乾電池やバッテリーに比べ、安価で安心な素材で製造で
きる上、劣化しにくく長期にわたって繰り返し使用できるとい
った画期的な性質を備えています。代替エネルギーへの取り組
みが急がれる昨今、このキャパシタや太陽電池をはじめとして、
持続可能性を視野に入れた新技術の研究開発が盛んに行われて
いますが、一方で、このような技術や考え方が確立されたとし
ても、それが市場の中で既存の技術と入れ替わるまでには、か
なり時間がかかってしまうという問題があります。いいはずの
ものがなかなか普及できない、高嶺はこのジレンマに注目し、
美術の力をもって普及の加速化を試みます。すなわち、これら
新技術にイメージを与え、ブランド化を仕掛けることで、一刻
も早い低価格化を目論むのです。2008年スタートした(*)
高嶺の「スーパーキャパシタ」キャンペーンは、その後の技術
革新も反映し、新たなアイテムをつけ加えて、2010年さらなる
拡張を図ります。




※“Focus”について
MIMOCA(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)の2階展示室フロ
アの一室を使った展覧会シリーズで、MIMOCAがピックアッ
プした国内外で活躍するアーティストの珠玉の作品をご紹介する
ものです。
本展は、2006年開催の「スティーヴ・マックィーン[Caresses]」、
2008年開催の「エイヤ=リーサ・アハティラ展」につづく、第3
回展となります。



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展覧自体の風景は



所謂、無機質なミニマルアート的ではあるのですが・・・・


私が電撃を受けたというのは、このコンセプトです。




今後の現代美術と呼ばれるものが向かう、特に日本の
現代美術が突き抜けていく一つの大きな方向性が漠然と
ではありますが、この作家の示す方向ではないか?と
感じたのでした・・


このコンセプトは必ず大きな芸術的概念化を遂げ
世界に向けた大きな潮流となる。


特に


いいはずのものがなかなか普及できない、高嶺はこの
ジレンマに注目し、美術の力をもって普及の加速化を
試みます。


という部分・・・



今世界的に様々な分野が閉塞感に苛まれている現代、
全てにおいて循環に破綻が差し迫っている世紀
・・・苦しい逆境の中で、、、



乗り越えなくてはならない現実



その為の人間哲学、科学技術、、、、等々



我々は新たな人間生活を社会を循環させていく為に
新たな論理を生み出さなくてはならない。


それは、”排除”の論理ではなく”共生”の論理で
あり、その根幹となる人間感性の刺激は、、


やはり芸術が担うところが大なのではないか?と



私は常々考えている。



その考えからすれば、、彼のこのテーマ性とコンセ
プトは衝撃であった。。。。。。。。




日本が今後日本として世界に伍していくとき
それほど選択の余地はない。


おそらく世界全体の総体的感性から日本を見れば
その優位性とは、間違いなく科学技術に特化する
ことは明白である。


これはある意味のナショナリティーとなり得る
近未来の日本の国家観でもある。


そうなれば・・


確かにアニメという日本芸術の歴史をトランスレート
した超平滑(スーパーフラット)は引き続き芸術的
ナショナリティーの要素を成すであろうが、それよりも
この科学技術を背景としたコンセプトはもっと大きな
ものになるかも?と感じたのでした。



当然、過去を見てもこのようなものが全く無かったか?
と言えば、そんな事はないだろう・・・



しかし、これの大きな違いは、科学技術の世界と芸術
の世界が”パラレル”ではないという点だ・・・



芸術的感性で現代科学を翻訳したり、普遍的人間性を
詩情化している訳ではない・・



科学と芸術が同次元で合体して



可視化効果を作り出している。。






協力: 太陽誘電株式会社(リチウムイオンキャパシ
タ提供)、ビフレステック株式会社(回路技術提供)、
京セミ株式会社(球状太陽電池提供)、という企業
が深く関わりをもって展覧の形をなしている。


メセナ的な表面の関わりではないそして、それは前
時代的なパトロニズムでないことは展覧コンセプト
を見れば明白である・・・・




なんというのだろうか・・・




少し打ちのめされた、、という感覚と



モーゼの出エジプトのような感覚と・・



間違いなく



見えたものがありました。。

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田村博文 STONE at Takamatsu始まりました!
昨年末より


BAMIgallery始まって以来の活況を呈した


田村さんのSTONE!


いよいよ高松での展開が始まりました。









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田村博文 solo exhibition at高松天満屋
STONE その不思議なる地球遺産

2010.02.03 (wed) - 2010.02.23 (tue)
at 高松天満屋5階アートギャラリー


お問い合わせ:087-812-7549
担当    :青野

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今回の展示は、BAMIgalleryでのインスタレー
ション展開と違う商業施設で展覧、、





事前にかなり細かい注文を出しました。





その為に、この展示用に新たな作品を制作
しただきました。






特に私のお薦めは



FRYING STONE!









BAMIgalleryの展開でもアシスタントの石本が
自らのブログで”明太子”と呼んでいたものですが・・


今回は2点、黒いものと赤いものを追加し
壁面に展示させていただきました。。



この何とも言えない形状の物体
見ていて飽きることがありません。



これが研ぎ澄まされた”床の間”に入れば
その姿は実に美しいのではないか?
とドキドキします。



”数寄者のマインド”をくすぐるフォルムと雰囲気
、そしてなにより”数寄者”の挑戦魂を焚きつける
逸品です。



白洲正子さんにも見ていただきたかった・・(笑)




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