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渋谷遠征





遠征とは、、



1 遠方の敵を征伐しにいくこと。「十字軍の大遠征」
2 試合・登山・探検などで遠方へ出かけていくこと。
 「日本チームのアメリカ遠征」「ヒマラヤへ遠征する」



いずれにしても



勇ましい言葉であるし、、なんかやりそうな気配がある。。




と言うことで、昨日お伝えいたしました


創造公園渋谷 Art Re Public Shibuyaですが
23日の午後、現地での打合せというスケジュールに・・



これはカバンを持って新幹線でピューと行き
お茶を飲みながら



『よろしくたのんますわ!ははは!』



という訳にはいかない・・・・




実際にエトリ作品を現場に運び
現地でどのようにするかを決める打合せな訳で・・



と言うことは作品を持っていかなくてはいけない。




と言うことで、、、、



色々考えても車で身体も作品も行く!と言うのが




一番となり




当日の深夜から京都を車で出発ということに
相成りました・・・




これがアウェーの厳しさ、、か??
所詮京都など・・・・・





往復1000キロ以上・・




よくアメリカのマイナーリーグで夢見る
若者がバスを乗り継ぎ夢に向かって・・・



などというタフネスぶりをドキュメンタリーなどで
見かけるが、、、



40過ぎの我々、、、夢見ている???
タフさ・・・・



どれも絵に成りにくいのであるが




とにかく





渋谷遠征なのだ、、、




1 遠方の敵を征伐しにいくこと。



と言うことになるか??



返り討ちに遭うか??




こうご期待!

▲TOP
創造公園渋谷 Art Re Public Shibuya エトリケンジ参加します!
怒涛の週末であった・・


京博にて等伯をお客様と鑑賞し


翌日、京都二紀、版画協会展、市内ギャラリー


で、、土曜日の4時に一通りのスケジュールが
一段落した後、、、、


4時過ぎにエトリさん、アシスタント石本とギャラリー
で待ち合わせし京都三条にあるメディアショップへ!


ということで本日の本題なのですが・・



以前東京アートフェアの報告の際、ご紹介させて
いただいた、クリエーターの西村さんと津留崎さん
が、自著である


【世界のアートティスト・イン・レジデンスから】

↓ ↓ ↓ ↓ ↓






についてのトークショウを開催


そこに伺わせていただいたのであるが、実はそれだけが
目的ではなく、トークショウ終了後、打ち合わせを行う
事が最大の目的でした。。


その打ち合わせとは、彼ら二人が中心に企画する・・



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創造公園渋谷 Art Re Public Shibuya



2010年5月4日(火・祝)、渋谷公園通りにてさまざまな
アーティストによる発表


「創造公園渋谷 Art-Re-Public Tokyo : Shibuya」
が行われます。



これは、渋谷の丸井シティからタワーレコードまでの
焼く110メートルx27メートルの巨大なエリアが
「車両通行止め」となり、歩行者が自由に行き来する
ことができるようになります。このスペースを利用して、
様々なアーティストによるパフォーマンスが行われます。

このエリアがこのようなフリーゾーンになることは、
初めての出来事であり、またここを野外美術館として
使ってしまうというアイデアも、今回がはじめてのこ
と。

アーティストには、SOIL and "PIMP" SESSIONS、
Echostics、ゾルゲルプロ、丹下紘希、Toast Girl、
エトリケンジ、小松宏誠、TOMOE等 他多数参加予定と
なっています。



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創造公園渋谷 Art-Re-Public Tokyo : Shibuya

日程:5/4(火・祝) 13:00-16:00
会場:渋谷公園通り
  (マルイシティ〜TOWER RECORDSにかけた道路)
入場:フリー

--

参加アーティスト

SOIL and "PIMP" SESSIONS / Echostics /
ゾルゲルプロ / 丹下紘希 / Toast Girl /
エトリケンジ / 小松宏誠 / TOMOE 他多数予定
アーティストも募集中とのこと。



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この面白いイベントに


エトリさんがオファーを受け


われわれCOMBINE全面協力のもと


参加することなったのです!!





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公式ホームページ

↓ ↓ ↓ ↓ ↓



※エトリさん紹介のページもあります!!



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今回はその実行に関する打ち合わせで、
実際に渋谷の街にてどのようにエトリ作品
を出し、、、



魅せるか!?









皆を”アッ”と言わせるか!







その検討を行ったのでした・・



、、、、が、、




実に面白い



ワクワクするプランが!!!




皆様是非ご期待ください・・




このイベントに関しては



進捗があり次第随時報告させていただきます!!!




とにかく



5月4日渋谷です!!








▲TOP
山本幸夫 solo exhibition 『FACE』 promotion video
山本さんのプロモーションビデオを



作りました・・・と言っても



以前、山本さんがご自身で撮影された



実験動画の再編集ですが・・・



COMBINEブログ開始初期に作られたもので、



見ていない方々も多いと思い
ましたので、今回の展覧用のPVとして
再編集いたしました。



この実験的映像は



以前から山本さんが抱いていた顔という
造形物の不思議さを具体的に検証した
もので、光と影、裏と表という2角度から
纏められています。



来月20日からスタートする展覧は



これらの実験、、実際には40年に亘り
様々な事を考えてこられた一つの節目
として行います。







▲TOP
版画大好き、奥野さんとの出会い
唐突であるが、、



私は版画好きである。



これについての根拠はハッキリとしている、



偏に、小さい時分、確か小学校の高学年だった
と思うが、その時に受けた版画の授業がことの
他楽しかった思い出があり、それが今も繋が
っているのである。



絵を描くことは比較的好きな子供であったから
図工と呼ばれる授業全般楽しかったのだが、取り分け
版画、木版画を始めてやった時の記憶は今も鮮明に
残っている。



絵を描くということは頭の中の想念を具体的に体を
使ってそのイメージに繋げていく作業であり、時として
イメージ通り、時としてイメージからかけ離れ、それが
良かったり悪かったりというような結果が待っている。



子供であるから特別な着地点を求めて描きだしている
訳ではないが、しかしながら高学年ともなれば、多少
色気づき、他人よりも対象物に対する模倣性を気にかける
ようになり、その精緻さがイコール絵が上手いか下手かの
バロメーターとして捉えるようになってくる。付け加えて
言うならばそれが他人との差であり優越感の度合いとな
る。



まぁこの段階で全ての純粋な感性は崩壊し”小さな大人”
と化すのであるが・・・



しかしこの時分に行った版画というものに絵画にはない
少し違うものを感じたのであった。


確かに絵画と同様の2次元の結果が残り、当然そこには
対象やイメージしたものとの再現性による上手下手と
いうものがあるのだが、なんというのかそこに至るまで
の制作プロセスがかなり違うなぁと感じたのであった。



絵を描くという行為は、なんとなくであるが、自分の中、
内側にあるものを如何に吐き出すかという事と、想念とする
ものとの距離を制御しもって作り上げるという感覚がある。


端的に言えば”吐き出す”というのか”放出”するというのか
動的であり運動的なのだが、、、、



版画というものの作業過程を感覚的捉えると、まったく逆
とまでは行かないが、かなり相違することに気づかされる。



吐き出す、放出するという感覚的なものに肉体的作業
スピードが著しく合致しないのである。端的に言えば
即時結果が現れてこない。



これは当然といえば当然なのだが、仮に下書きという
エスキースが存在したとしても、そこから版をつくり
刷りという作業を経て結果に至るわけであるから、絵の
ような即時結果のものとは感情のコントロール方法が
大きく違う。



ここが実は非常に面白い点であり、絵画が放出、吐き出し
の感覚的作業と考えれば、ある意味、版画は放出、吐き出しを
改めて仕舞い込む作業のようなところがあることを感じるの
である。



一度想念と化したものを、先ずは絵画と同じようなスタート
ラインに立ち取り掛かるのであるが、そこから突っ走る
絵画とは異なり、出来る限り放出、吐き出したものを、精緻
に整理し、ピースと化したのち上手くつなぎ合わせるような
作業を組み立てるのが版画のような気がするのである。



絵画が放出、吐き出しの作業とすれば版画は差し詰め
収納と整理の作業のように感じたのであった。



棟方志功のようにいきなり板に彫り出す作家もいるが、
それはある意味作業風景の画像としては絵画的であり、
本人も”板画”などと呼んでいるようであるが、実際、
本質的には絵画と同様ではなく、作業を一部分ショート
カットしているだけであり、熟練した技術がカットした
部分を埋めているだけであり、他の版画とそれほど大き
な違いがあるようには感じない。



やはり、内省的整理の行き届いた比較的動的スピード
の早い版画家、版画制作作業ということだと思う。



・・・・・・・・・・



もうひとつ版画について言うならば、実は描くという
行為とは程遠く、私などは立体制作に近い?のでは
と感じるくらい、言葉としては”作る”という方が
しっくりくる感じがするのである。当然感情のコントロール
と作業効率、実際に”彫る”という行為からの連想
でもあるが、それ以上に、かなり理性的に制御しなければ
到達し得ない結果から逆算する作業性はまさしく彫刻
に近いのかも?と人知れず考えたものであった。。。。



いずれにしても、私が版画が楽しかったのは



いろいろな長い作業時間を経た後に



刷り上ったものが、まったくイメージと違うものが
生まれたり、最初の絵をイメージしてから具体的
作業に突入しその間の試行錯誤が物理的要因にかなり
制約されるのが新鮮であり、意外と絵画以上に自分と
向き合わなければならない時間の濃度に驚かされたこ
とが、、、、

小さい時分の版画という、、、
遠い記憶の筈のものがいつまでも近くに存在する
理由となったのである。。。




そんな私であるから



当然、COMBINEには版画作家さんという方々には居ていただ
いている。



その中の奥野さんとは



もうかれこれ3年近くの付き合いである。



最初に出会った日の事は、今でも覚えている。


版画協会の図録から当時事務局を担当されていた
方へ連絡し、その方の取次ぎにより、奥野さん本人と連絡
し会う事となった。


3年前の夏、暑い日であった。


待ち合わせ場所は東京の池袋、、


少し早めについた私は奥野さんを待っていたのであるが、、
携帯に連絡が入り


奥野さんは自らの風体を私に伝えてきたのでした。


和柄のアロハに云々・・・・



確かにありがたい事であり都会の雑踏の中でお互いが
すんなり会うには、お互いの特徴を前もって伝えて
おくのが賢明である・・・・が、、、、、、



目を細め遠くを眺めていると



”あっ!あの人や!”



と、、直感的に感じる人がいるのも又事実であり



私もそうなのだが・・・



関西風味が漂うというのか・・・・


作品の繊細さとは裏腹に、、、


奥野さんはそんな人であった・・・・



その日以来、奥野さんとは様々な話をしたし、一緒に
高松まで行ったこともあった。


COMBINEを始めるにあたり協力を求めた時も二つ返事で
快諾していただいた。


・・・・・・・・・・・・・



なぜ奥野さんだったか?


版画協会の図録には多数の作家が掲載されているが



この答えは直感でしかなかったのであるが、、、、



このブログの最初に書いた


収納と整理という版画独特の”凝縮感”にとても
惹きつけられたのであった。。。

エッチングという版のサイズに限界がある手法に対して、
版を分割しモンタージュする事によって作品を大型化する
アイデアも実物を見て感心した。



そして、、
もうひとつ付け加えるならば



画面上の黒と白の配分
バランスがとても良かった!




黒=墨



この色は日本人にとって
他の色とは比べ物にならないほどの雄弁さがあり、、



そのバランスは



他の何をおいても重要視しなくてはならない
箇所である。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・



作品内容は、



少し内容の組み立て方が硬いかな?



小説や詩を読むといよりも


漢詩を読み下すようよな硬質感があったのも事実
であったが、それよりも版画独特の彫刻的作業、
による多面的な内容展開とジオラマティックな奥行き


アイコンのように現れる”ポップな意匠”が
見る人に大きな入り口を与える所に観念的なもので
ガチガチに構成しないポップさが非常に面白かった・・し



一貫して”おんな”をテーマの軸として据え
ている部分など、、、凛とした作品の主体性が



私を強くひきつけて放さなかった。



そんな奥野さんの作品だが



今回展示しているのは


全て新作である。。。。






送られてきた作品を見たとき




アッ!と驚かされた。。








変わった!!!






これまでの漢詩を読み下すような硬質な構成から





なんともいえない




伸びやかな作風になっていた・・・・







登場する”おんな”もこれまでは



どこか”虚脱感”や”厭世的”な空虚な雰囲気を
漂わせていたのが、、、、、



なぜか今回の作品に登場する女性は




自意識をもった



ある意味艶かしさが出ており







それを取り巻く背景などは、これまでの作風から
すれば、簡略化したなぁ?と思われても仕方が
ないほどシンプルに構成されている。


しかし、、、それが実は



中心の女性の内容を際立たせることに大いに成功している
のであった・・・




かなり長い時間、電話でしかやり取りしていなく
会ったのも久しぶり、新作の実物を見たのも久しぶり
の私にとって、この劇的な変化は




嬉しいものとなった!!




そしてこの変化を奥野さんに聞かなくてはと、、、





「なにか、、心境の変化とかあったんですか?」




「へへ・・まぁ、、いろいろありますわ!」






奥野さんとは





多くを決して語りはしない




そんなアーティストです。。。。

▲TOP
チャイナマネー
春のオークションシーズン突入であるが





4月9日(ブルームバーグレポート):


上場している競売会社としては
世界最大手の米サザビーズが香港で開いた美術品オークション
の落札総額が20億香港ドル(約240億円)に上った。世界景気の
回復により最高級美術品の価格が信用危機前の水準に戻った兆
しが示された。


サザビーズが8日まで5日間にわたって香港で開催したオーク
ションには約2400点が出品され、落札総額は同社が見込んでい
た13億香港ドルを上回った。


主に中国本土の参加者らは、皇帝ゆかりの古美術品のほか、
傅抱石ら故人となっている巨匠の水墨画などに競って入札。落札
総額は同社が香港で開催したオークションでは過去最高に達し、
約40%を古美術品が占めた。中国の現代美術作品の入札は、2008
-09年の世界景気の低迷以降で初めて活況を呈し、価格は2年ぶ
りの高値に上昇した。


明王朝時代の大理石の獅子の彫刻一対を2190万香港ドルで購入
した中国人コレクター、リャン・ヘジュン氏は「人々は買いたい気
分になっている。景気は好調だし、この獅子のような珍しい品物が
売りに出されている。だから購入した」と述べた。


同様のオークションは昨年、信用危機のさなかに開催され、
落札総額は6億9100万香港ドルにとどまった。年間5億米ドル
(約470億円)規模に上る香港の美術品オークション市場の回復
は中国本土の参加者がけん引している。米国人と競い、各主要部
門の最高級品を手に入れた。サザビーズによると、09年に同社の
顧客のうち中国人が占めた割合は約40%と、最も多くなった。




また



さるオークション・ハウス勤務のアート・スペシャリストの
ブログにおいての詳細報告では、、、



5日開催の「20世紀中国美術」が1億260万9000香港ドル
(約12億3850万円)、「アジア現代美術」が1億4488万
1000香港ドル(約17億4870万円)、そして6日開催の
「ロバート・チャン・中国絵画コレクション」が1億1331万
5000香港ドル(約13億6770万円)そして「中国絵画」が
3億489万7000香港ドル(約36億8000万円)であった。
そして本日修了した、「賞石」セールが4100万8500香港ドル
(約4億9300万円)、レギュラーの「中国美術」が7億1007万
7500香港ドル(約85億5000万円)である。



今回香港サザビーズではこの他にも「宝石・翡翠セール」
(4億878万2750香港ドル:約49億2000万円)、「時計セール」
(5364万5750香港ドル:約6億4500万円)、そして「ワイン個
人セラー」(4968万5020香港ドル:約5億9800万円)を売り上
げたので、サザビーズは「香港」で都合「19億2890万1520香港
ドル(約232億8240万円)」を、たった「6日間」で売り上げた
事に為る。



・・・・・・・・・・・・・・・・


われわれのフィールドであるコンテンポラリーは??
と言えば、、、




 4月6日(ブルームバーグレポート):


競売会社の米サザビーズが5日に香港で開催したオーク
ションでは、中国人画家の劉野(リュウ・イエ)氏の作
品が1910万香港ドル(約2億3000万円)と、中国人現
代画家の作品としては2年ぶりの高値で落札され、価格
が金融危機以前の水準に戻りつつあることが示唆された。



アクリルと油絵の具で描かれた劉野氏の「ブライト・
ロード(原題)」は、炎上するジェット機を背景に1組の
男女がほほ笑んでおり、同氏の作品としては過去最高値で
落札された。中国本土やインドネシアからの参加者に支え
られ、今回のオークションでは同作品を含む7作品が100
万ドルを上回る値段で落札された。金融危機に見舞われた
昨年は、同様の作品が3分の1の値段でも落札されなかっ
た。


台北に拠点を置く美術品バイヤー兼ディーラーのエリ
ック・ファン氏はオークションでのインタビューで、「最
高の中国現代美術品に対する需要は戻っている」と指摘。
「極めて近い将来、落札価格が金融危機以前の水準を取り
戻し、上回っても驚きではない」と述べた。



中国現代美術でトップレベルの作品の価格は、曽梵志氏の
絵画が香港でのオークションで7540万香港ドルで落札され
た2008年5月をピークに、金融危機の間に70%下落した。




5日のオークションでの中国現代美術品の落札総額は1億
4500万香港ドル。北京のディーラー、ティエン・カイ氏に
よれば、富豪で株式投資家の劉益謙氏の妻、王薇氏が劉野
氏の絵画などを落札した。カイ氏は美術品の購入について
王薇氏に助言している。王氏は以前、趙無極(ザオ・ウー
キー)氏の作品を1520万香港ドルで落札している。









・・・・・・・・・・・






この後、香港クリスティーズや



国内のオークションハウスのアジア
展開が開催されるが・・・・・




果たしてどのような結果なのか、、、、




この動きは一体????



いずれにしても



恐るべし




チャイナマネー。。。。。。







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