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ドローイング、デッサン、素描…。
タイトルにもありますように、

ドローイングもデッサンも素描も

意味は同じです。

言語が英語なのか仏語なのか日本語なのか

の違いでしかありません。

いずれも紙などの平面上にモノを描き表す

行為を指します。

私はデッサン、素描と言うことが多いです。


「シルバーのミニカー素描」鉛筆 色鉛筆 水彩


「オレンジのミニカー素描」鉛筆 色鉛筆 水彩


作品紹介ページ


今回はデッサンにてミニカーを描いてみまし

た。以前から一度有色地でデッサンをしてみ

たかったので今回色つきの画用紙を使い、そ

の紙の色を生かしながら描いてみました。

一般的にデッサンというと白い紙に鉛筆など

を使い、白から黒へのグレーの階調で描いて

いくイメージが強いですが、有色地で描くデ

ッサンの場合、地の色を起点に暗い階調を作

こともできますし、逆に地の色から白へ向か

って明るい階調を作っていくこともできます。

要するに紙の地色を中間の調子として扱うと

いうことです。

デッサンでは真っ白のところや真っ黒といっ

た極端な調子を使うことはほとんどなくて中

間のグレーの調子が画面の大部分を占めますし、

そのグレーの階調を作り出すことにデッサンの

作業の大部分を時間を持っていかれることが多

いです。

しかし、デッサンでは暗く見える陰影の部分や、

光を反射して明るく見えるハイライトの部分の

描きこみのほうが大事だったりします。


その大事な部分を集中的に描くために初めから

中間の調子のついた有色の下地を使うと割と

効率が良くものが描けるというわけです。

(簡単に描けるという意味ではないです)


私の憧れる昔の西洋の画家たちも絵画の描き出
しやデッサンなどで有色地のデッサンをしてい
ました。

私も油彩の作品の描き出しでは使うことが良く

あります。しかし、その層は隠れてしまい見え

ることはありません。

ですので今回デッサンの作品を描くことで私の

作品制作のプロセスの一端が残せればと思った

次第です。


今週より展示させていただきますのでご高覧

いただけましたら幸いでございます。



Drawing exhibition

COMBINE/BAMI galleryアーティストによるドローイングの展示会です。
■出品作家 釜匠 八木佑介 宮本大地 小橋順明 松本央 岡部賢亮 佐野暁 公庄直樹 阿部瑞樹 太田夏紀

2021.08.11 (wed) - 2021.08.20 (fri)
OPEN 12:00~18:00
※最終日午後4時閉廊









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