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アートコレクターズ掲載の版画作品について
月刊アートコレクターズ6月号がついに発売となりました。







前回ご紹介させていただいた「アマビエ」特集の他に、
「気軽に飾って楽しむ版画」という特集の方にも作品を4点掲載していただきました。







こちらの4点は自身初となるジクレー版画作品となります。

ジクレー版画とはデジタルリトグラフとも呼ばれ、最新のコンピュータ技術を用いて超高密度のインクジェットプリントで制作された複製原画です。

顔料インクを用いているため耐光性に優れ保存期間は100年から200年とも言われています。

すでに世界で認知された技術で、シルクスクリーンやリトグラフに替わって現在ではジグレー版画が主流になっています。

また、顔料インクを用いてデジタル出力する事により微妙な色彩の再現が可能で、より原画に近い表現が可能です。

そのために何度も作品を印刷して原画と版画の色あわせ作業を経て制作していきます。







今回初となるジクレー版画制作にあたり私自身も何度も微細な修正を重ねて監修作業に当たらせていただきました。

個人的にはこの作業が非常に面白かったです。

“原画を忠実に再現する”事に努めるというのは勿論なのですが、それ以上に大切だと感じたのは“版画作品としての完成を目指す”というところでした。







それぞれの原画は、当たり前ですが以前すでに完成された作品です。

しかしジクレー版画作品として再び制作される事により完成から未完の状態に戻ります。

そのためジクレー版画を制作するという事は、それ自体に二度目の完成が生じるという事です。







つまりその二度目の完成を一度目の完成時に戻すだけの作業をするというよりは、新しい作品としての完成を作り出す必要があるという事を今回のジクレー版画制作で学びました。







是非実物をご覧いただければと思います。



今回ご紹介させていただいたジクレー版画作品4点は好評発売中のアートコレクターズ6月号に掲載していただいております。

また、アートコレクターズ誌上頒布も勿論ですが、アートコレクターズWebページ上でもご購入いただけます。


↓タイトルをクリックしていただければwebページに移ります↓






「ミックスベリーパフェ」(額あり)

「ミックスベリーパフェ」(額なし)






「ブルーハワイ」(額あり)

「ブルーハワイ」(額なし)






「キングポップコーン」(額あり)

「キングポップコーン」(額なし)






「両棲の王」(額あり)

「両棲の王」(額なし)




誌面も勿論ですが、こちらのwebページも是非ご覧下さい。

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