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個展まであと一月きった…。
ゴールデンウィーク真っ只中、

皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は個展まで後一月をきり、

作品の仕上げに追われております。

そして、そろそろ兵糧が底をつき始め、

今後の兵站をどう確保

するか日夜頭を悩ませております。


さて、もう御覧いただいたかたも

多いかと思いますが、

次の個展のプロモーションビデオが

出来上がりました。

映像の背後で流れるBGMは

キングクリムゾンの名曲

「21ST CENTURY SCHIZOID MAN (21世紀の精神分裂病患者)」

です。

曲のおかげか、長い時間の映像でも

見るのが辛くないように思います。





今回は、制作過程等もみれますので

是非一度御覧下さいまし。



さーて、あと少しやし頑張ろう。

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準備
新作の構想が練れてきた。

それにともない、いろいろ準備を
しなければならない。

今回は、
いつもとちょっと違うこと
をしようと思い、
アイデアを出しているうちに、

準備することが多くなってしまった。
段取り組むのが大変だ。

早く描き始めたい~‼



次回作は、今までとは違う
仕上がりになる予定ですので、
こうご期待!

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脱藩
遂に、一年と十ヶ月働いていた
職場の和菓子屋を辞めました。

苦しいこと、辛いこと、為になること、
いろいろあって勉強になりました。

また、ご迷惑も沢山かけました。

いつも助けてもらい、支えてもらってばかり
だったように思います。

一緒に働いていた職人さん達は、
尊敬できる素晴らしい人達ばかりでした。

実際の仕事の仕方から、
仕事の段取りの組み方、
後片付けの仕方まで、
教えていただきました。

少しの間でしたが、職人の世界を垣間見れて
よかったと思います。

どれほどのことをしなければならないか、
人間の仕事量の限界を思い知りました。


絵描きも元をたどれば職人。
この経験を活かして作品を作っていきたいです!

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東洋思想とは何ぞや
こないだの続きですが、
一口に東洋思想といってもいろいろあります。
儒教に道教、仏教。
また仏教にも禅やら密教やらありますし、
日本の神道や武道も東洋思想に含まれるでしょう。

ここ日本においては、
これらの思想が混在しています。

それが、一番顕著なのは仏教でしょう。

例えば、仏教はインドから日本に伝わる過程で、
中国の儒教や、道教と結びつき、
変質しています。

シャカの教えのみを仏教とするなら、
日本に伝わってきた仏教と言うのは、
不純物だらけのものだと言えます。

それが、悪いというのではありません。
いろいろな思想がまざったがゆえに、
独自の発展を遂げたと捉えることも可能だからです。

ですが、時が経つに連れ、元の教義の肝心なところが
すっかりと抜け落ちてしまっているのも
また事実なのです。

特に思想や宗教というのは、
時の権力者や為政者たちによって都合よく
解釈され、自らの権力の保持の為に
利用されることが少なくありません。

したがいまして、
そういったご都合主義的なものを
取り除いた仏教教義の核心、
ハードコアな部分を知ることが
必要なのではないかと思っている。

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今後の方向
ふと自分の作品を振り返り、
本当に何が描きたいのか、
訴えたいのか、
表現したいのかを最近よく考える。

自画像を描いている手前、
アイデンティティの問題や、
私の内面の問題を表現していると思われがちだ。

もちろん、それらも私が作品を制作するうえでは、
無視できないものだ。

かといって、私とは何か?
といった、個の存在、自我を追究する
西洋哲学のような方向性で表現したいかと言うと
それは違う。

何故なら、自我も絶対的な存在では無いからだ。
精神的にも、意識と言うのは移り変わるし、
肉体的にも、一年も経てば細胞が入れ代わる。

だから、自我を揺るぎないものとして捉える、
西洋思想の立場に違和感を覚える。

では、何を表現していくべきなのだろう。
それは、東洋思想の立場から自我を捉え直し、
表現していくことではないか。

そうすることで、西洋美術史の文脈とは、また違う作品ができてくるはずだ!


などと考える今日この頃…。

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