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kappaちゃんの挑戦
実は、、


Kappaちゃんは去年から挑戦を続けている。


昨年のBAMIgalleryでの個展が終了したと
き、少し今後のことを話した。


昨年の個展そのものは新作かきおろしと
いう事ではなく、それまで描きためた作品
をテーマ性(厳密には絵柄を中心として
選別した構成)を持って編集し直し展覧し
たのだが、私は、この展覧でなんとなく見
えたものがあった。



散漫。



これが実は私の率直な感想であった。


確かに彼女がステートメントで書くように


「私は、人の中にある姿を描きたいと思って
 います。年齢や性別などに関係のない、人
 の、その奥にある姿を描きたいです。」


と言うようにそれに沿った内容にて作画さ
れているのだが、どうもそれは言葉の説明を
介さないと伝わらないような気がしたので
ある。


事実、彼女は全ての作品に散文詩的なものを
必ず付加していた。


これを同時に見ると、ある種の共有感は生ま
れる。


実はこれが私は不満であった。
そんなものが要るのだろうか?絵に?


絵は言葉ではない。



、しかし某かの感情的、伝達を発する。
確かにそこに描かれた日常的なモチーフ
がアイコンとなり言語化する事もあるが、
力のある絵は、ドンと何か分からないモ
ノが、突如心の内側に飛び込んでくる・・


これは、ある種の”暴力”に近いものだ
と私は思うのである。傍若無人にも人の
心にズカズカと入り込んできて、勝手に
人の心をザワつかせ、何故にという答えを
渡すこともなく居続ける・・・・


とんでもない粘着力。。


いいなぁ~・・・などという感情は
ある意味、”疵”つけられているのだ。。。


もっと言えば、


誰もが内在していて、かすかな記憶にしかな
い、もしくはそのようにしている傷口に


”塩を塗りこまれている”ようなものだ・・



この異様な能力、、、


傷つけるもしくは、傷口の塩を塗りこむ、、


絵そのものが人格を持ち、見る人間の心の
防御を突破し、人の心の疵に突き刺さる・・


絵画、


日本人で一番力があったのは鴨居玲だと
私は思うのだが、、、



KAPPAちゃん、彼女が書くステートメント、
これはシンプルで且つ良いと私は思った、


しかし如何せんそこに絵が到達するには今
少しの取り組みが必要じゃないか?と、、



このようなモノが見え隠れしたのが昨年の
個展だったのである。



私は僅かな助言をした。



大きな絵を描いてみない?


ただ単に大きな作品を描くのではなく、今回
の個展で並べた絵を、一枚に凝縮するような
絵を描いてみては?


あらゆる角度で”人の中にある姿”を今は
描いているけど、それを一枚で表すのではな
く”現して”みてくれない?



ある意味、”不気味な一人の人間を”・・・


という宿題を課したのであった。



何となく分かっていた。それまでの絵は
詩作に近かった、しかし私が提示したもの
は”小説”である。


小説は一つの事を伝えるために、場合によ
っては何万語も費やす・・・



竜馬がゆく



司馬遼太郎は竜馬以外を書いた訳ではない
あくまで竜馬である・・・・


結果はある一つの事を伝達することでしかな
い。


しかし、読んだ人間が受けたのは



竜馬の時系列の活躍か?



この作業を一度して欲しかったのである。


決して詩作が悪いわけではない。


瞬発的に出来るモノと、かなりの制御と材料
を必要とする小説では違うような気がする
というのは大きな間違いで、実は逆転して
考えれば、小説を凝縮したのが詩作でもある。


その瞬発力の根幹にはやはり小説的材料の
凝縮が必要となる・・・


この相互の作業を知らずして詩作に励んでも・・
先に大きくなるような感じを受けないのと同時に
小説的なものも知らないまま終わりそうな気がし
たのである・・



そして数ヶ月後、あるコンペに入選した。


その作品は確かにそれまでのモノとは見違える
ようなすばらしい出来だった。








その直後、私は次の宿題を彼女に課した。



小さいモノを一つのテーマで連作で描いてく
れない?



これは単純に先に書いた物の分解作業に近いの
だが、テーマという茫漠としたものに、一点集
中で向かう、そうすることにより、実は一点一
点があまり意味のないものと化す。何が残るか、
テーマがより浮かび上がるか否かという事であ
る。



一枚の絵を描くのに、箱に収納する一枚一枚の
絵という材料、その箱から傷つけず取り出して
いく一枚の絵・・



この答えが、実は現在展覧している
「不器用な色たち」の絵画の部分である。
一枚から取り出した一枚一枚の絵である・・



ここで想いもしない答えをKAPPAちゃんが出して
きた。実はこの「不器用な色たち」はF4で25枚
存在するのだが、これを全て足せば、出品の
基準サイズである100号となるのである。



物理的にKAPPAちゃんは分解していたのである。



この25枚の小品が出来てきた時に新たな宿題を
彼女に課した・・・



正直、これはどうかな?と少し悩んだのだが、、



それは?



立体を作らない?



というモノだった。



これを根拠なく言ったつもりはない。実はここ
までやって来た作業の中で、どうしても付け加
えたかったのだ。それは、、、



描いてきた人間を


取り出してみない?ということであった。



これを、私は見たかった。



これまでキャンバスに描いた様々な不思議な人間?
これを一度具体的に見てみたかった・・


どれほどのものか?



昨年KAPPAちゃんととある美術館へ同世代の知り合
いの女の子の展覧を見に行った。


そこにその女の子は立体を展示していた。


ここでKAPPAちゃんと話したのは


この美術館という環境を羨ましいと感じるか?
恐ろしいと感じるか?


私は正直に伝えたかったのは後者である。


本当の意味で万人に向き合う芸術作品とは
相当な強度を持っていなくては、簡単に
”へしゃげて”しまう。本当に自分にそこ
までの強度があるかないか?この判断が
実は大事な事なのだと思う。



なにも臆病になれというのではない。



しかしその女の子の作品を前に感じたのは
完璧ではないがそれなりの強度を保っていた。。



単純に”出てくる”ものがあった・・・




このときKAPPAちゃんと話し感じて欲しかっ
たのは・・



実存。


360°実存。


そんな絵をいつか描いて欲しいという
私の欲求であった・・・



そんな感覚を養って欲しかった。


だからその研究のために


立体を作って欲しかったのである。


立体に曖昧な着地点はない。ディティールの
粗雑さが全体を崩したり、なにかいい加減な
処理をしてお茶を濁しても、結果は許してく
れず全て崩壊する。


この構造を掴めば多分絵は大きく変わり、もっと
進化するんじゃないか?と考えたのでした。。



それが今回の立体作品です。





完璧ではけっして無い、強度も十分とは言えない
しかし、可能性がそこかしこと一杯顔を覗かして
いるのは間違いない。。







私は彼女が



今以上に飛躍する確信めいたものを今回掴んだ
ような気がした。



KAPPAちゃんと我々の挑戦はまだ始まったばっかり
だ!!

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懐に出面ある夜のちんちろりん
昨日、京都新聞の夕刊を見ていて



おもしろい論評に出くわした。



こういう言い方をすると大変失礼だが、
私の個人的感想としては、決して読み
やすい流麗なものではなく、どちらか
と言うと、大きくガクッガクッとする
ような、ともすれば”ウン?”と何度も
読み返すような・・・・



しかし、ハッとさせられた。。



その理由は、角度が面白かった?
いや正確に言うと鋭かったのである。



その論評が対象としたのは、一つの俳句
であった。



「懐に出面ある夜のちんちろりん」



出面(でずら)とは建築現場などの労働者
に支払われる日当のことらしい。



そして”ちんちろりん”だが、、、



普通俳句で考えば季語というものに当たる
ものが内包されていなければならない、


文章から考えればこの”ちんちろりん”が
季語であり、鈴虫=秋であると即時判断で
きる。


労働者が僅かな労賃を懐に鈴虫の音色
を聞いているという・・すこし寂寥感
ある句という印象がこの句の持つ味わい
となる。


それを論評したのか?となるが、実は
そうではない。。



この”ちんちろりん”とはもう一つの
枝が伸びているのである。



"ちんちろりん”とはサイコロ賭博という
意味が、実は出面との関係で読み解ける
部分が存在するのである。



そうなると、これは季語ではなくなり
俳句ではなく唯の詩となる・・・・



この詩の意味の解釈とは、僅かな労賃を元手
にサイコロ賭博に興じる境涯を、ある意味た
くましく、またある意味刹那的に、表現して
なくもない・・・



先の解釈との間に感覚的に微妙な違いが生
まれる。



夜の情景が変わる。



一人鈴虫の音色に耳を傾ける人間と




”ちんちろりん”に大勢の労務者と興じ
ながらも、一人自分を客観的に見ている
風景と・・・




詩と句という境界がこの解釈を面白く
しているのだが、ここで詩と句の境界
を取り払い、この二つの解釈を合体
させたならどうなのだろうか?




実はさほど違和感を感じるほどの事は
なく、両方の意味から、実は労働者という
主体、人間性と社会との関係が如実に浮か
び上がるのに気づく・・



さて、、



ここで答えのようなものを出すのだが、



この句者が誰かと言えば




東アジア反日武装戦線のメンバーで、
“狼”部隊のリーダー格。


お召し列車爆破未遂事件(虹作戦)及び
三菱重工爆破を含む9件の「連続企業爆
破事件」を起こし、三十年の独居房生活
、死刑判決が確定している獄中の俳人。



これを聞けば



「懐に出面ある夜のちんちろりん」



という句か詩か分からないが




この文章は



もっと違う意味が浮かび上がってくる。
この文章の必然性というのか?



この人物でなければというものが・・・



この文章は悔恨なのか、虚無なのか?それ
は分からないが、間違いなく、そんな時代
や価値が変化してしまった社会、歴史を感
じざるを得ない・・・し、何かの断片、欠片
としての残像のように見える・・



なんとなくではあるが



芸術、芸術作品とは



もっと言えば、現代美術などという
モノは・・・・・・



実はこのような構造




全てとは言わないが



こういう構造を結果論として表現するのではなく、
誰も気づかない未来を形にしてこそ成立している
のではないのか?という事に改めて気づかされた
のであった。。

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Romeo and juliet
3年前、、2007年の



ちょうど今頃のニュース・・




イタリア北部、マントバ近郊。
5000~6000年前に埋葬されたと見られる
男女の遺骨が抱き合った状態で発見されたらしい・・




彼らの歯は原型のまま磨耗していなかったことか
ら若くして死亡したとみられる。




eternal embrace・・・・永遠の抱擁。。。









う-ん、、、




”おっちゃん”には、よぉ分からん。。

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Daily Motion開通
先般、中国・上海との動画共有について


Youtubeが使えないという事を書きましたが


結局Daily Motionを使用することに
いたしました。


最初中国のサイトを考えたのですが、、、
デザイン、操作性、スピード、制約・・・


どれも


帯に短し、たすきに長し!でした。。。


最大の問題は、アクセス制限をかける、
これはどの海外サイトもあり得ること
だろうとは思うのですが・・・


ただ現状ですでに日本からのアクセス
制限をしているところもあるので、
とりあえず中国のサイトは敬遠しました。



という事で、以下に貼り付けたものが
今回開通させた動画群です。



-------------------------------------

※Youtubeは今後も様々な報告に活用し、
 Daily Motionはその報告をヘッドライン
 的に集約し、中国との情報共有に活用
 するつもりです。

 いずれは中国からのムービーレターも
 このサイトを活用するつもりです!!

-------------------------------------


この一年ほどのCOMBINEトピックスでも
ありますので、よろしければ、改めて
ご覧下さい・・

ページURL
http://www.dailymotion.com/combine-kfl





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地球防衛
小学校の時分


ノストラダムスというのが初めて


国内で大々的に紹介された。。


私たちガキは、その本の内容もよ
く知らなかったのだが


とにかく1999年には地球が滅亡する!!
という事だけで愕然とした。


1966年生まれの私は



そうかぁ!33歳の時に死んでしまうのかぁ。。
と暗澹とした気持ちになったのを覚えている。
このノストラダムス、何年かに一度その内容が
話題になっていた。世紀末まで。。



小学校時分に初めて知ったのち、その後、確か
中学校位だと思うが改めて話題にあがり少年漫
画でその内容を特集したものを見た記憶がある。



そのときの内容は、すこし以前のものとは変って
おり、悪魔の大王が“どうたらこうたら”とか、
極東アジアから救世主が出現するとか、すこしだ
け希望の光が覗くような内容に変化していた。


このときの漫画は、救世主は日本から出現するよ
うな内容で締めくくっており、それを読んだ私は、



“やっぱり”と妙な確信をもった。



やはり“日出国”より救世主があらわれるのか!



不思議な国だと思う、この日本は。。



どう考えても、文化にしても、その他諸々を含め
諸外国に比べ、私は特異な存在だとずっと感じつ
づけている。



僅かな国土、しかも資源もほとんどない国が、
第二次世界大戦では世界にその悪名を轟かせた。



そして人類初の原子爆弾、核爆弾投下の被害を受
けている。。



今、世界中で論議が盛んな核問題。核を持っている
国は数国あるが、爆弾を投下された国は日本だけし
かない。



地球上、そう、地球儀をみてもミミズほどの領土しか
ない国が、明治以降、世界史にその名をよくもわるく
も刻みつづけていて、人類史上他に例がない壊滅的な
攻撃をうけているのだ。。。



そこから経済による世界進出!



そう考えると、世紀末に極東の日本から救世主出現は
なんとなく期待できそうな感じがした。。



大体、我々世代は小さい時分から、ウルトラマンなど
を見つづけた世代であり、常に世界平和については意
識が高かった。



よく考えると



怪獣は必ず日本に現れる。



日本近海

日本の湖

日本の地中から。。




子供心に

日本は“狙われている”!!と感じていた!



世界平和、地球の平和のために!



しかも、地球防衛軍は日本に存在し、全員日本人
だった。。



世界の人は無責任やなぁ~??みんな日本人に
任せて!!



その下部組織のMATなども常に日本に常駐してたで
はないか!



当然、隊員はすべて日本人、そしてウルトラマンとい
う得体のしれない巨人まで日本人の姿を仮の姿として
いた。。



最近でも缶コーヒーのCMでトミーリージョーンズが
“この惑星は・・”といいつつ日本人として、日本を
調べに来ているではないか????



日本はそれほどこの惑星を代表しているのだ。。。



とにかく、日本がいかに重要かという証ではないか???



ところで



ウルトラマン、3分間のカラータイマーを越えると生命の
危機に遭遇するということで、我々小さい時分はテレビ画
面の前で、、


“ピコンピコン”となると、大声を張り上げ声援を送った。



このとき私などは真剣にライブ感覚で見ていたのだが、
最終的には必ず勝つ!



そして3分間に数秒、もしくは、エネルギーのリザーブタン
クを使っているのか、少々3分を越えてでも解決し、ゆった
りと深呼吸のような動作ののち・・・



“シュワッチ”と天高く飛んでいくのである!!



しかし、私はいつも疑問が付きまとっていた????



うーん。。シュワッチ!って空に帰るのはええけど…



元の隊員にもどるのは?、また戻ってくるの、ウルトラマン
の姿で?


うーん??それでは目立つわなぁ???



うわぁ~!なんもないのにウルトラマンがきたぁ~!って
パニックになるやろ???なぁ・・それでは・・・



どうしているのか???


どっかの星まで行って、もとの隊員の姿になって、あらか
じめ止めておいた小型宇宙船に乗ってかえってくるのだろ
うか???



その場合、代行タクシーではないが、乗って帰ってきたら、
暇なときに誰かに頼んで返しに行くのについて来てもらい、
そのどこかの星にもどさくては???????



どうなってるのか??



シュワッチ!と空に帰るのは良いが・・・
元の地球、日本の隊員に戻るのは???その疑問を考える
前に、もう翌週怪獣と戦っていて・・・・・



また声援を送っていた。。。。



それと、、地球防衛軍を初め、MATとか、隊員連中!!



最後は全てウルトラマンに解決してもろて!!
なんと頼んないやつらや!!!!



なにが地球防衛軍や??しかも得体の知れん巨人に
全て託して、、、、



ありがとぉウルトラマン!っていつも感謝してるけど、



ほんまにいつもこっちの見方かぁ??疑問はないのだ
ろうか??



調べないのか??疑問に思わないのだろうか???




次々怪獣が攻めてきてるのに毎週。。



ビッコはおちおち外で遊んでられんぞ!



ウルトラマンに変身するやつも、しまいには怒れよ!



「おまえらー!いい加減にせいよぉ!」って


本当の正義のヒーローだったら、もっと指導すべきじゃ
ないかぁ?!


そして、もっとガマンして地球防衛軍に任せろよ!



それでは人は育たん!!



そうそう!その時自衛隊はなにをしてる???
救助すらしてなかったぞ!!



それとぉ!



もし、ウルトラマンに変身するやつが非番で都合つかんか
ったらどうする???非常事態で!!


いろいろあると思うが、ウルトラマンになる奴も都合とい
うのが??



デートとか
ラブホテルにいて、とか。。。
のっぴきならない事情が・・・



そして怪獣が出没するとかならずイキガッてすぐに
防衛軍は出撃するけど、、、


いつもいつも必ず墜落させらてしまう戦闘機に乗って、
銀球鉄砲の弾みたいなミサイルしか撃てずで!!



勿体無い!!



そんな状態でしかないのなら
最初からウルトラマンに任せるべきだ!



もうちょっと考えろよ!!


あかんぞぉ!



よぉーし!


俺が大人になったら


地球防衛軍に入隊してその辺りを何とかし
てやる!!


などと真剣に考えていた、アホな子だった。。。



しかしなぁ~地球平和などと言うが・・
毎年毎年、地球はどっかで戦争して人が大量
に死んでるなぁ~。。。


あれ、なんとかならんかなぁ~???


この際


本当に



怪獣か



もしくは宇宙人が攻めてこないと



地球は一つになれん!


人類皆兄弟とか言うが



あれは嘘だ!



大体兄弟ほどよぉ喧嘩する!



それと!



あのアメリカの我儘もなんとかしないとぉ!



あれは地球のジャイアンや!!



ジャイアンのリサイタルとか言う

みんな嫌がるイベント!!

当のジャイアンは気持ちよく歌うが・・




スネオとか気ぃつかってぇ!



日本とかスネオみたいなもんじゃないのか
あぁ???



はぁ~あ。。。



なぁ!宇宙人?



いつまでも未確認飛行物体やいうて調査ばっかり
してんと




そろそろ攻めてこんかい!!

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